「議論の力」で強い民主主義をつくり出す
2015 / 04 / 14
4月13日、非営利シンクタンク言論NPO(代表:工藤泰志)と中国国際出版集団(総裁:周明偉)が「東京-北京フォーラム」についてハイレベル事前協議を行いました。双方は協議を経て、「第11回東京-北京フォーラム」を10月下旬に北京で行うことを決定しました。
2005年に始まった「東京-北京フォーラム」は「次の10年」という新たなステージに入ります。昨年、両主催者団体が新たに合意した「次の10年」では、双方は歴史を踏まえるとともに、徹底した未来志向に基づき、民間対話を通じて、二国間関係で直面する困難の克服、両国間に存在する問題の解決を推し進め、両国関係の持続的かつ健全な発展という大局を維持する力を結集し、さらに双方の共通した努力を通じて、フォーラムをより強い影響力のある対話の舞台として機能させ、両国に健全な世論を形成することに貢献します。第11回フォーラムは、未来志向の目標に向けて堅実な第一歩を踏み出さなければなりません。
双方は「第11回 東京-北京フォーラム」のメインテーマと分科会の設置などの議題について合意しました。フォーラムのメインテーマは「日中関係を健全で長期的に発展させるために何が必要か」(副題:アジアの目指すべき未来と日中両国の役割)です。フォーラムは双方の「政治外交」、「経済・貿易」、「安全保障」、「メディア・文化」、「特別対話」などの分科会を設けます。主催側はフォーラムの最終日に「北京コンセンサス」を発表する予定です。このほか、双方は今年7月中旬に日中関係発展に関する世論調査を実施する予定です。
今回の事前協議の日中の出席者は以下のとおりです。
【日本側】明石康(元国連事務次長、国際文化会館理事長)、宮本雄二(元駐中国大使)、山口廣秀(日興リサーチセンター株式会社理事長)、工藤泰志(非営利シンクタンクの言論NPO代表)
【中国側】周明偉(中国国際出版集団総裁)、王剛毅(中国国際出版集団副総裁)、趙啓正(中国人民大学新聞学院院長、元全国政治協商会議外事委員会主任)、呉建民(元中国駐フランス大使)、徐啓新(中国日中関係史学会副会長兼秘書長)、張燕生(国家発展改革学術委員会秘書長)、李薇(中国社会科学院日本研究所所長)
今後、フォーラムの概要が固まり次第、両主催者のホームページなどにて随時ご報告させていただきます。どうぞご注目ください。
日本側
言論NPO担当:吉崎 洋夫
TEL:03−3548−0511
FAX:03−3548--0512
MAIL:forum@genron-npo.net
中国側
中国国際出版集団担当:朱 芳
TEL:68995830
FAX:68995833
MAIL:wwjxcc@126.com
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中)
また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。
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