【対談】小泉政権の構造改革は成功するか

2001年8月04日

feldman_r020710.jpgロバート・フェルドマン (モルガンスタンレー証券調査部長・チーフエコノミスト)
Robert Alan Feldman

1953年生まれ。イェール大卒、MITでPh.D.取得(経済学)。NY連銀、IMF勤務など経て現職。著書に「日本の衰弱」「日本の再起」。 Institutional Investor誌「The All-Asia Research Team Poll」で第1位 を獲得。

saji_n010900.jpg佐治信行 (みずほ証券チーフエコノミスト)
さじ・のぶゆき

1958年生まれ。関西学院大学法学部卒。日興リサーチセンター投資戦略部長など経て現職。著書に『「景気循環」で読む日本経済』(共著)。 Institutinal Invester誌、The All-Asia Research Team Ranking、エコノミスト部門第2位。

要約

経済が悪化するなかでの構造改革、この難しい課題を小泉政権はどう乗り越えようとしているのか。そのための戦略は描けているのか。あるいは、旧態依然の勢力を抑えられず、改革は腰砕けに終わってしまうのか。2人の人気エコノミストが、小泉改革の行方について議論を戦わせた。

主な論点は以下のとおり。

1. 日本の経済停滞の要因
2. 骨太の方針をどう評価するのか
3. 小泉改革は橋本改革の二の舞になるのか
4. 不良債権対策は後退したのか
5. 金融システム改革は民間の自主性で実現できるのか
6. 小泉改革に戦略は描かれているのか
7. 景気対策必要論をどう見るか
8. 参院選後に経済危機は起こるか
9. 小泉改革はサッチャー型かゴルバチョフ型か。


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 経済が悪化するなかでの構造改革、この難しい課題を小泉政権はどう乗り越えようとしているのか。そのための戦略は描けているのか。あるいは、旧態依然の勢力を抑えられず、改革は腰砕けに終わってしまうのか。2人の人気エコノミストが、小泉改革の行方について議論を戦わせた。