第6回エクセレントNPO大賞
受賞者協賛企業インタビュー

2019年1月23日

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変化が激しいエイズ孤児支援の分野で、 自分たちが取り組むべき課題を常に問い直してきた

「第6回エクセレントNPO大賞」 
課題解決力賞 受賞

門田瑠衣子氏
(NPO法人エイズ孤児支援NGO・PLAS 代表理事)

聞き手:田中弥生氏
(「エクセレントNPO大賞」審査委員、大学改革支援・学位授与機構特任教授)


田中:「第6回エクセレントNPO大賞」課題解決力賞を受賞された「エイズ孤児支援NGO・LAS」です。このたびは大変おめでとうございます。

門田:ありがとうございます。

田中:何度か応募してくださっていましたよね。

門田:確か2、3度くらいは応募していると思います。

田中:素晴らしい。そもそもなぜ、ご応募されようと思ったのですか。

門田:一つは、応募書類を作るプロセスの中で、自分たちを見つめ直すすごくいい機会になるのかなということがありました。もちろん、それで受賞できたら支援者の方が喜ぶとか、あと、新たにPLASを知ってくださる方も増えるのかな、と期待していました。

田中:今日のご挨拶でも、「今、社会の変化が激しく、制度も変わり、経済的な状況も変わり、政治も変わり、そんな中で常に課題を洗い直していないといけない」とおっしゃっていましたが、これをもう少し具体的に教えていただけますか。


「国際機関や行政による支援と、
自らの活動は何が違うのか」という視点

門田:私たちが取り組む課題はエイズ孤児の課題なので、まずエイズの問題がその根幹にあって、そこからエイズ孤児の問題が起こっているのですが、エイズの問題は、この10年くらいで本当に変わってきているのですよね。医療が発達していることもそうですが、あと、社会制度の中で、無償でHIVの治療薬を手にできる人たちも増えてきて、そういう中で、本当に必要な支援とはどういうものなのか、常に問われてきたと思います。

 国際機関とか行政がやっていく支援を同じことをやっても仕方ないので、例えば、私たちがやってきた領域に少しずつそういうアクターが入ってきたときに、それはもう手放して、より困っている人たちにどうやったらサービスを提供できるか、とか、何が必要なのか、とうのは、ずっと問い続けてきています。

田中:でも、そういう視点があるからこそ、イノベーションが生まれるのですよね。エクセレント基準の中で、ドラッカーは「イノベーションはいろいろなところのギャップから生まれる」と言っているので、その姿勢はとても重要だと思います。 今後のご予定は、どんなことをお考えになっていますか。

門田:今年でいうと、新たに500人の子供たちに支援を届けていきたいという目標を持っていまして、そのために邁進しているところです。

田中:本当におめでとうございました。これからのご発展をお祈りしています。

門田:ありがとうございました。

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