政治に向かいあう言論

記事の種類 : 議事録の記事一覧

深川由起子氏 第1話:「思考停止のポピュリズム構造は排除すべき」

 経済的に国民のストレスが限界に達して登場してきた小泉政権は、深い分析とか積み上げとかがそれほどないまま、思考停止の後に突然行動する、という手法が多かったように思います。分析や積み上げの機会を与えると、官僚その他の「抵抗勢力」が入り込む可能性があるから、

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加藤紘一氏 第5話:「ナショナリズム」

 私はナショナリズムをあおるのは絶対にいけないと思います。まさに日本のこれからを考えると、歴史に学ぶことは多いと思います。かっての日露戦争が終わった後の日本の対処で、結局、その後の戦争、満州事変まで行ったと私は思います。

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加藤紘一氏 第3話:「危ないのは日本の社会の崩れ」

 昨年、我々自民党は衆議院で大勝しましたが、その前までは、「自民党は小泉さんで終わり、賞味期限が切れるんじゃないか」という議論をしていました。ところが、あの選挙で勝ったことによって、11月に立党50周年記念大会をやったときには、大会運営のセッティングや照明、会場

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加藤紘一氏 第2話:「靖国問題」

 私は、ご承知のように、小泉さんには、靖国神社参拝は辞めたほうが良いですよと、総裁選挙で約束したんだし1回目だけはしょうがないかなと、第1年目に総裁に呼ばれて意見を求められたのでそう申し上げて、8月15日は外してせめて13日にしたほうがいいんじゃないかと言いました。

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加藤紘一氏 第1話:「日中の環境」

 今年の政治の世界はまぎれもなくポスト小泉の総裁選挙なんですが、私は、「誰がなるか」というふうに具体的な人名を入れた話は、本来は6月か7月ぐらいからスタートで十分だろうと思っています。なのに、マスコミの政治部は去年から、「4人のうちの誰か」みたいな話をやっています。

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白石隆氏 第3話:「政治の指導者はナショナリズムに流されたり、あるようなことはすべきでない」

 アジアの中で、われわれが取り組まなければならない課題はすいぶんありますが、現在、日本は中国と政治的にかなりまずい状況に陥っている。これを放置することは決して望ましくないと思います。そこでまず申し上げたいことは、政治の指導者はナショナリズムに流されては

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白石隆氏 第2話:「日本はリージョナル・パワーをいかに活用すべきか」

 では、日本の外交をどう考えるか。日本がグローバル・パワーでないとは言いません、しかし、日本がグローバルな役割を果たすことができるのは、あくまでアメリカの同盟国としてであって、日本が独自に、グローバルな舞台で、アメリカ、EU、あるいは長期的には中国に対抗してやっていく、

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白石隆氏 第1話:「日本は外交戦略のインフラをどう整備するべきか」

 僕は、小泉さんという人はそれほど外交の人だとは思っておりません。基本的には、国の改革に政治的なエネルギーのほとんど注ぎ込んだ人で、国内の改革は非常に進んだけれどもに、外交は止まってしまった。では、外交はどうしてこういう状況になったのか。

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グレン・S・フクシマ氏 第4話:「日本の外交は戦略的とは言えず、孤立を深めているようで懸念している」

 日本はもちろん、アメリカからみると世界第二の経済大国だし、お金もある。飛行機もたくさん使います。そういう意味では、アメリカからみれば、市場として重要だということはよく分かるんですが、日本がなぜこれだけ片寄ってアメリカ一辺倒でなくてはならないのか、不思議に思うわけです。

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