日本の将来を提言する

 私たちが危惧するのは、日本の未来に向けて政治の世界で競争が起こっていないことです。 今後、日本では急速に少子高齢化が進み、人口減少が進んでいきます。一方で、高齢化に対応できる社会保障の全体像が描かれず、財政破綻すら指摘されています。東アジアに平和な環境を実現するための外交力も、問われています。課題の解決は待ったなしの状況で、残された時間も多くはありません。

24、14、16

 この数字は何か、皆さんはお分かりですか。
 2005年以降、言論NPOは政党のマニフェスト(公約)評価を行い、その結果を公表してきました。しかし、一定の評価基準に基づいた評価は毎回低下し、14年の衆議院選での主要政党の評価は100点満点で20点台に陥りました。政党が、将来に対する課題解決のプランや考えを有権者に提示できない。それが、今の日本の現実です。私たちは、こうした状況を本質的に変えなくては、と考えています。

⇒全文はこちら

ただ今、言論中

安倍政権の4年間の実績評価は2.7点(5点満点)
11分野60項目の評価全文を公表します


 言論NPOは安倍政権発足4年に伴い、政権が国民に対して約束した中心的な政策60項目について、4年間でどのような成果を出したのかを検証し「安倍政権4年の通信簿」として公表しました。
 その結果は、5点満点で2.7点となり、昨年の12月26日時点で行った安倍政権3年の評価結果(2.7点)と同水準でした。                    ⇒ 安倍政権4年の実績評価を振り返って

総論

 安倍政権の実績評価は今回で4回目となる。5点満点で2.7点の得点は昨年の3回目の評価とほぼ同じだが、評価する60項目で昨年と同じものは25項目に過ぎず、それぞれの項目が、状況の変化や参議院選挙の公約などを判断し、変更されている。
 私たちが2004年から行ってきた政権の実績評価では、2.7点という点数は、高得点だと判断できる。その要因として、第二次安倍政権が長期安定政権になり、首相自身が成果を意識して課題に取り組んでいることが挙げられる。
             評価政策数60 (評価全文を読む)

2.7
(昨年2.7点)
右

専門家23氏は安倍政権の4年間をどう見たのか

 今回の実績評価には、各分野の一線で活躍する40氏を超える専門家の方々にご協力いただいています。このうち22氏の方々から、安倍政権が打ち出した政策をどう見ているのか、座談会や、自身の評価とその理由に関するコメントを公開することの承諾をいただきました。言論NPOの評価結果と合わせてご覧ください。

⇒ 専門家23人のコメント一覧はこちら

「安倍政権4年の通信簿」各分野の評価結果はこちら

経済再生
成長率の目標値と、物価目標の達成は難しいと判断
正規・非正規の格差是正に動いたことは評価できるが、雇用市場の全体的なビジョンを示すべき
             評価政策数14 (評価全文を読む)
2.7
(昨年2.8点)
下
財政再建
財政再建計画は不十分で2020年のPB目標達成の道のりは描けていない
             評価政策数3 (評価全文を読む)
2.7
(昨年2.25点)
上
社会保障
マクロ経済スライドを発動せず、将来世代の年金の持続性に疑問。
国保の保険者変更や病床削減についても国民への説明不足
             評価政策数7 (評価全文を読む)
2.4
(昨年2.25点)
上
外交・安保
積極的な攻めの外交や日米関係の深化、周辺国との関係改善で評価上げる。
平和安全法制は運用段階に入ったが、依然として「あらゆる事態に切れ目のない対応が可能な体制」は構築されていない
             評価政策数8 (評価全文を読む)
3.3
(昨年3.6点)
下
エネルギー・環境
電源構成は示したが、再エネは力不足。化石燃料依存は世界の潮流に逆行
             評価政策数4 (評価全文を読む)
2.5
(昨年2.2点)
 上
地方再生

統治機構改革には消極的で、目指すべき改革像が見えない
地方版総合戦略計画をつくり、自治体自身が戦略づくりに着手
             評価政策数4 (評価全文を読む)

2.5
(昨年2.4点)
 上
復興・防災
復興財源は確保したが、生活基盤確保のためのきめ細かな対応は不十分
福島原発は、国が前面に立って責任を果たしているとはいえない
             評価政策数5 (評価全文を読む)
2.4
(昨年2.3点)
 上
教育
教育予算確保、幼児教育無償化は進展はあったが、財源のめどが立たず 
大学改革は既存制度との関連が不明確で、大学側の理解も進んでいない
             評価政策数6 (評価全文を読む)
2.8
(昨年2.8点)
右
農林水産
農協改革や農業の産業化に動いたが、減反後の農政のビジョンが見えない
             評価政策数5 (評価全文を読む)
2.4
(昨年2.6点)
 下
政治・行政改革
統治機構の改革に消極的で公約後退、行政改革も不徹底
             評価政策数3 (評価全文を読む)
2.7
(昨2.7点)
 右
憲法改正
改正原案の作成に着手したものの、現時点で憲法改正の見通しで説明不足
             評価政策数1 (評価全文を読む)
2.0
(昨年2.0点)
右
⇒ 本評価結果は毎日新聞にも掲載されています



⇒有識者208人がみた安倍政権4年
安倍首相の「首相としての資質」への評価は5点満点で平均2.9点

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財政破綻の回避や急速な少子高齢化への対応といった日本が直面する課題に対して、今の政治は本質的な解決策から逃げている状況です。言論NPOは、政治家を選ぶ有権者の側が、この国の未来に対する当事者意識を備えなければいけないという考えのもと、政権や政党の政策が課題に向かい合うものになっているかどうかを定期的に評価し、有権者に判断材料を提供しています。

また、日本の将来像を見据えた政策を有権者の立場に立って議論し、政治に提案する取り組みの実現を目指しています。

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