【対談】国民は日本の将来から逃げられない

2004年7月05日

sasaki_t040616.jpg佐々木毅 (東京大学総長、21世紀臨調共同代表、言論NPOアドバイザリーボードメンバー)
ささき・たけし

1942年生まれ。65年東京大学法学部卒。東京大学助教授を経て、78年より同教授。2001年より東京大学第27 代総長。法学博士、専門は政治思想史。主な著書に「プラトンの呪縛」「政治に何ができるか」等。

kitagawa_m040616.jpg北川正恭 (早稲田大学大学院教授、21世紀臨調共同代表、言論NPOアドバイザリーボードメンバー)
きたがわ・まさやす

1944年生まれ。67年早稲田大学第一商学部卒業。三重県議会議員を経て、83年衆議院議員初当選。90年に文部政務次官を務める。95年より三重県知事。ゼロベースで事業を評価し改善を進める「事務事業評価システム」の導入や、総合計画「三重のくにづくり宣言」を策定・推進。2003年4 月、知事退任。

概要

マニフェスト(政権公約)型の政治を日本に定着させるためにも、昨年の総選挙に続く今回の参院選は極めて重要な意味合いを持つ。政治学者の佐々木毅東大総長と、前三重県知事の北川正恭早稲田大大学院教授は、今回の参院選をどう位置付けるのか。両氏とも、年金制度改革などでみられた政治の現実をいい教材にすると同時に、参院選は日本の将来に向けて国のあり方が問われる選挙であるため、今の政治が説明責任を果しているのか見極めることが重要であるとの認識を示した。そしてマニフェストをめぐって政治と有権者による契約型システムを確立することが必要と指摘している。


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マニフェスト(政権公約)型の政治を日本に定着させるためにも、昨年の総選挙に続く今回の参院選は極めて重要な意味合いを持つ。