政治に向かいあう言論

記事の種類 : インタビューの記事一覧

【国と地方】 穂坂邦夫氏 第2話:「市町村が怖いのは国より都道府県」

 今の三位一体改革も、結局、最後は損得勘定の議論になってしまいました。私が言っていたのは、もうこんな議論はやめて、むしろ役割分担を大上段から構えて決めたほうがいいということです。地方分権一括法で地方自治法が変わり、国の仕事は大体三つのジャンルに分けて、

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【国と地方】 穂坂邦夫氏 第1話:「構造的な依存体質から抜け出せるか」

 私は地方行政に30年間ほど向かい合ってきました。その経験と100回を超える地方の講演を通じて、一部の強い自治体を除き地方の自立が曲り角にきていることを痛感しています。経済産業省が行った全国269都市圏の2030年の経済状況予測が、ある雑誌にすっぱ抜かれていましたが、

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【国と地方】斉藤惇氏 第9話:「行政の役割と地方の競争」

構造改革は地方に進展させなければいけませんし、構造改革というのは生産性が上がるという回答を求めてやっていることだと思います。生産性が上がらないのであれば、いかにそれに構造改革という名前がついていても、それは構造改革ではありません。しかし...

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【国と地方】斉藤惇氏 第8話:"偉大な田舎"と道州制への期待

国の地方への財源配分システムがもはや持続可能ではない。そうしたことは誰でも気づいていると思います。だからといって、それをどう変えるのかは難しい問題です。いろいろ議論はあっても、今の状況を変えたくはないからです。

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【国と地方】斉藤惇氏 第7話:「中心市街地の衰退とまちづくり3法」

まちづくり3法について言えば、私は畑をどんどん潰して大きなショッピング・センターを作るということには反対です。

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【国と地方】斉藤惇氏 第6話:「地方活性化のトータルデザイン(2)」

私どもがダイエーの店を1つ撤退させるにも閉鎖するな、置いてくれの大合唱でした。都市型大型店が閉鎖するというのは地元にとって大チャンスのはずですが、これがなくなると、町が寂れると言う。持っていかれることへの抵抗感だけで、それを利用して何とか新しい町を...

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【国と地方】斉藤惇氏 第5話:「地方活性化のトータルデザイン(1)」

産業再生機構は、200件以上の持ち込みの中から41件、支援決定をしましたが、その8割程度は地方の案件です。そこで、地方の関係者を回って感じたのは、地方の活性化という言葉の意味が漠としていて、地方にある会社を再生するということイコール地方の活性化とは必ずしも...

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【国と地方】斉藤惇氏 第4話:「中央から地方へ」は本当に正しいのか(2)」

こうした現実を考えた中で地方の再生を考えるには、幾つかのアプローチがあると思います。1つは、地方は何もできないということを前提に、国家公務員による、利己的ではない人間によって日本の長期のビジョンを持ち、ローカルも開発しなければいけないという考え方です。

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【国と地方】斉藤惇氏 第3話:「「中央から地方へ」は本当に正しいのか(1)」

我々の産業再生機構は、地方でいくつかのリストラ案件に成功しました。それはある意味で我々が中央、国の機関として企業の再生に取り組んだからです。

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【国と地方】斉藤惇氏 第2話:「地方は本当に自立を求めているのか(2)」

今の国と地方の議論はまだ学者の遊びのように思えます。だから、地方や庶民からどんどん乖離している。観念論だけ降りてきて、税源は絞る、地方で住民税を上げるのが自治で、その分勝手にしろと聞こえてくる。国としては、800~1000兆円の国と地方を合わせた借金をどうするのか...

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