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日本の知事に問う 有識者二〇〇人の診断―アンケート編
発言者:北川正恭、増田寛也 発行者:工藤 泰志 定価:¥ 864(税込) |
内容
日本の知事に今、何が問われているのか。この議論を開始したのは統一地方選が行われた今年三月のことである。かつて「改革の旗手」と言われた多くの知事がこの選挙で引退し、新しい知事が誕生している。この機会に、知事のアジェンダ(課題)を問い直したいと考えたのである。
これまで分権改革を主導してきた少なくない知事は不祥事でその座を追われ、これまでの分権改革自体が、国と地方のコップの中の争いと見なされ、その主役となるべき住民から浮き上がっている。(中略)
分権を求めるのであれば、地域が自立するために経営の意思を持つ新しいリーダーが必要である。その覚悟を今の知事に問うだけでなく、この議論から地方の自立や分権をめぐる生命力のある新しい議論を組み立てたいと考えた。
この議論を進めるために私たちは有識者二〇〇人に緊急のアンケートを行い、知事に問われるアジェンダを聞いている。そこで浮かび上がった知事の課題は経営であり、地域の経営者としての信頼を今の知事は得ていないことだった。
今号は、その分析結果に、かつて「改革派知事」といわれた二人の発言を加え公開したい。
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