「議論の力」で強い民主主義をつくり出す
2011年3月11日の東日本大震災を経て、日本の市民は変化したのだろうか。そして、市民と政治の関係に何らかの変化が起きたのだろうか。こうした問いかけの背景には、「日本全土を揺るがすような災害を経験したからには、不屈の精神が養われ日本の市民社会はきっと強くなったに違いない。そして、その変化を受け政治の姿勢にも変化が生じたに違いない」という仮説がある。こうしたオプティミスティックな仮説が抱かれるのは、1995年に起こった阪神淡路大震災の時の記憶があるからだ。同震災では、被災後1か月で100万人以上のボランティアが被災地に訪れ、日本中を驚かせた。それが契機になり国会ではNPO法が制定されている。
2013 / 03 / 12
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3月6日放送の「工藤泰志 言論のNPO」は、ゲストに宮城県岩沼市の市長であり全国市長会の副会長も務める井口経明さんをお招きして、震災から2年、復旧・復興の経過や被災地の現状などについてお話を伺い、これからの展望について議論しました。
3月31日、代表工藤は、広島市の広島国際会議場で行われた広島県が主催する「NPOシンポジウム」で基調講演を行い、「ちょっとした勇気で市民も時代を動かせる。政府や行政に頼るのではなく、市民が当事者意識を持って広島や日本の未来のために取り組もう」と述べ、「そうした市民の動きを支えるNPOが広島県から育ってほしい」と訴えました。広島県が県内のNPO活動の活性化を図るために主催したこのシンポジウムでは、講演に先立って県内で活動する優秀なNPO団体の表彰が行われ、湯崎広島県知事や県内のNPO関係者など200人が出席し、地元のメディアも駆けつけました。
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言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中)
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