目先の課題にとらわれず、じっくり考えることも必要
今井義典(日本放送協会副会長)
工藤: 2011年日本に何が問われていて、言論NPOに何が期待されているか。本当に一言でいいんです。
今井: 難しいですね。やっぱりね、凄く目先に課題がいっぱいあるから、慌ててあれもこれもという感じがすると思うんですよ。だから逆に、じっくり、それこそ座禅でも組んで、
工藤: 考えなきゃいけない。
今井: じっくり考える方が、大事なのかなと。大きな構図は変わらない。だって、中国だって、日本は中国の隣から引っ越しすることもできなければ、アメリカと一緒にやっていかなければいけない。政治だって、この中でみんなが知恵を出してやっていかざるを得ないので、人口が減るとか、お金がないとか既定の事実だから、慌てふためかないで、じっくり考えることが大事じゃないかなと、他人事のようにいいますけど。宝所在近。
工藤: 確かに、今原理的なこととか基本的に今まで議論してこなかったことを考える時期かもしれませんね。自由とか民主主義とか。
今井: 本当ですね。
工藤: そういうことがどうなのと。
今井: お手伝いできる時がきましたら、ぜひ。
工藤: よろしくお願いします。ありがとうございました。