言論NPOについて / 発言者:白石隆氏

2006年12月28日

008shiraishi.jpg白石隆(政策研究大学院大学 副学長)
しらいし・たかし
profile
1950年生まれ。72年東京大学卒業。同大学修士号取得。コーネル大学哲学博士。東京大学教養学部助教授、コーネル大学助教授、教授を経て、京都大学東南アジア研究センター教授兼経済産業研究所ファカルティフェロー。2005年より現職。

実は私は5年ではなくて、まだ2年ぐらいのおつき合いなのですが、最初は北京に行かないかということで、軽くおつき合いしましたら、その後あっという間に引っ張り込まれたという、多分、多くの人と同じ経験を持った人間の1人であると思います。

ただ、この2年間を振り返ってみると、特にことしの8月の東京・北京フォーラムは、私は歴史に残るような非常に重要なフォーラムであったと考えております。多くの人たちが、私も含めて、小泉政権時代の後半には、日中関係について非常に心配しておりましたが、実は私は8月のフォーラム以来、恐らく今の安倍政権になれば日中関係は急速に好転するだろうと楽観するようになっておりました。やはり、その転機になったものが東京・北京フォーラムだったと思います。

その意味で、私はそのフォーラムが、ちょうど大きなホームランを打ったような状態になっているのが今だと思いますが、この後、やはり次々とホームランを打つことは大変なので、ぜひこつこつヒットをどんどん出していけるような、そういう活動を皆様と一緒にやっていければと期待しております。

もちろんその中心には工藤さんがいて、工藤さんの人柄と馬力がないとなかなか進みませんが、ぜひ皆様と一緒になって言論NPOの活動を支えていきたいと思います。

 実は私は5年ではなくて、まだ2年ぐらいのおつき合いなのですが、最初は北京に行かないかということで、軽くおつき合いしましたら、その後あっという間に引っ張り込まれたという、多分、多くの人と同じ経験を持った人間の1人であると思います。