溝口善兵衛(前・国際金融情報センター理事長、元・財務省財務官)
みぞぐち・ぜんべい
1968年東京大学経済学部卒業、大蔵省入省。77年から80年在西独大使館書記官。80年主計局主査、大臣官房企画官、銀行局企画官、85年世界銀行理事代理。89年国際金融局開発政策課長、国際金融局総務課長、93年副財務官。94年在米国大使館公使。主計局次長、総務審議官、官房長、国際局長を経て、2003年財務官就任。04年より国際金融情報センター理事長。06年退任。
財務省で財務官などをやっておりまして、その後、国際金融情報センターで理事長をやっており、その間、私も工藤さんのやっておられる言論NPOが日本の窓口になってやられた北京・東京フォーラム、あるいは東京・北京フォーラムに参加することができまして、大いに勉強したわけです。
第1回目が北京で開かれたわけですが、そのときは国内では衆議院選挙がございまして、政治の方々がほとんど出られないということで、工藤さんから私に政治の部の座長をやってくれというお話があって、私も長年中央官庁におりましたが、日中の政治の話ということは余り勉強したことがございませんでした。それを機会に随分本を読んで、大変勉強になりました。
それから2回目はことし、東京で開かれたわけでございます。そのときも参加させていただきまして、2回の参加を通じて感じることは、この言論NPOの組織力、それから工藤さんの幅広い人脈、そういうものがこの会を成功させてきていると感じております。
この北京・東京フォーラムは10年やるということになっておりまして、2年たったばかりですから、まだ8年です。ここにおられる方々も奮ってご参加いただいて、日中の問題について考えていただくというよい機会だと思います。
私も日中の勉強をして、戦前の話は余り勉強したことがなかったのですが、いろいろ本を読んでみて、日中を勉強するということは結局、日本を勉強することだということがわかって、そういう意味で新しい目が開けたような気がしているわけです。
そういうことで、皆様もこの言論NPOの活動の中の日中の対話、これにもよろしくご協力のほどをお願い申し上げまして、簡単でございますが、私のお話とさせていただきます。
財務省で財務官などをやっておりまして、その後、国際金融情報センターで理事長をやっており、その間、私も工藤さんのやっておられる言論NPOが日本の窓口になってやられた北京・東京フォーラム、あるいは東京・北京フォーラムに参加することができまして、大いに勉強した