日本が「右傾化」していると思いますか。また、その理由をお聞かせください。

2013年3月22日

、日本が「右傾化」していると思いますか


『日本は「右傾化」していると思う』と回答した人の理由

○「右傾化ではなく反中」ではないかという話もあるが、憲法改正や国防軍創設は、もっと以前から安倍氏はやりたかったのであり、それを現在ようやく実現しようとしている。 いま日本では「強い日本を創る」というのがはやっているが、明らかに国家主義が前面に出始めている。
○日本の社会保障制度や教育制度、市場活動など全般を見渡すと、経済も成熟期に達して豊かな世の中になっていることから、確かに弱者救済主義、広くあまねく公平にという理念からは徐々に競争、勝ち組と負け組に選別される貧富の差の拡大、中級階級意識の浸透が進んでいると感じる。このような意識の変化が、海外メディアなどからも、日本国民が家族の団結や国力の増強、強い経済力といったものを求めている、文化やスポーツの分野においても同様の傾向があると思う。政治にもその動きを期待しているとも映るのだと思う。その意味で、政権が民主党であれ、自民党であれ「右傾化」は、高度成長期以降、進んでいるものと考える。
○憲法改正、自衛隊の活動範囲の拡大、道徳教育、それらの動きのすべて自由主義、民主主義、平和主義に逆らい、偏狭な民族主義を指向しています。
○メディアが直接的ではないが、韓国・中国のネガティブキャンペーンをやっているとしか思えない報道が続いている。国政への不満をナショナリズム高揚でぼやかしているのでは?
○首相が堂々と憲法改正を発言している。TPP等、アメリカの意向に従い動いている。
○極右的なアジェンダを掲げて当選した安倍政権が国民の圧倒的支持を受けているということは、まさに日本が右傾化しているということだと思う。
○既に昨年後半ぐらいから、交通機関や飲食店での雑談等で、領土問題等を中心に、右傾化を思わせるような発言を多く耳にするようになったと感じている。
○安倍首相の言動のすべてにおいて現れていると思う。憲法改正草案しかり、予算案しかり。特に97条のこと、自衛隊予算の膨張のことなど。
○政治的権力を握ったものが体制を支配するのは自明のこと。その意味で安倍政権の意図を受けて、社会的に右傾している。
○右傾化を定義することは難しい。アンケートにはどのような意味で右傾化であるとの前提に立って質問項目を設定しているのか不明であるので、本来はこの質問自体が意味をなさないとおもわれる。ウイキペディアの定義によれば、「右傾とは、元々左翼○中道派だったものが保守的、反共的、国粋主義的になったり、元来から右翼的であったものが一層右翼的傾向を強めること」と説明されている。この意味に解釈すれば確かに自民党は一層右翼的な傾向をましていると見える。
○中国、韓国、ロシアとの領土問題の報道で右傾化を煽るような報道が目立っている。また、自民党の自衛隊を国防軍に変質させる主張も右傾化を感じさせる。
○前回総選挙で、いわゆる左翼的思想を持つ政党が殆ど支持を得られず、逆に、現憲法を「押し付けられたもの」だとする勢力が、多くの票を得た。「右傾化」の定義にもよるが、全体的に、戦後50年の歴史の時代に比し、対外協調的な議論が「弱腰」と決めつけられる風潮、前大戦を反省することが「自虐的」であるとする風潮が強まっているように感じられる。
○インターネットで見る投稿文等の表現を見ると、顕著に感じる。
○かつてはタカ派と呼ばれて、保守派の中でも非主流であった主張が、何か新しい希望を持ったものとして語られるようになっている。
○前の戦争(1937-1945)についての否定的な認識・解釈を覆そうという人たちが、ネット世論や政治家の間でじわりと増えている。
○周囲の人たちの言動が、自国の利益を中心に回っていること、異質なものへの排斥や排除とセットで語られるところに右傾化を感じる。
○「日本維新の会」の誕生。
○総選挙における憲法改正、集団的自衛権、官房長談話の見直し、国防軍などを表明していた安倍自民党の圧勝、外交・国防に関しては自民党より右に位置する日本維新の会の躍進。次の参議院選挙では自民の対抗場が維新と民主党保守派の連合体になりかねない状況。
○意識しての「右」なのか無自覚の「右」なのかは分析が必要であろうが、先の総選挙でかつての「自民党最右翼」である「維新の会」がそれなりの議席を獲得したことは 象徴的だと思います。
○1.「国際化」とは「国家の消滅化」である。2.これに対し、国は自国民に国家を意識させる為、下記の様な対応を講ぜざるを得ない。①愛国教育/愛国ムードの醸成 (⇒これが右傾化に繋がる)②対外強硬姿勢 (⇒紛争、戦争)3.国際化を目指す日本も右傾化の道は避けられない。
○歴史の捏造(南京大虐殺は全くなかった、従軍慰安婦は日本軍とは何の関係もないなど)を目指す人々の言説が力を得始めているように思えるから。安倍首相を盲目的に持ち上げる「ネット右翼」の存在も気になる。相手の言い分を聞こうとせず、一方的に自分あるいは一部に流布している「正義」(しかも誤解に基づく)を主張し、押しつけようとする風潮が増している。そこには、議論もなければ、相互理解への意思もない。問答無用的な空気が右傾化の孵卵器になっている。
○安倍氏の登場以降、それまでは「禁忌」と言わないまでも、公的場面でためらわれていた憲法改正とそれにまつわる多くの表示があからさまになされるようになった。潜在していた"草の根の排外的ナショナリズム"が竹島・尖閣問題を強力な栄養素にして燃え上がり、「年来の安倍イズム」との相乗効果を高めている、と痛感する。
○内政の停滞を対外的な問題ですり替え求心力を保とうとしている。この傾向は自民のみならず維新の会は勿論の事、民主党でも感じられる。しっかりした国内展望なくして外交もあり得ない。内政、外政、共にポピュリズムに阿る姿勢が政治、マスメディア共に共通した傾向である。
○防衛庁が防衛省になった頃から「右傾化」してきたなと感じています。「国防軍」と言い始めたり、武器輸出三原則もなんとなくないがしろになっています。竹島、尖閣などの問題は平和的に解決するしかないが、「ナショナリズム高陽の絶好の機会」にされているような気がしてならない。
○武器輸出3原則がなし崩し的に反故にされようとしていることに危機感を感じる。
○軍備の増強。武器の輸出が容認されてきている。
○「左」が軽くなれば「右」が重くなるのは自然だ。
○日本の長い自民党政権の間に、戦後の民主主義教育をなんとか保守的、国粋的教育に戻そうとした自民党教育族の成果が文部省を通して実現した結果、若い選挙民が保守化したため。
○自民党の憲法改正草案をみました。あのようなもの出てくるのは、右傾化の一つの現れとみています。
○憲法改正、国防軍構想、外交交渉、第2次世界大戦時の歴史認識などの動きから、明らかに右傾化の道をたどっていると感ずる。
○中国が尖閣 韓国が竹島 と強行に主張するなら 自然にそうなる。
○議席もメディアの論調においてもリベラル・左派が"夢想的"と批判され退潮する一方で、右派ばかりが持て囃されている。
○自民、維新の衆院選での勝利
○中国、韓国など周辺国の対日assertivenessに刺激され、また日本の相対的国力への不安を背景に右寄りの主張に傾く傾向あり。他方、日本の経済力再生の兆し、日米関係再構築、米国が東アジアにおける緊張緩和を本気で望んでいることが益々明確になってきていること、そして中国との関係についても全人代後にお互いの利益のため関係改善の方向に向かうと考えることなどから、右傾化傾向は徐々に修正されると思う。
○憲法改正、自力で国防を担うべき、などの意見が以前より増えている。そう思う事自体に対しては理解するし、どちらかというと賛成。しかし、安全保障に関して、日本が方針を変えるにあたり、そのやり方については、たいへん危惧している。誤解されるようなことをするとたいへん危険。10年とかの長い期間をかけて、まずは、国内でしっかり議論してから、行動すべき。行動に際しては、世界から誤解を招くようなことは、絶対に避けるべき。
○尖閣問題が表面化したのち、武力衝突もやむなしというタカ派的論調を、評論雑誌で目にする回数が格段に増えた。一般社会のいわゆる平均に属する人たちの間では、対東アジア関係においての方針も含め、以前と雰囲気的なものに変わりはないが、いわゆる言論人、あるいはメディアの間だけで先鋭化した論調を目にする機会が増えている。
○憲法改正による9条の規定の変更、国防軍の設置、従軍慰安婦問題などの歴史認識など。
○日本の国力が落ちてきた。
○(1)普遍的価値よりも民族的アイデンティティーを重視する傾向がみられる。(2)排外主義的な団体の活動、社会に広がる外国嫌い。(3)憲法改正においては「権力の制約」より国民の「権利主張の制約」が重視されていること。(4)ヘイトスピーチなどの暴力的言説が野放しにされている。
○安倍政権に対する世論調査の支持率が高止まりであるから。
○情緒に流れやすい世論動向。特にメディアが右傾化を進めているのでは。
○離れつつある米国の関心を引き戻すために憲法を変え、軍事力、武器輸出等をなし崩しにタガを外す親米政権。この様な現状を見れば仮想敵国がどこであるかは明らかであり、また、武器が米国経由で中東やアフリカ等の親米国に回れば、日本も当然の事ながら広くアラブ諸国などからも反目されよう。
○麻生政権の頃から左傾化しはじめ、民主党鳩山・菅政権で相当左傾化した反動で、野田政権から右傾化が始まり、安部政権で相当に右傾化が進行していると強く感じる。そのひとつが、市民社会というキーワードが消え、「国」、「強い日本」というキーワードの 多用である。
○戦争認識問題への後退、平和憲法改正の動き、軍事力強化傾向など。
○国民全体がどんなに右傾化しているか分かりませんが、国会が右傾化しているのは間違いありません。それは選挙の結果ですが、有権者の思いを正確に反映しているかどうか分かりません。
○不景気だから。しかもその不景気の一因が、近隣諸国の隆盛にあるから。なので右傾化は、当然。
○マスコミの取り上げ方、政治家の発言、彼らの教育界への悪しき介入など、枚挙のいとまがない。
○戦争責任を否定する言動や自国中心の史観や隣国を敵視、差別する言動が増えている。
○北朝鮮の核実験を理由として、朝鮮学校に対し不利益な取扱いをする(神奈川における朝鮮学校への補助の打ち切り)等、近隣諸国に対する強硬姿勢を望む世論に迎合した政治、行政の動きが見えつつある点。
○保守系の学者、評論家、ジャーナリストなどが90年代以降、右傾化を煽って来た。いわゆるネトウヨの存在。最近では主流メディアもこうした雰囲気に迎合している。
○憲法改悪、国防軍、原発推進、国民ナンバー制、経済至上。
○お粗末きわまった民主党政権の影響からか、全体が右傾化とは思わないが大手マスコミ、テレビの報道が右傾化を誘導しているように思えてならない。また、中国、韓国国内の様子等も必要以上の右傾化を煽っているのだと思う。大手新聞、テレビ等報道機関の冷静普遍的な報道を望みます。
○現安倍内閣の政策や発言をみてそう感じる。憲法改正に向けての96条改正提起、武器輸出三原則の実質的破棄、防衛予算の増額、自衛隊の軍隊化、海上保安庁の増員、教育再生実行会議での議論、マイナンバー制度の閣議決定、朝鮮学校に対する無償化外しなど。
○憲法の改悪、自衛隊の国軍化をはじめ武器輸出三原則の放棄など随所に現れていると思います。
○先の総選挙で憲法改正手続きや国防軍創設など、具体的に踏み込んだ公約を掲げた自民党が有権者に拒否されず政権復帰を果たしたこと。尖閣諸島や竹島問題、核実験で中国、韓国、北朝鮮に対する強硬意見が支持されている。


『今は「右傾化」していないが、今後「右傾化」する可能性がある』と回答した人の理由

○参議院議員選挙後、自民党が安定多数をとると、「憲法改正論議」が活発になる。また、 中国、韓国との領土問題で、国民世論が沸騰するようなことになると、政府が冷静な対応ができなくなり、民族主義的な方針を取らざるをえなくなる可能性がある。
○中国や台湾との尖閣列島を巡る領土問題の顕在化を機に、国内のネット等で過激な論調が一段と目立つようになった。安倍首相及び旧太陽の党メンバーを中心とした「維新の会」傘下の国会議員等が、それらの一部世論を味方に付け、懸案の憲法改悪や自衛隊の「軍隊化」を実現させることが考えられる。
○国民のマジョリティが右傾化への積極的な意思を持っているとは思わないが、政権の中心にそのような考えを持ち、前回首相であったときに右寄りの施策を進めた実績のある人物がついたこと。また、それが今の政治の中で許容されていること。過去の失敗に基づく右傾化への抵抗感が若い世代を中心に薄れていること。中国、韓国等アジア諸国が発言力を強めるに従い、これまで以上に日本に対する対応も強硬になる場面も考えられる。
○安倍政権がまずは慎重に出航しているのは見て取れる。しかし、かねてからの安倍氏の主張には「右傾化」を心配させる材料がいくつもある。選択肢として3番目とどちらにすべきか迷ったが、安倍氏個人のナショナリスティックな側面が懸念されるだけでなく、東アジアの情勢がかつてない緊張をはらんだ中での安倍政権誕生であることを指摘しなければならない。中国、韓国の新政権発足とも重なり、いずれの国も相手に弱みを見せない、国民から弱腰と非難されないスタンスが基調にならざるを得ないという悪条件がある。尖閣、竹島の領土問題も歴史問題も、安倍政権だけでなく習政権、朴政権の出方によって暴発しかねない要素をはらんでいる。
○自民党が参院選にも勝つと、行動に歯止めがなくなるおそれがある。
○昭和10年代以降の戦争の時代を体験したものとして不安です。維新の会などにも幕末の維新ではなく、昭和維新といった226事件のころの思想に共通するもがあるように感じます。
○先の総選挙で自公が圧勝し維新の会が第3党の勢力を占めた。夏の参院選を終えれば、タガがはずれたように右寄り政策が進む可能性がある。
○最初に「右傾化」という言葉にはやや違和感はある。この時代になって、「右派」か「左派」、「改革」か「保守」という単純な区分けは困難と考えている。しかし、ここでは従来区分けで回答する。①元都知事の石原氏が尖閣諸島の購入計画に端を発し、国が国有化せざるを得なくなり国有化した。②前回安倍内閣時、憲法改正手続法が強行採決で成立された。
○領土問題(尖閣、竹島)への毅然たる態度を求める世論は強まっているが、それは李大統領の竹島上陸や中国船の領海侵犯などへのリアクションであり、それをもって右傾化というのは適切ではない。安倍氏の選挙前、選挙活動時の言動は「右傾化」していたと言えるが、自民党の勝利は、その主張への支持とは別の要因(民主党への失望)によってもたらされたもの。 ただし、近隣諸国との摩擦が継続し、苛立ちが募っていくと、比較的冷静であった人たちの間にさえ、溜飲を下げてくれる「右傾化した言動」への共感が広まっていく恐れがある。
○メディアの論調から「極右化」という見方に端的になるのは、あまり好ましくない。しかしながら、現在上がっているイスラエルへの武装化への肯定的な行動には、今後「極右化」が肥大する非常に危険性をはらんでいると思う。
○1.昨年末の総選挙で、自民党は得票数で47%であったが、議席数で過半数を取ったことで、憲法改正の方向付けを出した。他方、社民党を始めとした戦争放棄の憲法9条を守ろうとする政党の得票数、議員数の減少で、武力で国防をする方向への流れが強まったと考えられる。2.中国、韓国、ロシアとの、島の領有権問題の顕在化で、国民の間にも、戦後続いた平和憲法の基で、諸国民との話し合いで国の安全が守れるかどうか分からないという考えが強くなってきたと思う。
○自民党政権になり、憲法改正や、対中国強硬論が勢いを増しています。 かつての自民党政権の時代とは異なり、バランスの取れた論議がなされない状況に危惧を覚えています。 また、メディアでも落ち着いた論調が少なくなっており、それらも背景にした国民の中のナショナリズムや排外主義の広がりが非常に気になります。
○原発事後の際に出た「想定外」という言葉が、国家安全保障の場面にも出てきている。領土問題・北朝鮮問題等により、万が一の事態が起こりえるかもしれないということがリアルになってきて、その対策の為に右傾化が今後進行する可能性が高い。
○安倍政権は、力強いリーダーシップを求める国民の声から生まれた政権だと思います。ただ、一説では、安倍政権の再選の背景には、アメリカの意図が絡んでいるとも言われています。安倍首相のリーダーシップにアメリカが目をつけ、「これなら操りやすい」と意図的に再選させたという事です。書籍で取り上げられているような陰謀論は、基本的に正しいというのが私の意見です。今はアベノミクスなどとマスコミから持ち上げられ、支持率も高い値を維持していますが、これを良い事にアメリカ追従政策に走り、戦争の道へと進まない(また、TPP参加により、これ以上日本に不利益を被らせない)事を願っています。アベノミクスは、一時的に経済が舞い上がっている状態です。これが何かの拍子に崩れた時、多大な被害を受けるのはおそらく社会的弱者です。また、日本国民一人ひとりが、もっと自国の政治や国際情勢に関心を持つべきだと思います。
○そもそも現状の右傾化とはなんですか?私の受け止め方は、日本が本来の国家としてあるべき姿を意識し始めただけのことだと思っています。憲法の問題もそうですが、日本という国家の根っこを踏みつぶしたようなものを押し付けられたまま、経済的繁栄だけにしがみついてきたこと自体がおかしいとかねてから思っていました(9条に限りません)。 問題は、国民一人ひとりが、本当の意味で国家のあるべき姿を真摯に考えているかどうかが疑わしいことです。北朝鮮の核実験やミサイル発射などによる発言権の獲得と見える状況に対して、町の普通のおばさん達まで「核を持て!」といい始めている現状にはいささかの危惧を感じます。物事の本質を見極め、進むべく方向を間違えなければよいと思っています。
○法律の改正により、自衛隊の活動の自由度が増すことになることが予想されるから。
○様々な審議会、立法、言動、教育等これからの方向性がいままでと明らかに違ってきています。戦後、平和だったわが国が外国から指摘されなければ気がつかないとは。国中が特にマスコミがもっと注意して国民に啓蒙してほしいと思います。また憲法改定の動きは少しずつ動いています。
○経済が思うように改善せず、国民に不満が高まっていく可能性が高い。その不満を利用して、排外的、国粋的な方向に誘導しようとする、既存権力の強化をたくらむ動きが高まると考える。そのような勢力のアジテータというか広告塔である安倍氏が、いずれは、民族主義重視/憲法改正/アジア蔑視/戦争賛美/思想統制な言動を強めていくことが予想される。
○ネット文化的な所から発した国際的風潮に釣られているとみている。日本によらずネチズンによる世界的な流れになっている為にそれに流されているようにみる。また、周辺諸国がかなり右傾化した国家になっており、それに黙っている訳にはいかないという対応というのも考えられる。
○尖閣諸島、竹島問題等、領土問題が先鋭化している。自国の領土は自分で守るとすれば軍隊が必要という総理の発言は支持を得ている。また、憲法改正をタブー視しない政党が先の衆議院選挙で多くの議席を得ている。更に、自民党幹事長も総理と同じ考えであり、右傾化(ナショナリズム化)は、今後、進むと思われる。
○参院選で自民が勝てば、安倍カラーが強くて出てくる可能性がある。
○マスメディアが権力に迎合して、監視能力を発揮していない。
○安倍首相を取り巻く政権を奪還した自民党幹部、ならびに石原氏を中心とした日本維新の会の言動から、明らかに右傾化が読んで取れると思う。
○中国、北朝鮮の軍備拡充の動き、米国の財政状況から軍事費の削減の流れの先行きを考慮すると、いつまでも一方的に国防の米国頼りを続けることは難しいと考えられる。特に米国との関係では相互協力体制に進まざるを得ないと考えます。
○レベルの低い外交や、国内の問題をごまかす典型が「海外に目を向けさせ、仮想敵国を作る事」なのは、日本に限らずこれまで世界の為政者が行ってきた常道。この方法が続くと、日本に限らずどの国でも結局右傾化するから。
○表現で思います。これまで使用されていた表現が変わること。例えば 憲法改正、国防軍、尖閣問題での発言、竹島問題等。
○1.参議院議員選挙で自民党が単独過半数を占めた場合、これまでの安倍総理の発言、与党内部の反対論の弱体化、野党全体の弱体化からして、日本の進路が右傾化する可能性が大きい。2.その傾向は、憲法改正、天皇の元首化、9条2項の廃止、集団的自衛権の容認、自衛隊の国防軍への転換等の方針に現れている。3.これまでも各種審議会委員の人選基準に現れている。
○経済の停滞、政治の混迷が続き、行政の怠慢が続く中で閉塞感が強いです。物事をスパッと解決(救世主)を求める気持ちが強いほど歯切れのよい勇ましい言動に流されます。右からの歯切れ・勇ましさが強く、左は論理的形成が遅れており歯切れを欠いています。この時代、複雑さを増すばかりの中では、都合の良い"歯切れ"が無いにも関わらず"歯切れ"よさを求める、自信のなさによるのでしょう。このままでは右傾化が主流になります。イタリアではベルルスコーニ元首相やグリッロ氏のポピュリズムに結びついた右翼化が進んでいます。所謂、リベラルの退潮が世界的に進んでいます。グローバル=リベラルではありませんが、グローバルに疲れた人にとってその反対が受入れやすいのでしょう。
○尖閣を国有化した程度では右傾化とは言えない。しかし、閉塞感を感じるエネルギーが、国家ナショナリズムを助長した事例は過去の世界史に何度となく存在しており、安倍総理、石原慎太郎氏、橋元徹氏などの政治家がリードして、閉塞感を感じている国民の国家ナショナリズムを今後扇動していく可能性は考えられると思う。
○参議院選挙まで、自民党は国民を欺くと思うから。
○安倍政権の憲法改正とか、強気な言動が心配です。参議院選挙まではおとなしくしていると思っていたが、段々そうでもなくなってきているように思う。野党も力が無く、戦争を知らない人たちが多くなってきていること、中国・韓国との歴史の問題、近頃の中国の尖閣への領海侵犯などで、強く出なくてはいけないという風潮が強くなっているように思います。凄く心配です。もっと声を出していかなくてはいけないのではとも思います。
○参議院選挙を控え、今は目立った行動を起こしていないが、道徳の教科化や憲法9条の改正など、参議院選挙の結果次第では急速に右傾化する可能性がある。
○安倍政権はもともとの主張は右派であるが、責任ある立場になり、また、夏に選挙を控えていることもあり、今は大きな批判を受ける可能性のあるようなことには慎重姿勢をとっていると思えるから。
○一部の政治家とネットユーザーが主張しているだけで、メインストリームの声ではない。ただし、もし何か危機が起きればこういった声に流される危険はある。


『「右傾化」はしていないが、安倍氏の言動に海外メディアが反応するのは理解できる』と回答した方の理由

○右、左というカテゴリー分け自体は、時代遅れと思うが、そういうカテゴリーしかない言論状況は存在することは理解できる。
○憲法改定や国防軍の言葉が出てくること。
○レジームチェンジで平和憲法を受け入れた日本だが、それを改正し人権無視や国家権力を強化するような憲法に変えようとしていること。関連して慰安婦問題もなかったように歴史を無視した発言をし、中国・韓国民を刺激していること。尖閣列島問題でも沈静化するよりは煽るような言動で、中国と対立したくない米国の政策にも波風を立てていること等。
○国際社会に向けて主権や領土、国防などについて発言・発信することが右傾化ととらえられるのなら、世界の全ての国は右傾化していることになる。日本はこれまでこうした点について、政治が国際社会に全く発言・発信しないで済んでいた特殊な国であったが、ようやく普通の国に戻るきっかけができつつある状況と理解している。
○憲法改正論 村上談話、河野談話への留保発言。戦後政治に対する批判的発言など。
○右翼化の意味する所が、人によってまちまちである。
○「自らの国を自ら治める」という観点から言えば、自国を守るのも国民の義務です。太平の世に倣い、経済発展に邁進できた陰には、他国からの侵略の危惧がそれほど無かったからとも言えます。米国の庇護が大きかったわけですが、アジアの大国の台頭とともに相対的に米国の力が弱まり、アジアの力関係が新しい緊張をもたらしています。おそらく領土問題がなくても、対抗する問題は起きたでしょう。グローバルな世界不況経済の出口が見えないまま、地域紛争が起きています。このような現下では、右傾化と見られる自国優位の方策に出たというだけでは『右傾化』ではない。
○1.中国、韓国の国内事情がある。2.情報戦とはこのような現象である。3.中国、韓国からの情報の受け止める、日本国政府、民間、専門家、NPOの見識が幼稚である。4.俯瞰し、冷静な情報分析ができる人が少ない。5.これまでのアンケートで、私の項目選択やコメントはすべて当たった。
○まず、先日の衆議院選挙で自民党(中道右派政党?)が大勝した理由は、自民党に期待した市民の投票によるものではなく、民主党(中道左派政党?)の自滅すなわち、消去法による投票行動が原因である。海外メディアは当然のことながら、政府与党である自民党の行動に注目がいくが、民意そのものは必ずしも右傾化してはいない。実際に、先程の衆議院選挙では、右派政党に票が集まったとされているが、その理由は経済政策(消費税値上げなど)で民主党、左派政党が民意に背いた(あるいは期待に応えられなかった)からである。目立つ部分だけを取り上げ、日本が右傾化していると捉えるのは、早合点ではないだろうか。
○戦後、日本の政治家は国際社会に対して主張すべき時にはっきりした意思表明をして来なかった。戦前の反省から、ともすれば政治的意思表明は極力控えめにしており、これまでは米国追随外交で、いつも米国の影のように振舞ってきた。国際社会ではイエス・ノーははっきりしないと信用も地位も得られない。一方、米国は経済力の低下とともに国際政治上も地位が低下し、経済発展著しい中国を無視できない情勢であり、いつまでも日本の面倒は見られないとの雰囲気になっている。特に中国は十数億の民を抱え、資源・食料獲得策は、将来発展の使命を制すると考えており、傍若無人に他国を制圧する勢いである。日本もこの際、主張すべきは主張して国際政治の常道に従い、意思をはっきり表明して行く必要があると思う。
○何と比較して「右傾化」と判断するかであるが、これまでの民主党政権は左そのもの、あるいは場当たりというべきであり、国益、国民の安全・安心のための自己主張は当然に行うべきものである。当たり前のことをすることが「右傾化」という言葉で決めつけるのは、何かの企みがあると見るべきであり、それに乗っかるわが国のマスコミの低俗さが(いつもながら)残念である。
○中国、韓国などが日本の右傾化について機会あるごとに見解を表明する原因には、第二次世界大戦における日本の軍事行動などに対する日本自身の反省が明白でなかったことがあります。例えば、第一級戦犯が合祀されている靖国神社に権力者が参拝することは、国内的にはどんな理由があるにせよ、外部から見れば日本の侵略行為を是認している証拠とみられるのは無理からぬことです。そうした日本の側の国際的な配慮に欠ける状況を率先して改めるべきです。
○安倍総理の議論、そしてそれに対する賛否両方の議論は、多様かつ健全な議論によって国家の運営を行う民主主義国家として健全なものである。ある意味で、これまでの議論が偏りすぎていたのであって、現在が健全な姿であると捉えるべきであろう。しかし、これまでとは違う議論が出てきているのも事実であり、これを海外から見れば「これまでの日本と違う」と捉えられるのは当然であろう。
○私は高齢だからよく解る、若い人がこの現状をどう思うかが大切で、考えて決めて欲しい。
○右傾化とは何を指すのか定義をせずに議論するから、印象論が独り歩きしやすい地合いにあることは事実。しかし、石原新党の言動に対して多くの国民は「暴走老人」と揶揄しながら冷静な見方を失っておらず、世論が右傾化しているというのは当てはまらない。むしろ、中国の海洋権益拡大攻勢や韓国の竹島・慰安婦・歴史認識での対日強硬策、北朝鮮の核武装などに対して、大多数の日本国民は攻め込まれるのではないかとの漠然とした不安感を抱いている。こうした周辺国に対して日本側から何ら攻勢をかけていない以上、多くの日本国民のこうした感情は自然な防衛反応にすぎない。しかし、対日攻勢がさらに強まれば、防衛反応に火が点き、核武装論など日本の世論が右傾化する恐れはある。
○憲法改正論議の中での9条改正と軍備の増強を示唆。
○世論ベースでは「右傾化」の兆候は感じられないが、憲法改正や「国防軍」への名称変更など安倍政権が掲げる政策に対して周辺諸国が敏感に反応し、警戒することはよく分かる。日本から見ると、これまではっきりしていなかったことを明確にするため、自衛隊は軍隊であるという国際標準の認識に合わせるだけであっても、近隣諸国にとっては、何か変化を起こすということはその背後に大きな意図が隠されているのかもしれない、と疑いを抱くのは不思議ではないと思う。
○これまでの政権は、あまりに防衛・外交、憲法改正などの問題を避けて来すぎていた。 いわゆる「普通」の発言をしただけで、右傾化と言われる状況が続いていた。中国、韓国などは日本が「普通の国」になるのを妨げようとしているに過ぎない。
○現政権が出来上がる前の物の言い方は、「右傾化」を感じさせるようなものであったと思う。しかし、政権として、何か明らかに「右傾化」した政策をこれまで採っている訳ではない。
○海外、特に中国と韓国は日本の防衛力増強には過敏に反応せざるを得ないのは、先の戦争体験からのトラウマと彼国の国力増大に伴う日本への対抗意識からやむを得ない。
○領土問題で譲歩しないことや、防衛力の強化は右傾化ではない。
○特に海外メディアは、ネット空間上をウオッチ・取材しているため。現場で働き、考えている人がそうなっているわけではない。また、今の若者に「右」の概念は実感を持って存在していない。
○一般的な日本人からすれば、民主党政権であまりにもだらしない、対中外交、対韓外交を見せつけられてフラストレーションが溜まったところで、安倍政権が右でもない左でもないニュートラルな位置にスタンスを戻しているとしか思えない。中韓両国のような利害対立国による右傾化批判は、彼らの行動、発言に対抗すればするほど「右傾化」批判が出ると思われるので、気にする必要はない。日本の正しい道を歩むべき。欧米からの右傾化に関する懸念は安全保障的な心配が根にあるので、素直に耳を傾け、日本の主張を粛々と行うべき。中韓のロビー活動に負けない啓蒙活動がたりない。
○日本で右寄りという場合は、戦後30年間に主流を占めていた共産/社会主義傾向の思想や施策に対して、それよりも少しでも右に移動したものをいっていると思われる。そのためオリンピックでの国旗掲揚に感動する人々さえ右寄りといわれる。国旗を大切にすることはどこの国でもごく普通のことであるが、赤旗ならよくて日の丸はだめという戦後教育のおかげで、安倍氏ていどの平均的な思想的には左右の中間にある日本人が愛国的な言動をすると、右翼といわれるようになった。海外のメディアではなく日本のメディアが作り上げた右傾化という表現を鵜呑みにして、または中国などの宣伝戦に利用されて右傾化というイメージが世界に蔓延しつつあるのではないか。
○20世紀の日本の大失敗-明確なガバナビリティを欠いたまま、米・中・英・仏・露と事を構え、統治能力の欠如のために引き際に引くこともできず、280万人もの将兵を死亡させ、しかもその内7~8割は補給を断たれた餓死であった事実。東京を始め、大都市での大量虐殺。広島、長崎への原爆投下による大惨事等に際し、強力な統治能力を欠いた天皇制国家はなすすべももたず、大日本帝国は壊滅した。戦後は米国に外交・安保を任せ米国の背中越しに世界を見ながら、経済的な復興には大成功した。明瞭な歴史感も国家感もない戦後日本は世界の中で自己主張もできず、経済力の衰えと共にその存在感が薄くなっている。政界、言論界をはじめ、国民レベルの評論を経て、英文和訳の憲法を見直し、国家の守りを固めるのは政治家として当然のことである。これを右傾化というのは、的外れな議論である。肩に力を入れ過ぎず、国の内外に向かって淡々と日本の立場を主張すべきである。
○右傾化とは中国や隣国に対して、戦闘行為を目指していることをいうのか。法治国家内で、法に準じた行動をとらないシンジケート組織が政治を指導していくことをいうのか。 何を目的としているのかが見えてこない。
○海外メディアのとらえ方は、日本国内でいう「右傾化」というより 軍事、安全保障分野でのノーマライゼーションだとみている。
○国益至上主義、周辺国との対立で妥協しない政策、国防力強化などをもって、「右傾化」とするのであれば右傾化しているともいえるが、独立国家としてこうした動きは最低限のことではないか。ただ、これを世界に向けてどうアピールするかが重要で、安倍政権発足以降、そうしたアピールが目立っているだけではないか。
○石原慎太郎氏が尖閣を購入すると表明して以来の一連の騒ぎ以前に、国民の間から日本が右傾化するような動きはなかったと私は記憶しています。領海問題から発していると思われる「右傾化」については、アメリカと中国との思惑に、石原氏のような方が個人的にからんで、国民の意向とは別の「政治にからむ人達による意向」を作り、それを推進するために様々な方策を実行しようとしている、それが「右傾化」と評されていると考えます。  政治舞台に乗っている人々の行動がそうなっているので、「右傾化」と評されるのは無理ないですが...。安倍政権が成立した12月16日の衆議院選挙並びに東京都知事選挙、この二つの選挙への不正疑惑がぬぐえない状態ですから、当然、(不正選挙であったなら)日本国民の意思とは無関係にアメリカの(実態としての)日本占領政策の一環として安倍政権が成立し、そうだとすれば当然多くの国民の意思と安倍政権は関係がない。したがって、日本国民は「右傾化」はしていないが、安倍氏の言動に海外メディアが反応するのはわかります。しかし、特にアメリカのメディアなどは、本音では安倍政権成立が出来レースであることを知っている可能性が高い(ブッシュとゴアのあの選挙の体たらくを見ているのですから)。そういうことも考え合わせると、海外メディアが日本の右傾化を言おうが言うまいが実質的にどんな問題が結果として出てくるのか。私としては、3月に出てくる「1票の格差問題」への裁判所決定により、安倍政権の正統性がどのように評価されるかに関心を持っています。
○竹島、尖閣諸島問題に対するコメント、慰安婦問題に関する認識とコメント、憲法改正に関するコメントはいずれも内閣総理大臣の発言としてセットで取り上げられるから、海外メディアがそう反応しているのではないか。前者の2点は前政権と何ら変わらないと思うが、憲法改正に関する部分が安部政権になりその行方が気になる。未だ何も動きがない以上、右傾化している、あるいはしつつあるとも言えない。
○中韓メディアが右傾化しているとの論調は、領土問題が背景でその意味では理解ができる。その他海外メディア、主に米でしょうが、中韓のロビー活動、また米国側の思惑もあるのではないか。安倍首相の選挙戦時の発言が、右側の人々を意識していたことは事実だが、首相自身がその政策に前のめりになっていくとは思えない。いつの時代も存在する一部の人々を除き、日本全体が右傾化しているとは思えない。
○中国の海外メディアに対するロビイングの規模は、日本の外務省のそれをはるかに超えている規模と聞いている。(確たる証拠は不明だが)毎日のように一方的主張を聞かされると、他方の情報が少ない場合には、情報量の多い方が真実と思いがちである。安倍首相の首相就任前の言動を捉えて、それを中国、韓国側が海外メディアに積極的に示すことで、現在の「日本の右傾化」が生まれていると思われる。
○憲法改正、現在の自衛隊から国防軍の創設、防衛省予算の増額等、防衛大綱の見直し、武器輸出三原則の見直し、自民党「タカ派」安倍氏の選挙公約、言動に対し、アメリカを含めて、海外主要メディアが、反応するのは、理解できる。
○何を持って右傾化と言うのか。そもそも諸外国と同じ土俵で議論できる状態か。少なくとも民衆レベルではいくつかの国で右傾化という言葉が独り歩きしているようにも思える。 これが冷静な話し合いを阻害しているようにも思える。
○何を基準に右傾化というのか、靖国参拝を指すのか、かつての軍国主義を連想させるからなのか。石原慎太郎氏のような青嵐会と同時期にいるから誤解されているだけではないのか。だが、今の政治家どもに一定の規律が必要とは考えていますが。
○これまでよりも「右」方向に動こうとしているので、「右傾化」といっているようであるが、国際標準化しているだけであり、「右傾化」はしていない。
○政治家が自分の信念を明らかにするのは当然である。政治家の意見を聞きこの政治家にこそ未来を託したいとして、政治に携わることを付託したのである。日本人の性格として主張することなく判って欲しいと念じている国民性がある。私は、大学を卒業して直ぐ、エチオピア政府で働かせて頂いたが、主張をし、折り合いをつけて仲間は働いていた。大事なことと思う。
○国内にいるとそれほど右傾化ということを意識することはないが、『TIMES』の表紙を飾ったり、『Financial Times』での記事などを見ていると、海外がややSensitiveに反応している、というのが実情ではないかと思う。
○「安倍氏の本音」に、海外メディアは注目している。
○国民は争いを望んでいるとは思えない。他国からいわれの無い批判・非難を浴びれば、おかしいではないかと反論する人が増えると思う。それを以って国(国民)が右傾化している、と判断するのは幾つかの事例で判断する「識者」と称する人たちの何時もながらの悪い癖である。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』という本がある。ベストセラーになったらしいが、こう言う決め付け方にも疑問がある。海外メディアの取り上げ方と類似性がある。
○一般市民が領土問題に関して日本人として憤りを覚えるのは普通のこと。一部を除き、別に暴力的な行動に出ている訳ではない。但し、国家の首長が他国に対して挑発と取られる言動があれば、対象国が敏感になることは理解できる。しかし、中国・韓国の「日本の右傾化」主張は、この問題を大きくすることで政治的に国内外にアピールし、日本を悪者に仕立てる目的であって、本音では両国とも「右傾化」と思っているのか疑問である。
○「強い日本を取り戻す」というような安倍首相の言動を、日本史をよく理解しない海外メディアの知識不足などから、右傾化というステレオタイプの日本評が出回っているように思える。
○多くの市民が右傾化を望んでいない。
○中国、韓国の対応と海外、とりわけ米国の反応とは分けて考えるべきでしょう。米国と言っても、色々な考え方がある訳で、批判的な反応を示しているのは、所謂、民主党系のリベラル勢力が中心で、そのこと自体はあまり気にする必要はないと思います。そういう勢力に対しては、日米同盟を結んでいる独立国として、普通の国となることを指向している、と説得すればいいのではありませんか。
○安倍氏の政治信条が現れている言動で国民全体が「右傾化」しているわけではない。また、主権を守る、憲法9条の第2項改正などが必ずしも軍国主義の再来や「右傾化」につながるとは思えない。こうした懸念は、杞憂である。
○1.日頃自己主張をしない日本が、安倍さんになり、明快な方向性を打ち出したことに   注目し、海外メディアは下記の主張から「纏めて右傾化」と称していると理解しています。 2.主張-経済再生(組合よりから財界より)、憲法改正、領土保全、国防軍など。
○安倍氏の特に政権を取る前の行動は熟慮したものとは言えない発言が多かった。さすがに総理就任後は、現実的な対応をするようになっており、少し安心しているが、夏の参院選で勝利した後、憲法改正を持ち出すなどまた右傾化が始まるのではないか。
○海外の反応を勘案しない言動。
○右傾化は安倍氏の持論。国民はそうとは思っていない。衆議院選で国民は右傾化まで安倍氏に委任したつもりはない。海外メディアの反応は理解できるが、国民の真の声に耳を傾けるべきだ。日本のマスメディアもいたずらに安倍氏の持論をあおり、世論を誘導してはならない。安倍氏は結局現実的に動くしかないのではないか。
○安倍さんの発言には、言わなくてもよいと思われる事があり、そのために刺激している感じがあります。日本全体が右傾化はしていないが、彼の発言から右傾化していると思われても仕方がない。
○「右傾化=自国防衛能力を高めることで外交上強硬な手段に出られる準備をすること」と捉えた場合、具体的な表立ったアクションはまだないが、自民党の公約に防衛能力を高めることが明記されているから。海外メディアがそこに着目するのは理解できる。
○周辺の国が日本に敵対行動をとっているので、日本としても自衛的行動をとってもおかしくない。国として最低の自衛権はどこの国にもあるはずである。挑発的な態度に対して毅然とした対応するのは当然である。
○第二次大戦の記憶がまだ亡霊のようにさまよい、かつ中国からの情報インプットがきいているのでしょう。
○安倍氏の言動が少し右傾化している様に海外で思われているのは事実だと思います。 しかしながら、海外では政治的にも日本の右傾化を警戒しており少しでもそれに触れる 言動があれば、マスコミが敏感に反応する状況になっているのも事実です。
○中国・韓国メディアは、日本の動向に、やはり敏感である。
○今の現状は「右傾化」とは違う。「保守化」でもない。「排外主義の高揚」である。敵を見つけて執拗に異なっている点をあげつらい攻撃することで、自分を守るだけの行為が増えていると感じる。安倍氏は、いじめをなくすための道徳教育に「日本人としての誇りを持たせる教育」という目標を置くことからも、排外主義に寄る思想を持つことがわかる。なぜかというと、「日本人としての誇り」は在日外国人に対するいじを増長させめだけだからだ。排外主義を恥もなく主張する層は安倍氏の協力な支持者であるが、安倍氏が彼らを諫めることはない。facebookの安倍氏のページを見るとよくわかる。日本語とはいえ、あのページが全世界に公開されていることを心の底から恥じる。
○自衛軍(国防軍)や集団的自衛権行使などの発言。安倍氏、石原氏、石破氏等が自民の主流。
○国内を引き締める為にはナショナリズムに訴えるのが政治の常道であり、安倍首相も必要以上に勇ましいことを言っているだけ。メディアが騒ぎすぎているだけではないでしょうか。勇ましいことを書きたてる流れに乗らなければ、視聴率や部数競争に負けてしまいます。日本社会が心配されるほど右傾化するとは考えられません。
○日本「社会」の右傾化、という意味では、何も安倍政権になってからはじまったことではなく、日本社会に内在化していたものが、安倍政権になって「政権」というレベルで顕在化したに過ぎないと思う。
○安倍首相の姿勢は、まさに総理大臣としての発言になるが、マスコミがその発言内容、その背景、思惑等々についての解説、分析が乏しいのは事実。マスコミの政権に対するチェック機能が機能してない点が懸念されおり、海外メディアの対応も頷ける。某著名なテレビ解説委員も、反省を込めてと前置きしてオフレコで述べていたこともあり、まさにマスコミ報道が問われているのです。多くの意見は「結局、日本はマスコミがダメだよ」が至言かもしれません。
○「右傾化」という言葉を安易に使うべきではないと思うが、安倍首相の発言に中国や韓国が反応するのは、容易に想像できることである。中国や韓国の態度も支持できないが、日本はもっとしっかりとした国家を目指すべきである。
○自民党が選挙で勝った理由は、安倍氏の選挙中の言動ではなく、民主党の統治能力のなさだから。 政権を取った後の安倍氏の運営では、今のところ右傾化の傾向はみられない。
○一国の安全を守るために諸政策を考えるのは「右傾化」ではない。しかし、日本は憲法を理由に自衛隊の派遣、武器輸出等を控えることが多かったので、その政策を再検討していることは、新しい日本の動きであり、世界が注目するのは自然であると思う。日本は「右傾化」ではなく、「正常化」であるとの説明を国際社会に行い、歓迎される広報活動を展開すべきである。
○軍国主義ではなく、経済戦争をしようという事ならばそうかもしれない。何とか自分だけは儲かりたい、そう思う人がいることは、仕方がないと思う。はたしてアベノミクスがうまくいくのか??
○ようやく中道に戻ったが、以前が極左だったので、右傾化にみえる。
○自衛隊を軍にするといった発言や、そのための憲法改正などという指針が、そう思わせていると思う。
○中国、韓国の意図的情報戦略に後れを取っていることから、情緒的な評論がなされている。特に、米国のメディアや一部政治家が接待旅行や票のために洗脳されたとも言えるほどの偏見を持っていることが理由。
○現在の動きの実質は「右傾化」と言うより「脱左化」と言うべきで、戦後の極端な「左傾化」の修正と考える。ただ、安倍総理などが用いる「国防軍」などの言葉が、「右翼」というイメージを助長してしまっている。
○安倍総理は今回総理になる以前には国益を守る観点で日本の立場を語っており、近隣諸国からも注目を浴びており、総理就任後、海外メディアが政府の政策としてそのまま反映さるのではないかと報道するのは理解できる。しかし、実際の政権運営には近隣諸国を不必要に刺激しないような内容となっている。


『「右傾化」という主張自体はわかりにくく、判断できない』と回答した人の理由

○以前の右翼左翼という概念自体が既に当てはまらない時代に入っていると思う。国益・国民の生命・財産などを守ることは国として当たり前であり、先の戦争の反省で全てを括る呪縛自体をメディア自身が見直すことが必要ではないか。「海外から指摘がある」というが「一国が強くなるかもしれない芽」は全ての国が潰したいのは当然のことだから、それを右傾化懸念という言葉で押さえたいだけのこと。中国や韓国はコレを使っておけば日本を追い込めると国家戦略として使っているのは既に多くの事例が示している。そもそも中国や韓国はいつでも右傾化である(中国は左傾化というだけの違い)。30年ほど前、中国は何かにつけて「日本は覇権主義」と批判した時代があった。日本にそんなことが出来るわけはなく、その間に中国こそ覇権国家になっていった。先日の国防費の伸びを見ても明快な話であろう。事実、「日本の防衛費をどう思うか」と尋ねたのは70年代の日本のメディアだった。周恩来首相は当初「内政干渉にあたる」と発言を控えていた。また1%が多いとは思わないといった発言もしていたはずである。しかし、あまりに日本のメディアがコメントを求める。批判してみたら大々的に報道してくれて、毎年の恒例になった。隣の国の、しかも軍事にかかわる批判をして、喜んで同調してくれるなら、こんなありがたい話はない。例えば「りんごの皮を剥くからナイフを貸してくれ」と言われた時、「いいよ」と貸すのは安心しているからだ。「貸したら、こいつ自分を刺すかも知れない」と思ったら絶対に貸さないだろう。これと同じことではないだろうか。「日本は軍備を持ったら危ないですよ」と日本が発信していて、誰が信用するだろうか。戦後、先の戦争を反省することとは別の視点が必要である。今のままでは、昔歩いた道を単に逆にあるいているだけになってしまうのではないか。
○右傾化とはどの立場での見方か。定義が不明確でなんとなく利用していないか。 憲法を変えるのが右傾化なら、ドイツは50回以上変えている。ではドイツは右傾化しているのか。もちろんそうした改憲回数のような瑣末な議論でないのだろう。レッテルを貼る事により、一見物事はわかりやすく見え、対立軸が語りやすくなるが、もう、右翼、左翼、保守、革新といった概念は古いのではないか。国益に適う政策、諸外国と円滑な外交をするためのあり方を考える場合、こうした古いレッテルでわかりやすく判断するより、新たなパラダイムとその適用する言葉を考えるべき。
○本来あるべき姿に戻ったのだから、右傾化というのは明らかにおかしい。そもそも、右傾化とレッテルを貼ること自体が詭弁であろう。
○政治家を含め尖閣、竹島、北方領土問題などで勇ましく主権侵害と訴える人々も、よもや軍事的衝突はないと高をくくっている。
○日本の外交・安全保障面では、民主党政権時代の日本が迷走していたのであって、安倍政権が誕生して日本が「右傾化」している、とは思わない。勿論、今後極端に「右傾化」して暴れるようなら問題だが、弱い、病体の日本が、自然な元気な状態になるべきなのは、当然のことである。
○「右傾化」の定義自体が曖昧であること、そして、安倍政権が明らかにリベラリズムとは正反対に位置する保守的な思想を志向しているとしても、そのことが直ちに国民の投票行動の傾向が「右傾化」していると判断するのは安易な結論だと考えるためである。そもそも、小泉政権誕生以降、国民全体の投票行動は流動的な傾向を示しており、特にマニフェストそのものへの評価と、マニフェストに於いて立案された政策を実行するプロセスに対する評価が、政権選択を考慮する上での重大な要素となってきている。また、無党派層の支持獲得の如何が、投票の行く末を左右する傾向にあることも指摘されている。また、国民を取り巻く環境の劇的な変化から、いわゆる戦後民主主義的な右翼/左翼といった単純な評価軸では分析しきれないような、多様な価値観が出現していると分析することも可能である。以上のことから、特定の政治思想を有する有権者層の増大によって、保守的な政策を打ち出す政権を選択した、と考えるよりも、民主党の政策実施プロセスに対する国民の拒否感が、自民党支持という得票行動に結びついたと考える方が自然である。2012年の選挙では、多数の小政党が乱立し、その多様な政党が提示する多様な政策の中から、有権者がどの政策/そして政策実施者を選び出したいと期待しているか、が注目される選挙でもあった。まず、民主党の過去の政策実施プロセスへの拒否感から、当時の政権与党であった民主党は、多くの議席を失うこととなった。また、国民にとって「受けのいい」政策ばかりを打ち出す政党に対する評価は、2009年の民主党に対する期待とその裏切られた結果へのイメージと相まって、得票を得ることはできなかった(とくにリベラル系政党)。また、得票した政党の政策実施を期待するプリンシパルとしての立場から、自らの得票が確実に議席に結びつくエージェントに対する投票行動を行うことは明らかであり、小政党はより不利な戦いを強いられたと考えることもできる。従って事実上の選択肢が限られた中での投票行動の中で、それら以外の主要な政党を選び出したと分析することが自然である。野田政権に対する政策や政策実施能力/決断力といった総合的な評価は、政治に関心がある有権者層の中では、支持政党を問わずそれなりに高かったという研究もあった。だが、メディアによるフレームは、野田政権に対する否定的な見方も多かった。これに対する自民党に対するメディアの優位なフレーミングによって、バンドワゴン効果による後押しがあったのも事実である。また、世代間格差に対する関心の強い現役世代層を中心に、みんなの党や維新の会をはじめとする歳出削減を志向する政党への投票行動が優位なものとなったと考えることができる。
○自主独立の考えは人間、組織、国家においての基本である。
○「右傾化」という文言を「以前と比べて」という相対的なこととして海外メディアが使っているのであれば、そのような印象を安倍政権が与えていることは理解できなくないが、「右傾化」の文言が単純な「愛国主義」「軍国主義」といったイメージで使われている可能性を考えると、他国と比較して日本がそこまで「右傾化」と言われる状況にあるとは思えない。従軍慰安婦問題と絡めて「右傾化」とする主張(主として韓国メディア)は誤った用語の使い方であると感じるし、領土問題に関して言えば竹島も尖閣も安倍政権になって政府方針が変わったわけではなく、日本社会の認識が変わったということでもない。
○「右傾化」の意味するところがわからない。
○戦後日本では、憲法9条を柱にした憲法改正を目指すのが右で、憲法擁護を訴えるのが左という座標軸が存在していた。しかし、東アジアの安全保障環境が急速に悪化している今日、必ずしも従来の座標軸で右傾化批判するのは正しくないのではないかと考える。日本が右傾化したというよりも、厳しい現実がこれまでとは異なる対応を不可避なものにしていると捉えるべき局面ではないのか。このまま行くと「単なる左の敗北」という総括の時期に突入するだけだ。それでは不毛であり、右傾化、右傾化と騒ぎ立てるだけでは時代を切り拓くことはできない。
○右傾化とは軽率な表現で不愉快。 独立した国が完全に独立した形になるのが右傾化か。
○日本人の争いを好まない、できるだけ穏便に事を収めようとする国民性から今までが主張すべき事を主張してこなかった。それを言うべき事は言う、という本来あるべき対応に変わったことを右傾化と言われていると思う。国と国との付き合いに於いても中途半端な駆け引きするより、正しいと信じる所を主張する筋を通した付き合いをする方が信頼関係を結べるのではと思う。正しいと信じる所を主張することが、右傾化と軍国主義的な意味合いに曲解されるのは理解できない。
○右傾化を以前の日本と比べてそう言っているのか、他国と比べて言っているのかがよくわからない。
○国民感情から言えば、そもそも国益として当たり前のことを言っていると思う。民主党でも今の自民党でも同じことを言っていたと思うので、右でも左でもない。今まで口では言っていたことがなぜ行動しなかったことに不思議さを覚えます。
○何をもって、「右傾化」と言っているのか。安倍政権も昨年の12月にスタートしたばかりで 少し長い目で見る必要があると思います。
○国の在り方、目指す方向の議論すらほとんど行われない中、憲法改正、軍備のありよう、教育改革などの言葉が発せられるとすぐ右傾化と結びつけるのは今のマスコミ同様深みのなさ感じる。他国の軽薄な論評には毅然とすべき。戦前を全否定し欧米は進んでいる、日本は遅れているといった日本人に蔓延する自虐性を煽る議論はこの機会に脱却しないと、この国は波に漂う枯葉になりかねない。むしろどういう国にしていくのか大いに議論をすべき時期ではないか。
○民主党政権、さらにはそれ以前の日本の政権が「左傾化」していたのが、中道にもどりつつある過程とみている。
○右傾化がナショナリズムの台頭と同義とするなら、中国、韓国の動きに反応する形で起こっているといえるとは思うが、必ずしも右翼思想を皆が推しているということではない。
○「右傾化」という言葉を使うこと自体が、既にバイアスのかかった発想であり、それを議論のネタにすることに価値を見出せない。
○「自国を守る」ことが「右傾化」なら、中国・韓国も含めて殆ど全ての国が「右傾化」と言える。 第二次大戦直後から状況は変わり、日米安保があっても日本の国防を米国に完全に頼り切れる時代ではなく、また尖閣諸島、北方四島、竹島等の領土問題、及び北朝鮮による核攻撃の脅威等が増大する中、日本の国防を日本自らが真剣に考える時期にきていると思う。
○常に歴史に目を背ける事はなく、一方極めて大切な近隣諸国との友好、協力関係を未来志向で推進していく事が安倍内閣の基本姿勢であると考えています。
○右傾化の定義が明確でない。安全保障政策などに関しては、むしろ国際的な標準に近付きつつあると言ってよいかもしれない。右傾化という言葉が誤解を招き易いと思われる。
○何をもって右傾化か。右傾化は悪いことか。他国の経済成長は歓迎すべきだが、合わせて領土問題などの主張や、軍備の増強、他国において民衆の暴動などが起きている中で、自国民の保護について、政府が対応しようとすることが悪いことなのか。
○天皇を戴き復古に傾くのが右傾化だとすれば、いまの流れは「天皇」と関係ないところで、領土死守○奪還だ、仕事を奪う外国人を追い出せと言っているように聞こえる。それは左右両翼のメンタルをもった人たちから。だから、排外主義とか、民族主義とか、言ったほうが時代状況を的確にとらえていると思う。
○右傾化という言葉は相対的なものである。日本国民の意識は20年前と比べれば、相対的に右傾化していると思う。しかし、現在の国民の意識が他国と比べて右翼的であるとは言えないと思う。国際社会は今までの日本に慣れていたので、現在の状況を右傾化したと話題にしている。現状が危険な状況とは認識していないが、海外から日本がどのように見えるかを意識して行動することは大切である。
○自衛隊の憲法上の位置づけの明確化や、集団的自衛権行使への転換などを指して「右傾化」というのであれば、戦後日本の体制そのものが「特殊」なものであり、「右傾化」というより「普通の国家化」とでも言うべきもので、否定的なニュアンスのこもる「右傾化」というレッテルをはるのが適切とは思わない。一方で、歴史認識に対する反省の希薄化などは、「右傾化」という懸念を招いて当然の動きだと思う。
○メディアが必要以上に煽っている印象(目につく=売れるから?)が強く、日常の実感としてはさほどなく、おそらく中韓での「反日」も似たようなものなのかな、と思う。 ただ、そういう言説が受け入れられやすい土壌があり、時の政権にとって都合が良いことであるのは否めない。
○「右傾化」ということばの意味が単に「軍国主義」への回帰をさしているのか、それ以外の意味も含むのかよく理解できない。具体的な事例を挙げてからでないと根本的に判断を誤る危険性が大きい。
○何が「右」で何が「左」か、人によって基準が違うし、 国によっても基準が違うので、「右傾化」という言葉自体がナンセンス。
○大東和戦争以後、GHQにより日本国憲法制定を始め、言論統制など様々な戦後支配が行われました。今、それらの支配から抜け出し、日本国家の自立を望んでいます。
○国のありようを論ずるのに当然のことを主張しているだけで、決して右傾化しているとは思わない。
○社会の構造・考え方が複雑になっている中で、右とか左とか、そんな言葉でひとくくりにできるものなのかどうか、疑問。
○今迄の日本が、自国の国益に麻痺していたのを、米中韓並に物を言い始めたのでその差分としての右傾方向性が目立っているのではないか。その意味で、右傾化との主張をしている人物やメディアの過去の認識と比較して相対化しないと、真実は解らないと考えます。
○現在、日本で起きていることは、右傾化ではなく保守化である。バブル崩壊後、日本経済は長期低迷を続けているが、そうした中でGDP全体としては中国に抜かれ、電機産業では韓国企業に敗北した。日本もグローバル化に対応しようと努力してきたがうまくいっていない。そうしたもどかしさが、幻想であれ、数10年前の日本に回帰したいという思いを強くしている。領土問題にしても、かつての紛争がなかった時期に何故戻れないのかというもどかしさの現れである。
○外交面、経済面、環境面、技術面、そして国内の課題に弱くなった日本を感じてきた。特に、何も決められない、期待通り動かない。民主党政権時代、また東北震災によって、国民の閉そく感は頂点に達していた。巷では、何時暴動が起こってもおかしくないとの声も聞かれていた。安部政権の登場は強い日本への期待であり、その国民の声を受けた政権運営である。
○憲法改正、古風な家庭観の強調、防衛力の強化など具体的なこととしてとりあげるようにしないと、海外のネガティブなイメージ戦略に取り込まれてしまうような気がする。安倍さんご本人がそういうイメージで良いというなら別だが、できれば個々のテーマで議論するように持って行った方が国益上は良いと思う。海外も自分の立場からの、いわゆるポジショントークをしているのだから。
○「右傾化」という言葉が安易に用いられていないか。とくに中国や韓国のメディアは、日本批判を「右傾化」と「歴史問題」の2つの言葉で片付けようとする傾向が強く、冷静な議論が広がることを妨げているように思われる。
○中国や韓国は、経済問題や貧富の差に対する国民の不満が解消できないので、日本を悪役に仕立てあげることで、国民の目を外に向けさせ、政権を維持しようと必死になっているのではないでしょうか。いわゆる「ガス抜き」のため、あるいは「受け狙い」で、領土問題や従軍慰安婦問題を外交カードとして使っているに過ぎないと思います。また、日本には、憲法9条があるので、領空、領海を侵犯しても、絶対攻撃はしてこないという安心感から、好き勝手にやりたい放題です。黙って、それを観ているだけでいいのでしょうか。中国や韓国が先に仕掛けてきて、それに対して、主権を守るため、独立国家として当然の対応をしているだけなのに、それを「右傾化」と呼ぶ方がおかしい。近年、韓国とは韓流ブームなどがあって、いい感じで推移していたのだが、なぜか、逆切れ。大嫌いな日本人に好かれてしまっては、どう対処していいのかわからないようで。やっぱり日本とは敵対していた方が居心地がよいのでしょう。中国に至っては、資源しか頭の中にはないのでしょう。いずれにしても、日本などからの経済援助を受けて発展したことを忘れ、否、国民に知らせず、恩を仇で返す国とは、距離を置いておつきあいした方がよいと思います。今の日本が右傾化と呼ぶなら、韓国や中国は、もうとっくの昔に右傾化していますよ。
○「右翼化」という意味が微妙すぎて、そもそもその定義を明確にしないと判断がつかない。 皆それぞれに自分の基準での「右翼化」を言っていると、このずれが危険だと思う。腹をくくって長期的に問題を解決していく程の重みと責任が見られない。そんな薄っぺら状態を、右翼と称する人達に、都合良くコントロールされることが最も危険かと思う。とすると、真に右翼と称する人達の目的や像とは何か。どんな奴が、どうしたくて右翼化に運んでいるのか。そんなところをもっと浮き彫りにしなくてはいけないと思う。この右翼化なるものは、一般の日本人など対して意識もしなければ、そうなってほしいとも思っていないのが現状ではないか。そこが外国に伝わりもせず、いったい誰が勝手に「右翼化」と話題にして興味や刺激をあおっているのか。その目的とは何。
○日本は敗戦により、大きな犠牲と軍国主義の反省をもって民主化したことにより、民主主義が崩れることは無い。中国の嫌がらせによる脅威に、われわれ国民の心配を払拭するには、安倍首相の行っている安保条約の堅持が最良であり、これが右傾化には当たらない。
○右傾化という表現が定義できていない
○右傾化の定義があいまいで不明。仮に右傾化を保守主義色が強くなると定義しても、なおあいまい。保守主義の原点はエドマンド・バークの「フランス革命の省察」にあるが、バークの保守主義と現在の日本の政治動向が一致しているのは、過去の経験に学ぶという点のみ。
○国を思うことと右傾化は異なると考えます。中国・韓国と意識の違い、コミュニケーション不足もあると考えます。日本の現状や意識との乖離があると考えます。右傾化したから安倍政権が誕生したと意識を持っている日本人は少ないと思います。民主党政権への失望感と不況感の2重の要因が大きいと思います。
○無知蒙昧な人種がそれぞれの立場に都合のよい発言をしておるのであり、すべて無視して政策を進展すべきです。
○メディアでとりあげられる「右傾化」とは、東アジア各国に対する強硬的な態度を指し、国内外でネガティブな捉え方をされているのであろうと理解しているが、そもそもこれまでの日本が軟弱であり、ネガティブな側面はなく、あくまで世界情勢に対応した結果であると考える。強硬的態度をとる国に対しては、軍事強化をはじめとした「脅し」があることをほのめかさなければ、外交の主導権を握られてしまう。したがって、「右傾化」が短絡的に「先祖返り」と捉えられている様なメディアの認識は適切でなく、彼らの主張は分かりづらい。
○今までが弱すぎた。正常な中道に戻ったに過ぎない。
○右傾化というが、愛国心・危機感の高まりと同意であると思うため。
○愛国が右傾化と表現するなら、悪意がある報道だ。
○国としての自覚を持つような発言が増えてきていると思うが、右傾化がそれに当たるのか分からない。


『明らかに誤解である』と回答した人の理由

○少なくとも右翼扱いされつつも、冷静な発言をしている、例えば、青山繁晴氏などは真ん中としか思えない。左翼に分類されると自身を語る宮崎哲弥さんですら、今までの世間の認識では右翼だと批難する人すら今まではいたと思います。日本は国を滅ぼす極左と真ん中の間に集約されると認識を改めました。
○日本の国土、国民を、国防軍によって守ることは、主権国家として、まったくスタンダードな行為であり、主権国家としての基本要件だと言えるでしょう。この点に関して、国連加盟国190カ国以上ある中で、日本を右傾化しているなどと評している国は、2つか3つしかありません。しかし、日本国内であたかも、これらの2つか3つの国が、「日本を右傾化している」と主張することが、特定の国の個別の主張ではなく、「外国」一般の論調であるかのように主張される原因が2つあると考えています。1つは、ほとんど適切に指摘されていないことですが、いまだに日本国民を、敗戦国民であり「被征服国民」であるかのようにみなす解釈が、国の内外で存在していることです。これが一番大きな問題の根本にあります。太平洋戦争の当事国ではなかった韓国や、この戦争の当事者ではなく、当時、中国大陸地域の一勢力でしかなかった中国共産党が一番いい例です。彼らの政府の公式見解はこうです。戦前の日本の国際法に基づいた植民地支配を自分たちの暗黒史観として解釈し、戦後を暗黒史観から脱出するものだと位置づけ、自分たちが、「日本に対する戦勝国民」であり、「日本に対する征服者の一部」であるかのようなポーズを取り、そして、「被征服者が、征服者に譲歩するのは当然だ」という基本思考に彩られているのです。日本だけでなく、国際社会への説明なく竹島が侵略されたことや、尖閣諸島の領有権を軍事力だけを背景に主張している中華人民共和国の姿勢は、この顕著な例です。そして、これらの行為は、国内法でも国際法でもなく、今はほとんど忘れられた、万民法 jus gentium, law of nations で解釈することが妥当なのです。征服者として、被征服者を、奴隷化を含めて過酷な支配の下に置く可能性を留保した法、これが万民法です。このローマに起源をもつ万民法的な思考、発想、法の適用、被征服民に対する征服者の政治という論点が、いまほど必要なときはないと考えます。アメリカと日本の関係も、サンフランシスコ講和条約を境に、征服者・被征服者の関係は完全に終了し、現代にはまったく引き継がれるべきではなく、日本は被征服者というプレーヤではないのだ、ということを議論して、それが具体的にどのような意味を持つか、国防や武器の製造、暗号などといった分野を含めて議論をするべきです。日本国民の考え方、日本の政治構造の中にも、アメリカの被征服国民のようにふるまうことで、済ませようとする傾向がこれまで存在したことを認めて、学問的な分析の対象にすべきでしょう。2つ目は、GHQの言論統制に起源があるものです。GHQの日本占領下では、当時の中国の国民党政府や朝鮮一般に関する批判は取締りの対象でした。日本のマスコミは自らの組織としての存続のために、そのような取り締まりを自らに課したまま、日本が主権を回復した後も、日本国民に軌道修正をアナウンスすることもなく、明確な軌道修正もせず、いまだにGHQの占領下の情報通信プレーヤのようにふるまっています。大手のマスコミと呼ばれる事業主が、一般的に、主権を保持した日本国民が主権者として振る舞うために必要な情報、基礎知識を収集して提供するという基本機能を一貫して果たす姿勢に欠けていることを、多くの日本国民が気づいています。外国、それも、様々な外国の意見を集約した外国というものではなく、中国や韓国、北朝鮮といった特定の偏った外国政府の公式見解を重視し、そこで支持されている論調、視点によって、日本人や日本政府を見て、評価せよと日本国民に示唆する論を提供しています。日本国民が、他の国の政府の公式見解や他の国民の論調によって、日本政府を評価する必要がどれだけあるのか大いに疑問です。このように、日本国民が主体的に情報収集し、主権者として価値判断する前に、特定の外国の意見を気にするべきだ。それにもとづいて評価すべきだ、などとする論調を継続することは、終了させなければならないでしょう。
○安全保障など当然の政策で、中国などや日本の一部マスコミに影響された、意図的なものだから。
○自分の国を自分たちで守り抜くということは、当たり前のこと。世界のどの国だって不変の常識です。自虐史観から戦後、日本という国が、この当たり前のことを大きな声で言ってこなかったことと、最近の周辺国の挙動から、不変の常識をここにきて主張し始めだけのことで、右傾化とは誤解も甚だしい。
○当たり前のことを言っているだけなのに、批判のための議論に過ぎない。そのように発言している国の言論自体がどうなのか。メディアの馬鹿さ加減の表れ。
○自国の防衛を制限する日本国憲法は、世界でも異質の法律です。露骨な侵略の危機があれば国際的に認知される防衛は最低限必要です。その最低限の防衛を行うことで「右傾化」と指摘を受けることは筋合いがおかしい。
○安倍総理の明快な国の方針は、世界のどこの国でも取られている極当然の、すごくニュートラルな立ち位置である。右傾化でも左傾化でもなく、国を思うが故の、ごく標準的な政治姿勢。これを右傾化言うなら、これまでが自国の主体性のない国が運営されてきていた。戦後、それも近年になってどちらかというと、我が国は左傾化する一方となっていて、やっとは止めが掛かろうとしているに過ぎない。
○そもそも右傾化という言葉自体に違和感があります。本来の日本の姿を取り戻すことに過ぎないと思います。戦後、日本は敗戦によって悠久の時を経て培ってきた伝統的日本の心を捨て去って来た歴史があり、全てが悪であるかのような取り扱いをしてきました。そして欧米化と称して西欧資本主義、経済至上主義を掲げ今日の繁栄を築きました。しかしながらそのことによって民族が培ってきた心、心理学でいうところの民族共同無意識体を破壊してまいりました。所謂欧米化であります。その結果、日本人の心内容に思わぬ軋轢を生み、それが表面化して社会の混乱と人心の荒廃が始まった訳です。先ずは、日本人に徹して生きる事が大切かと思います。それが右傾化、好戦的とするのは全くの誤解で表層的考えです。どうも日本の中に、文化人と称し、国籍(信念)が外国にあるような方がおられるようです。そうした人は深く日本の事を学んでいません。国際人になる前に、日本人になることが大切かと思います。 勿論日本の悪いところ、西欧の良いところも認識しなければなりません。さらに日本の在り様、日本人の本来の在り様が正しく世界に伝わっていないことも事実です。
○「右傾化」という用語自体が中国、韓国のプロパガンダだから。
○普通の国なみの自立度を持とうとしているだけ。
○右傾化というと戦後の日本に戻るイメージがありますが、日本がそのような道に戻るとは考えられないし、もし戻ろうとしても多くの国民の反対があり実現できないと思います。
○中国、北朝鮮、韓国など周辺国の自国内問題の焦点ボカシに反日キャンペーンの多用や、軍備の増強の仕方は、核実験をみても自国防衛力を超えているのにアメリカ頼みで、ただこまねいているのは無策にすぎる。またアメリカの内向き指向を見ても、日本の金や購入した米国債の本券を日本へ移動させないなどの態度を見ても、基本的権利である自国の安全確保に懸念が持たれる現状では、安倍氏は正しい選択をしているのであって、決して右傾化していない。基本権の回復運動過程にある現象です。
○3年間の民主党政権で混乱と低迷した我が国が、正常な国際関係と相応の地位を取り戻そうとしていることに対する警戒と羨望による恣意的な誤解である。
○自国の安全は自ら守ることが当たり前のことで、その行動を縛っている自己規制を他の国家並みにしようとしているだけであり、すぐさま戦争を始める如きメデイアを中心とする批判は当たらない。
○「右傾化=良くない」といったメディアの姿勢こそ問題あり。メディアは左傾化の姿勢を常時とっているから右傾化をことさら問題視した論調をとっているのではないか。先の第二次大戦後の風潮として「右傾化=悪、戦争に繋がる」という誤った考えこそ改めるべきだと思います。戦後60年の反省として左傾化をしないことこそ問題。
○日本の現状(憲法の制約や自衛隊の存在など)を正しく知っている方が見れば、各国の常識に照らし合わせてみて異常に映るはずであり、そのことが正しく報道されているとは思われない。
○「右傾化」というのは、安倍氏が従来から憲法改正論者であることや、国防軍創設を主張したり、領土問題で"強硬"な発言をしていることなどで言われるのだろう。しかし、いずれも当然の主張だと思う。どの国も自国を守るのは当然で、国防軍という名称に何の問題もない。今更、長い平和ボケ時代の発想で考えるのはどうかと思う。一方で、安倍首相は政権発足後、内政、外交とも極めて現実主義的な政策展開をしていると思う。「右傾化」という言葉自体が、尖閣問題等を背景にして、とくに中国が安倍政権批判に意図的に喧伝しているのではないか。中国以外にも「右傾化」の論評があるが、政権補足後の首相の慎重な言動も合わせて見るべきだと思う。
○中国・韓国以外の海外メディアは、基本的にリベラル(悪く言えば左翼)で、昨今特に中国のプロパガンダに便乗して、日本の右傾化を好んで取り上げている。今は左翼化しすぎた日本の政治風土を正常化するプロセスに過ぎない。
○一政治家の言説と政府の実際の政策・行動との違い、関係性についての思慮が完全に欠落している。一日本の政治家の保守的な言説への感情的な反発が「右傾化」論議の心理的背景にある
○国益を守る行為を一概に「右傾化」という言葉を使って表現されるのは心外だ。現在政府が行っていることの足かせとなりそうで危惧している。ネガティブな意図があるように感じてしまう。
○誤解というより、「右傾化」という言葉を取り上げると話題になるという国内のマスコミのウケだけねらった動きを海外がとらえているだけと感じます。右傾化という話がどこから発信されているか、根拠は何かを確認すべきで、安倍首相の言葉が右傾化を表しているという主張は議論以前の主張と考えます。
○普通のことをまだ控えめに言っていると思う。
○右傾化や軍国主義化は、明らかに日本に対して外交的に優位に立とうとしている近隣諸国が使用しているプロパガンダであると考える。これら特定の近隣諸国以外に右傾化を指摘していないのがその理由である。
○自国を自分で守るというのは基本です。それが何故、右傾化か。
○少し前までは「何を考えているかわからない」という批判があったが、自分の意見(したいこと)を主張するようになってきて、海外のメディアはとまどっているのではないか。よく見れば、日本に多様な声があることは理解できるはず。過去の反省も十分共有されていることが(意図的に?)伝えられていないこともあると思われます。まさに「責任ある言論」や、広い意味での国際場裡でのやり取りの「リテラシー」を上げていくことが必要だと思います。なお、「右傾化」という言葉が、あまり適当ではないように思います。本来「インターナショナル」を標榜していたソ連(共産党)が崩壊し、かつて「左翼的」と言われた中国(共産党)が、国益を強く主張している中で、自己を主張する日本が「右傾化」というのは、しっくりこない気がします。いわゆる街宣車の数や民族主義的団体の構成員数など、増えているのでしょうか。
○対中国問題、対韓国問題などに対する安倍政権の対応は、当然であり、海外を含めマスコミのためにする議論である。
○右傾化はむしろ中国・韓国が自国の主張を欧米に対して合理化するための主張であり、日本のメディアまでがそのような主張をすることは理解に苦しむ。民主党政権時代は勿論、安倍政権になっても尋常ならざる中国からの挑発、韓国からの侮蔑に対して慎重に対応していることからも右傾化の批判は少なくとも現状は当たらないし、将来についても同様である。むしろ中国の「王朝化」と韓国の「幼児化」と両国における歪曲化した歴史教育が問題とされるべきではないか。
○右傾化という言葉自体がド左翼全共闘的歪みを現している。いま日本で起きているのは英語で言えばノーマライゼーション、普通の国に戻るプロセス。右傾化ということで言えば、右傾化しているのは中国であり韓国。とりわけ中国の右傾化は深刻。
○民主党は労働組合で自民党は保守であることから"右"を選択したことはその通りであるが、中韓が主張する右傾化とは何を意味するのか不明。例えば、共産党独裁のかの国では(反日ではなく)愛国的になることを右傾化と言うのか言わないのか。自民党が選ばれた点をのぞけば"右傾化"というより、自国国益を少しまじめに考えるようになった程度ではないか。
○日本が正式な軍隊を保有することが「右傾化」ならば、韓国も中国も共に「ウルトラ右傾国家」である。日本は今、ごく正常な主権国民国家に脱皮しようとしているだけ。韓国や中国の「日本右傾化」説は、言いがかり以外の何物でもない。
○戦後日本の言論界は、左翼的論調が支配的であった結果、これを中道方向に修正する動きは、すべて批判的な意味合いを持つ「右傾化」なる語で括って論ずる風潮がある。正しい用語法は「左傾化している風潮の是正」であるべきである。
○1.アンケートする側も、報道する側も、右傾化の定義をすべきだと思う。2.およそ、日本のメディアも、海外のメディアも、 右傾化の定義をちゃんとしていない。3.一番大事なものを守るために、備えをすることを、右傾化とは言わない。4.問題は、安直なメディアが「日本の右傾化」というテーマに取り上げることが気になる。
○「右傾化」と日本人が日本語で言う、また外国語を日本語に訳す、定義がわからない。
○国家として国益を守ることは当然のことであり、他国がとやかく言う問題ではない。
○今までが左傾化していただけ。


『わからない』と回答した人の理由

○安倍総理の発言や思考は右傾化しているようだが、日本社会全体がそれを受け入れているわけではないと思うので。
○左傾化・右傾化は絶対評価ではなく、相対的な評価。左右バランスの支点よりも、政策は右へとシフトしている。
○メディアに関心がなくなったので見聞きしていませんでした。
○安倍氏の言動に対して、海外メディアや海外の要人が反応するのはよく理解できるし、一部の言論人の強い主張も見るが、「日本は右傾化しているか」と問われれば、市井の人々はそれほど変化していないように思えるから
○「右傾化」という言葉をレトリックとして巧妙に用いる人達が多いような気がするので判断しかねる。
○自国を大切に思うのは当然で、右傾とは言葉遊びではないか