民主主義を強くする

 世界では今、「自由」と「民主主義」という戦後の世界秩序を支えてきた規範が激しいチャレンジを受けています。今後の米大統領の行動や欧州での選挙結果によっては、リベラルな国際システムや多国間主義に基づく国際協調が大きな障害に直面するだけでなく、各国で民主主義自体が大きく揺れかねない状況にあります。
 こうした状況下で、民主主義を機能させていくためには、有権者や市民の力がより強いものにしていく必要があります。有権者は選挙で政治や政策を判断し、その評価を次の選挙で下す、そうしたサイクルが大切です。そうした緊張感ある有権者と政治の関係が日本の政治自体を、より強いものとするからです。
 一方で、この国には民意が反映しにくい選挙制度や、課題解決に挑めない政党の仕組み、国民に向かい合わない政党政治など数多くの障害、そしてメディアの役割もあります。こうした民主主義の立て付けやインフラ自体も点検すべき時期なのです。
 戦後、私たちは主体的に民主主義の強化に取り組んだことがあったのでしょうか。世界でポピュリズム的な政治が台頭する中、今こそ、民主主義を改めて考えるタイミングなのです。
 日本の民主主義を機能させるため、政治の仕組みやメディアが抱える問題点を議論し、解決策を模索していきます。同時に、こうした課題に関して市民一人ひとりが学び、考え、国民的な議論が巻き起こるような仕組みづくりを目指します。

→言論NPOに参加する

ただ今、言論中

政治家を自分たちの「代表だと思わない」との回答が「代表だと思う」を上回る等、 
国民の政治不信が顕著で、特に若い層にその傾向が高まっている

    -2019年第2回目の「日本の民主主義に関する世論調査結果」公表

 言論NPOは11月13日に記者会見を開催し、日本の民主主義の診断と立て直しに向けた作業を行うため9月に実施した世論調査の結果を公表しました。
 その結果、前回5~6月に実施した調査に比べ、政治に対する国民の信頼がさらに低下する結果となり、こうした政治不信の傾向は特に若い現役世代に特に目立っています。
 ⇒ 世論調査結果をみる / ⇒ 結果発表記者会見 報告

言論NPOは、なぜ今、民主主義の議論に取り組むのか

 私たちは、世界を代表する多くのシンクタンクと連携して、世論調査を行っています。そこで明らかになったことは、民主主義を取り巻く環境に様々な問題があるということでした。これは海外の現象にとどまらず、日本でも同じ傾向で、特に若い世代で、政治に対する不信が構造化してきています。
 そこで、私たちは、これから、日本の民主主義の様々なシステムを診断し、そして、それをどう立て直せばいいのか、改革案を提示するための作業を開始することにしました。                     ⇒代表・工藤の決意はこちら


日本の民主主義の制度について、点検作業を開始しています

a  言論NPOは、 東京大学大学院の内山融教授や北海道大学の吉田徹教授を中心に、市民の信頼を失い始めている代表制民主主義の仕組みを強く機能させるため、国会や選挙、政党のあり方を中心とした民主主義のシステム改革に取り組む必要性で一致し、議論を開始しています。これまでに3回実施した議論の模様を紹介します。

【第一弾】日本でも「代表制民主主義を機能させる改革」 に取り組む必要性で一致

 言論NPOは10月3日、日本の民主主義の改革に向けた提案に取り組むことを決定し、第1弾となる公開フォーラムを開催しました。  第一部では、言論NPOが今年7月に実施した「日本の民主主義に対する世論調査」の結果を踏まえ、日本の民主主義の診断を多方面から行いました。 ⇒ 報告をよむ
 それを受けた第二部では、日本の民主主義の状況や将来をどう見ているのか、自民党の山下氏に加え、国民民主党政調会長の泉健太氏、そして立憲民主党参院議員の牧山弘恵氏と意見交換しました。 ⇒ 報告をよむ

【第二弾】目指すべき日本の代表制民主主義の姿を明らかにし、「正統性」と「実効性」を軸に点検を進める

 言論NPOは10月4日、日本の民主主の改革に向けた提案を行うため、2回目の議論を実施しました。議論の中で、代表制民主主義の信頼を回復させるため、目指すべき日本の民主主義の姿を再考し、その診断を開始することを申し合わせました。   ⇒ 報告をよむ

【第三弾】日本は政治と有権者とのつながりを再構築するため、さらなる政治改革を始めるべき局面

 言論NPOは10月16日、日本の民主主義の改革に向けた提案を行うため、3回目の議論を実施しました。
 参加者の中で政党本位・政策本位の政治を目指した90年代以降の政治改革の評価では意見は分かれましたが、今が、政治と有権者とのつながりを再構築し、現実の課題に即したさらなる政治改革を進める局面、だという認識では一致しました。          ⇒ 報告をよむ

民主主義を強くするの最新記事

2019/11/16 [ 日本の民主主義を強くする民主主義改革 ]

民主主義診断の議論第4弾
代表制民主主義への不信と社会の分断は、日本とも無関係ではない各国共通の現象

⇒ この議論を動画でみる  言論NPOは、11月8日、日本の民主主義診断の第4弾...


過去の記事一覧

カテゴリー別に記事を読む

初めての方へ

「民主主義を強くする」の考え方、活動例

言論NPOは、日本の民主主義を機能させるため、政治の仕組みやメディアが抱える問題点を議論し、解決策を模索していきます。同時に、こうした課題に関して市民一人ひとりが学び、考え、国民的な議論が巻き起こるような仕組みづくりを目指しています。

また、日本の非営利組織が市民とのつながりを強化して、課題解決に自発的に取り組む市民の受け皿となることを目指し、体系的な基準のもとに優れたNPOを表彰する取り組みを行っています。

アクセスランキング

  1. 政治家を自分たちの「代表だと思わない」との回答が「代表だと思う」を上回る等、国民の政治不信が顕著で、特に若い層にその傾向が高まっている
  2. 言論NPOは、なぜ今、民主主義の議論に取り組むのか
  3. 日本は政治と有権者とのつながりを再構築するため、さらなる政治改革を始めるべき局面
  4. 目指すべき日本の代表制民主主義の姿を明らかにし、「正統性」と「実効性」を軸に点検を進める-代表・工藤と政治学者3氏が日本の民主統治の強化のための論点を整理
  5. 日本でも「代表制民主主義を機能させる改革」 に取り組む必要性で一致

言論NPOは多くの方のご支援や協力に支えられています

カテゴリー一覧

ソーシャルでつながる

言論ブックショップ

未来選択:マニフェスト評価専門サイト

東京-北京フォーラム公式サイト

エクセレントNPO


ページトップに戻る