調査の概要
言論NPOの活動にこれまで参加していただいた全国の有識者約2000人を対象に、2014年
7月13日から7月14日の期間でアンケートの回答を依頼し、回答のあった152人の回答内容を分析
した。
<回答者の属性>
※各属性で示されている数値以外は無回答の割合。この頁以降、数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合があります。
問1.今回の調査では新しく、日韓間の国民感情の現状に関する評価を両国民に尋ねたところ、日本人の6割、韓国人の約7割が悪化する国民感情を「望ましくない」「改善すべき」との認識を示しました。あなたは、このような結果をどのように見ていますか。 【いくつでも回答】
「その他」の記述回答
- 太平の中華思想を蹂躙した欧米列強、そこに列強の一つとして必死に成り上がり、割り込み突き進んでいった日本である。その日本は、明治維新以来、欧米列強に蹂躙される中国と南下政策のロシア、西進を続ける米国という地政学上の位置関係からして、よく生き残ってきたと思う。 しかし隣国、中国、韓国が力をつけてくるなか、靖国神社問題などに対するあいまいな政治家の対応、すなわち過去の大戦に対する曖昧な国の姿勢が中韓の恨みをいたづらに目覚めさせてしまった。内外に対する日本政府の責任は大きい。 安倍総理は、「対話の窓はいつも開いている」とか言っているが、あれもおかしい。極めて高慢にして率直でない。窓を開けているのではなく、彼が飛んでいくべきだと思う。(男、60代、無職)
- 韓国のリーダーが中国に傾倒しているので、修復は難しい。 北の解決とともに中国に韓国は組み込まれてしまうかもしれませんね。 これを日本から言っても理解できないのが韓国。(男、50代、自営業)
- *相手の立場に立って見る・考える・行動することの大切さを思います。日本人は、自分中心でものを見ると思います。 *指導者に任せるのではなく、自分の問題として各人が考え・行動することが大事だと思います。
- 確かに、望ましくない、改善すべきと考えるものの、韓国は左翼の北朝鮮からの工作が深く浸透し、手遅れとも思われます。 昨今の韓国軍の装備や陸軍軽視の状況は、日本を敵国想定していることを否定する事は不可能です。先の経済危機以来、国際資本に経済は支配され、重い負担を国民に負わしています。 日本と同様、マスコミは真実を伝えず、傾いた中国に接近するなど、民主主義陣営と考える事すら難しく、日本が妥協などしても無理で、静観し日本の国益を無慈悲に考える事が、半島にとっても最善の策と考えます。(男、50代、)
- 時の権力者が、操作している感じでしょうか。(男、50代、会社員)
- 韓半島は恨半島で他人・他民族・他国を恨んで生甲斐としている。これを承知で交際すべき。(男、70代、ECONOMY(理財)・財務・政冶・社会保障研究者)
- 双方の国民の中でも固定観念にとらわれて、悪いイメージを抱いている人が多いのでは? 日本としては平和を希求する姿勢を、確固として示さないと信用されません。 時間をかけても努力していくべきだと思います。(男、70代、年金生活者)
- 日本人は元々韓国を冷静に見ているが 、韓国の反日報道に嫌気が差して国民感情が悪化しているように見えているだけのではないかと思います。韓国人も基本は憧日であっても、反日報道に賛同しないと周囲からのバッシングが酷過ぎて、半日に付和雷同せざるを得なくなっているものと考えます。つまり、日韓の「国民レベル」では報道されているほどには極端に反日・反韓ではなく、大手メディアが反日・反韓の拡声器になっている様に感じられる。(男、60代、会社員)
- 元々日本国民は冷静に判断していたものを、韓国の政府、マスコミが反日を煽り、日本国民を嫌韓に追いやった。韓国が冷静な対応をするようになれば(それは当分期待できないが)、日本は冷静に対応すると思う。(男、60代、企業経営者・幹部)
- 特に大きな意味はない、過大反応は不要。(男、70代、国際マーケティングプロデューサ・経営コンサルタント)
- 両国ともに地政学的に離れられないので「改善すべき」という建前を発言しているに過ぎない。漢江の奇跡の過半が日本の援助によると判断する日本人からすれば、日韓国交正常化による政治決着と合わせれば、外交的に過去の問題は清算されたと考え、国際的にも主張できる。 しかしながら、中曽根元首相の靖国参拝に事を発して、中国が抗議し始めたことに乗じて韓国もこれを主張し始めた。以来、韓国は中国の出方に乗じると外交的に強い主張となることを学び、今もその延長線上にあると考えられる。 朝鮮戦争以後アメリカから得たもの、経済発展のために日本から得たものの評価は、すでに過去の結果(韓国としては当然の権利と考えている?)として処理済みで、現在はその当時の負の部分に着目する一方で、中国と組むメリットを探索中であるようだ。 よって、韓国のアンケート結果は、現状のままでの「改善すべき」ではなく、中国との関係性が具体化した折に、中国の威を借りて「改善」内容を有利に進めたいという心境の結果とみるべきだろう。 これに対し、日本のものは「地政学的に改善すべき」だが、現大統領および外務部長官のもとで進めれば、また新たな金銭要求をよぶだけだと分かり始めたので、「改善すべき」ではあるが今ではないという気持ちの結果だと考える。(男、60代、NPO・NGO関係者)
- 商売上、経済上の利害関係がある韓国大衆は、生活がかかっているので改善を望んでいるのだろう。もともと朴大統領の女性の権利重視の感情から始まった慰安婦問題については、そのような大衆は事実を認識しているがゆえに問題を後ろに置く傾向があり、竹島の問題は愛国心教育のおかげで重視する人がいるにしても、政治の問題としてとらえる傾向が強いので日本人よりもいくらか大きいこのような数字になるのではないか。 大半の日本人にとっては、生活上、直接の利害関係がないのが韓国であり、安全保障上の重要性に思いが至らないので、改善しなくてもよいと思っている人がいて、6割という数字になると思われる。(男、70代、学者・研究者)
- 歴史問題よりも領土問題のほうが解決が難しいと思う。国家主権の象徴であるので、双方の利益が共有できるための方法を考えること、あるいはその前にその方向でのアクションを国民が合意することなどが先決である。(男、60代、学者・研究者)
- 韓国と北朝鮮の統合が迫る中、南北朝鮮が敵国となる可能性を十分に考慮した国家戦略が必要。したがって、国民感情の改善よりも韓国が日本に中距離ミサイルを向けることを前提とした国防戦略を早急に構築するべきである。 もはや、日韓間の問題は感情論ではない。(男、50代、企業経営者・幹部)
問2.韓国人の半数は、現在の日本を「軍国主義」と見る回答が最多となり、「国家主義」との回答がそれに続きます。また、日本人では現在の韓国を「民族主義」と見る見方が4割を超えています。お互いを「民主主義」と見る見方は2割にすぎません。あなたは、このような結果をどのように考えますか。【1つだけ回答】
問2SQ.前問のように回答した理由を具体的にお書きください。
- こちらをご覧ください
問3.日韓間の政府間外交について、日本人の5割以上、韓国でも4割の人が「機能していない」と回答しています。あなたは、政府間外交が機能しないのは、日韓のどちらに原因があると考えますか。【1つだけ回答】
「その他」の記述回答
- 対話のまでは常に開いているという安倍さんの高慢な態度と日本の外交力の乏しさが原因ではないか。(男、60代、無職)
- 慰安婦像を他国に建てつづければ、いずれそれが韓国に戻ってくる。 そういう自然の道理が解決してくれるでしょうね。(男、50代、自営業)
- 既に述べている様に、多くは韓国に問題が有ると考えるが、日本にも、国内の反日活動が活発なので、真に冷静に韓国の自制を引き出す働きさえ出来ない現状を悲しく思う。(男、50代、)
- どちらか片方とは言えない、両方に原因が有ると思う。(男、60代、定年退職者)
- 米中関係のコンテクストで,中国が韓国に圧力をかけているように見えるが,国家のオートノミーを捨て去り従中する姿はかなり異様に見える。(男、50代、)
- 半島で歴史長き社会は精神の歪んだ人間が多い。だから先見の明ある伊藤博文は日韓併合に反対であった。(男、70代、ECONOMY(理財)・財務・政冶・社会保障研究者)
- 日本政府の外交は、表面的すぎる。 真の外交をする 政治家もいないし、外交官がいない。 特にこれまで50年間ぐらい。(男、70代、国際マーケティングプロデューサ・経営コンサルタント)
- 韓国政府の姿勢に問題があるのは当然として、それを煽るような日本のマスコミにも問題がある。(男、50代、国家公務員)
- 歴代の日本政府、日本人はそれなりの配慮をしてきたと思う。それを無視して挑発的な言動を繰り返しているのは、直接的には韓国政府であるが、韓国が民主主義である以上、それは韓国人の民意と考えざるを得ない。(男、40代、会社員)
- 二国間が揉めて利益を得る国や人々が居る のだと思います。地政学上なかなか解決は難しい難題です。(男、60代、企業経営者・幹部)
問3SQ.前問のように回答した理由を具体的にお書きください
- こちらをご覧ください
問4.韓国人が最も軍事的脅威と感じている国を「北朝鮮」と回答し、「日本」がそれに続くという結果となりました。また、日韓間の軍事紛争の可能性について、4割近くの韓国人が数年以内、将来的には起こると回答しています。あなたは、このような結果についてどのように思いますか。【1つだけ回答】
問4SQ.前問のように回答した理由を具体的にお書きください
- こちらをご覧ください
問5.言論NPOは7月18日に韓国・ソウルで「第2回日韓未来対話」を開催 します。日韓関係を考えていく上で、この局面でこういった民間の取り組みに、あなたは期待できますか。【1つだけ回答】
問5SQ.前問のように回答した理由、日韓未来対話への要望があればお書きください。
「期待できる」回答の理由
- 日韓関係の現状が、あまりよくないからこそ、期待します。 今回は参加できませんが、行きたかったという気持ちも、あります。(男、40代、NPO・NGO関係者)
- 国という傘の下から脱け出した、個人対個人の信頼関係が未来に希望をもたらすのだと思うので、そのような関係作りの仕掛けを行ってほしい。(男、40代、各団体関係者)
- 欧米列強とその他の後進国という白人絶対主義を打破し、人種の平等思想や民族自決思想に目覚めさせる契機を作った日本の行いはすごいものがある。しかし、恥ずかしい行いもたくさんあっただろう。それらを大枠客観的にとらえ、善は善、悪は悪としてとらえ直すべきである。 そのような健全にして大人の姿勢を持たなくては、未来対話も曖昧模糊としたものになってしまう。(男、60代、無職)
- 歴史認識も含め、お互いの主張の対比表を作成し、互いにその根拠を公表する。その内容を、両国政府・マスコミが飾りも批評も加えず、国民に公表し、国民に真剣に客観的に考える事が出来る環境を作る。(男、50代、地方公務員)
- 本音は友好を望んでいる。やられた方は忘れない。韓国の思いも強く理解すべき。日本の侵略の歴史は消えない。いつも忘れず認めているが、歴史的に日本だけではない。安部政権に是是否否の日本の民主主義、良識の国民世論の代表として期待してます。(男、70代、企業経営者・幹部)
- あらゆる機会を活用してお互いへの認識を高めることが必要である。(男、60代、会社員)
- 今後、青年世代を巻き込んだ取り組みを検討いただければと思う。(男、30代、NPO・NGO関係者)
- 民間の地道な世論喚起しか日韓を動かすものはない。(男、40代、メディア関係者)
- 期待できる、というか、このようなチャネルで相互のノンガバメントの立場の有識者間での問題意識共有は本当に大切であると感じる。(男、50代、企業経営者・幹部)
- 戦争中に日本が韓国に多大な被害を与えたことは明白である。日本の戦後の償い行為もあり、日本政府が韓国一般民の納得するような形で関係改善を進めることは難しい。民間同士による冷静・本音の交流が重要。(男、70代、自営業)
- 自国のマスコミでは伝わっていない相互の認識の交換の意味は大きい(男、60代、企業経営者・幹部)
- 日韓政府間の最悪な関係を少しでも和らげて欲しい。(男、50代、会社員)
- 対話によって、時間が多少かかっても、なぜ紛争に至るのか。これをどう防げばよいか、勉強する必要があります。w(男、60代、NPO・NGO関係者)
- 在日コリアン、在韓ジャパニーズの交流を。(男、40代、メディア関係者)
- 我が国に取って朝鮮半島の安定は国益であるが,中国の活発化により、新たなバランスを目指しているように見える。こうした環境で、韓国と日本がそれぞれの真の国益を見出すことが出来れば大きな収穫である。(男、50代、)
- 日韓の歴史は、秀吉の朝鮮出兵で悪化した関係を朝鮮通信使が修復、改善した。これには数百年の歳月を費やした。朝鮮半島の植民地支配に関わる様々な負の遺産がきちんと清算されるのにも、まだ時間を要するはずだ。ただ、江戸時代に比べていまは、草の根レベルの日韓交流が数多く存在する。政治がその交流を阻害している面があるが、民間による未来対話は、民間交流の掘り起すことに力を傾注すべきだ。江江戸時代の朝鮮通信使を日韓両国によって世界遺産に登録しようという動きがある。2001年にJR新大久保駅で線路に落ちた日本人を助けようとして韓国人留学生が死亡した事故があったが、留学生の両親が寄付した善意の浄財をアジアの留学生に奨学金として贈る取り組みはなお続いている。新大久保駅に安全柵が完成した昨年は奨学金の授与式に日韓両国の首脳がそろってメッセージを寄せた。「未来対話」では、こじれた関係を解きほぐす「議論」も必要かもしれないが、草の根レベルの「事例」を掘り起し、その意味を考えることも関係改善の一歩になるのではないか。50万人を超える新旧の在日コリアンも架け橋として様々な取組をしていることを見逃してはならない。植民地支配をめぐる怨念は、70年ぐらい解決できる問題ではない。(男、60代、自営業)
- 大東亜戦争が起こった20世紀前半とは違い情報操作を完全に行うことができなくなった現在、複数のパイプで対話を続けることに必然性が出てきたと感じるから。(男、50代、自営業)
- 直接利害の無い視点から意見を交換し、それを積み上げながら友好関係を気づいていければ良いなぁ。(男、50代、自由業)
- 朴政権の異常な対日行動は韓国の知識人や対日関係・国際関係を大切に考えている多くの韓国人の意識とは大きな差があるため、その人々との継続的な話し合いで信頼関係を再構築できれば、日本政府も韓国政府も対話路線に戻る力が生まれる可能性が十分にあると考えます。そのためには、民間ベースの建設的な政策対話(例えば、失業対策、社会保障政策、経済政策等々に関する意見交流)を具体的に推進することができれば良いのではないかと思います。(男、70代、NPO・NGO関係者)
- 現状は、お互いの未知による誤解が大きい。国民レベルでの、真剣で、大々的な交流が必要である。 韓国には、戦前の経験から、日本を警戒しながらも、日本を良く知る「知日派」が、平成のはじめ頃までは 活躍していたが、今はいない。 驚くことに、留学生の殆どは、本音は反日。有効な働きかけが必要と思う。(男、70代、無職)
- 民間がお互い冷静に議論する場をたくさん作っていかねばならない。 お互いに政治的思惑や感情的ナショナリズムを排し議論することはとても重要。 ヘイトで正常化は出来ない。(男、60代、企業経営者・幹部)
- 歴史認識を一致させなくても友好関係が築ける、という雰囲気にしてほしい。現状の韓国のいう「歴史認識」「教科書是正」は日本側には受け入れがたい。そうなら友好関係が築けないというのは一方的。例えば日米では原爆投下について歴史認識は正反対。でも両国は親密な関係を築き、過去にこだわってはいない。歴史認識を統一する必要はない(男、30代、メディア関係者)
- 韓国政府がこれまでの対日主張を変えることは期待できない。政府間の歩み寄りが期待できない折に、無理な決着を図ろうとすると、却って問題が派生しこじれることとなる。 経済的にも幾多の分野で競合する両国間で、政経分離などという手法も取れない。落ち着いた議論ができる層(NGO、NPO等)が相互交流をし、じっくりと理解を深め、解決の糸口を探す必要性を強く感じる。(男、60代、NPO・NGO関係者)
- 良識ある両国民の代表が率直に意見交換することそのものが 相互理解のために欠かせない事であると 共に関係改善に大いに資すると思います。(男、70代、企業経営者・幹部)
- 政府間の対立、政治家の思惑に振り回されてはいけない 両国の国民が互いに冷静になり、立場を認め合った上で、時間をかけて理解を深めていくしかない 「未来志向」の意味を再確認する必要があるのではないでしょうか(男、50代、メディア関係者)
- 竹島問題も、歴史的経過を踏まえて議論してほしい。日本外務省、韓国外交通商部の意見てはないもの探ってほしい(男、70代、無職)
- 世界的に政府指導者の劣化が進んでいることの 認識の始まりとして期待している(男、60代、各団体関係者)
- 世界の潮流には二つの大きな流れがあると思われる。一つは潮の流れの上層部分しか目にとめない認識にとどまること。世界は新たな緊張状態に入り、各地で戦乱が繰り返しおき大国間の緊張の再現、国際関係は戦争の危険に満ちていると言う認識きである。しかし、この立場からだけで世界の動きを見て、国際関係、国と国の関係だけに目にとめていると、深層に流れる世界の大きな潮流を感じ取ることができなくなる。人々の関係は国を超えてグローバルに、トランスナショナルになってきていることは明らかですね。 企業はとっくに国家間関係を超えてつながりを強めている、文化的、科学的、知的交流は日に日に増加し複雑化している。NPOもその流れにあり、国家間関係を超えたノンステートアクターの強力な一つである。着目すべきなのは、国家間関係の限界をいかにして超え、戦争を回避し、新たな人類の関係のあり方を見いだそうと、模索している人類の知恵であると言うことです。トランスナショナルの動きを、国際間問題を考えるとき考慮しなくてはならない時代にあるという認識である。(男、70代、退職後、地域活動に参加)
- 双方の政府が有効な関係打開策を見だせず、一方から踏み出そうとする勇気も持ち合わせないとき、一般国民の往来も多い隣国同士の民間の役割は極めて重要だ。言論NPOが試みている未来対話はそうした中でも貴重な努力であり、ぜひ率直な意見交換と政策提言を続けてほしい。(男、70代、NPO・NGO関係者)
- 双方ともに政府に配慮が足りない場合は、民間で対話を行うしかないし、民間対話の方がより効果的に理解を上げられると思う。ただし、報道を伴うことが重要だと考える。(女、50代、各団体関係者)
- わたしは日本が真の意味で「グローバルプレイヤー」となることを主張している。文化外交や民間外交が存在感を示せるのはその表れである。(男、60代、学者・研究者)
- 人気がなくとも、冷静な議論は重要。あきらめずに続けるべき。(男、60代、学者・研究者)
- 人気がなくとも、冷静な議論は重要。あきらめずに続けるべき。(男、60代、学者・研究者)
- 日韓関係が政治面においてストップ状態にあるもとでは民間での取組が将来に向けた地ならしとしても重要であると考える。文化、経済面での交流を積極化すべきである。(70代、金融関係団体の退職者)
- ぜひ、日本の本当の姿を知らしめてください。 知れば自分たちが変わらなければならないので、知りたくないとの抵抗が強いと思いますが、地道に崩してゆくしかないのでしょうね。(男、70代、NPO・NGO関係者)
- 韓国の高齢化は日本の高齢化のスピードを越えてしまった。しかし、財政危機を何度も解決してくる際に小さな政府が志向され、財政基盤も弱いので高齢者対策は進んでいない。ただ、日本の介護保険も簡単に導入できない。既に日本での財政負担が8兆円を超えて今後もその負担は若い世代に重くのしかかっていく。この分野の知恵を提供していくことでも道は開ける。(男、60代、企業経営者・幹部)
- これが報道されるだけでも効果はあると思う。(男、60代、年金生活者)
- 潜在的には、強い、日韓友好の、市民レベルでの意見を表明してほしい。(男、60代、学者・研究者)
- 対話のチャネルは多ければ多いに越したことはない。特に言論NPOの実績は両国で信頼されていると思う。(男、50代、学者・研究者)
「どちらかといえば期待できる」回答
- 冷静な議論から、正しい世論の形成を期待。(男、70代、自営業)
- 草の根交流は、どのようなものであれ大切。対話の様子を韓国メディアにきちんと取り上げてもらってほしい。(男、50代、メディア幹部)
- いま、民間でしか期待はできません。 歴史も環境も乗り越えて、ある島で日本人と韓国人と中国人の子供を 同じ環境で共同生活していけば、みんな仲良くなれると信じています。(男、50代、自営業)
- 政府間で行き違いがある以上、役割を果たすのは民間しかないから(男、40代、メディア関係者)
- 韓国政府の対話に対してのかたくなな拒否姿勢から言って、民間の対話に期待するしかない。(男、50代、企業経営者・幹部)
- 大いに期待したいところだが、両国政府の頑なな態度を変えるまでに至るかどうかは見通せないでいる(男、50代、メディア幹部)
- 大きな期待ではないが、何もしないよりは良い。(男、50代、メディア関係者)
- 過熱している韓国世論にも冷静な声を届けなければならない(30代、会社員)
- このようなことの積み重ねと、マスコミ報道に期待したいと思います。 ただ、時期的に韓国の経済事情が良い状態が続くことが条件ですが。(男、70代、NPO・NGO関係者)
- 政府間での対話で問題打開していく道筋が想像、できない、民間の勘定にはまだお互いに良い面を見合っているところもあるので、そこが、問題打開のとっかかりとなる可能性があることを期待、(男、60代、定年退職者)
- 期待できるというより「期待したいという感じ。(女、80代以上、NPO・NGO関係者)
- 日本人はむしろ中国に強い脅威を感じており、米国や韓国との協力は不可欠だと考えている、(男、30代、自営業)
- 基本的には政府間・議員間交流により先導されるべきものだが、 膠着状態にあるだけに、民間取り組みも並行的に進めていく必要あり。(男、60代、大学講師、社外取締役)
- 日韓の相互理解の深化は大切であり、すぐに大きな成果につながることはできないと思うが、民間での取組の強化と努力して継続することがすこしずつ成果を生み出していくと思う。(男、70代、各団体関係者)
- 「未来対話」がディベートに終わらず、各分科会毎にテーマの掘り下げや、共通理解やコンセンサスを作ることが重要である。それを積み重ねて全体成果とする。(男、70代、自営業)
- 問1の結果からみても、民間レベルでの相互理解を図るべき(男、50代、会社員)
- マス・メディア、ジャーナリズムの質についての議論をお願いします。(男、20代、フリーター)
- 政府と距離を置いた民間人によるこのような取り組みに対しては、個人的には相互理解を進めるために期待するところが大きい。一方で、ここでいう「民間」が、決して一般的な「市民」ではないことが、このような取り組みの限界であり、その成果に対して過度に期待することは無理があると思うから。(男、40代、学者・研究者)
- 両国には様々な考えが存在、信頼醸成の国民の広がりへ道を作ってほしい。(男、70代、年金生活者)
- 既存メディアが先ず動かなければならない取組であるが、殆どのメディアは取組まず反発を煽っている。対話を流れとすることに多くの国民は望んでいる。対話の糸口を絶やさないことが一番である。それが心あるジャーナリスト・官僚・政治家を動かすと信じる。(男、70代、技術コンサルタント)
- 二カ国の友好関係は、基本は両国民の対話から始まるから。(男、50代、地方公務員)
- 日韓で「もめたい」と考える人はどこにもいないので、こういった試みには大賛成である。(男、60代、自営業)
- 安倍政権が愛国政権ではないから。(男、40代、会社員)
- 対話が無意味とはならないが、韓国の頑なな対日観が払拭されるにはまだまだ長い時間を必要とする(男、70代、年金)
- 政府間だけでなく、民間レベルの対話の必要性は重要である(男、70代、年金生活者)
- 今はマスコミを教育することが大切。そういった所を対処すべき。(男、60代、NPO・NGO関係者)
- 韓国は歴史の懸案で何を優先するかをはっきりさせるべき。竹島まで含めてすべて「過去の清算」を求めるのは外交上不可能だ。韓国は中国に対しては、朝鮮戦争の交戦、高句麗領土問題などを棚上げしているのだから、日本との間でも歴史問題をわきに置いた外交はできるはずだ。 また少子高齢化や年金、若者の就職難、外国人労働者の受け入れなど日韓に共通する課題について、官民それぞれの交流を通じて意見交換することが互いの利益になる。 韓国人は24時間「反日」でいるわけではないし、日本人の根っからの「嫌韓」は少数だろう。民間交流は現実的な問題をテーマにすることが必要だ。(男、60代、メディア関係者)
- だれかが何かを始めなければ事態は好転しません。国内事情から見てまだ幾らかゆとりのある日本からこういう運動が始まるのは妥当だと思いますし、期待もできると思います。今の厳しい世界情勢の中で日本と韓国にはこんなくだらない内輪げんかをしている場合じゃないですから。(女、70代、年金生活者)
- セカンドトラックをきちんと維持することが、最後には必ず両国関係の大きな流れの中で実を結ぶチャンスが来る。あきらめずに取り組みを続けることがすべてだ。(男、60代、メディア関係者)
- 両国間で極めて困難な歴史認識問題についてどう溝を埋めていくかの話し合いをしてほしい(男、40代、メディア関係者)
- お互い隣国であるにもかかわらず、まだまだ話し合いが足りていない。一つ一つは大きな効果は見込めないと思うが、あらゆるレベルで真剣が議論を積み重ねることが大切であると思う。 韓国人に対しては、遠慮せずにはっきりものを言うことが大切であると思う。下手な配慮は誤解を積み重ねるもとになりかねない。また、我々日本人と韓国人は異民族であって、人の生き方、社会の在り方といった根本的なところから違う。同じ民主主義と言っても中身はまるで違う。まずお互いに相手はどういう人々であるのか、考え直す機会を作ることも考えてほしい。(男、40代、会社員)
- いろいろな多様な分野の人が参加できるような枠組みを作ってもらいたい。(男、50代、学者・研究者)
- 現状のような日韓関係は余りにも異常との意識が両国民の心のなかに存在しているから。(男、80代以上、NPO・NGO関係者)
- 相互理解が大いに進むことを心から願っている。(女、70代、年金生活者)
- とにかく冷静な民間人と話をすること。日本人とみるや言いがかりをつけてくるマインドの民間人では話にならない。ただしまともな韓国人は、日本人と平和裏に話をしたと言っただけで、韓国に帰ると袋叩きに会うことが予想されるので話し合いに参加したくないのではないか?国民的な発狂状態にある中で、韓国民の頭を冷やせるだけの人物の人選が韓国側では難しいのでは?(男、50代、企業経営者・幹部)
- 即効性は余り期待できないが、両国民共冷静に.物事を見れる人も多少入るわけで、 ご苦労ですが地道な継続した努力を期待しています。(男、70代、年金生活者)
- 日中韓のアニュアルミーティングが行われない今、(正式なトラック2ではないかもしれないが)昨年の北京東京フォーラムでの"不戦の誓い"のような本気かつ多用な話し合いでの果実を集めるしかないだろう。(男、30代、メディア関係者)
- 徴兵制のある国の危機感と、平和が続いた徴兵制の無い国の危機感は大きく異なり、国民の意識に 大きな隔たりがあるように感じている。このような背景の理解が前提としてあるべきだと 考えます。要するに韓国は我々と同じ目線では見ていない事を理解しないと話が 噛み合わないように感じています。(男、60代、企業経営者・幹部)
- 韓国も日本も、市民社会が大きな力を持っているので、関係改善には貢献できると確信しています。(男、40代、学者・研究者)
「どちらともいえない」回答
- 中国と違って韓国では曲がりなりにも言論の自由が確保されているように見える。そうした状況の中では、中国との対話ほどのインパクトがあるとは思えない。おそらくそうしたことが、日韓対話への期待の薄さにあるのではないか。(男、70代、企業経営者・幹部)
- お互いの政治が現状では良好な状況とは考えにくい、であるならば民間外交で両国関係を未来志向で打開を図り、そして両国政治を動かし、本来のあるべき姿にすべきである。(男、70代、年金生活者)
- 昨今は、この様な交流も利用して、日本の利用を画策するのではと心配しています。 日本は韓国に、経済協力も技術供与もしてはいけません。 ともに緊張の有る、真摯な競い合いをする事が、最も相手を尊重した態度であり、日本が韓国を必要とする事実は無く、世界の常識通り、隣国のは緊張感を維持する政策を日本国民は選択肢に常に置いて欲しい。(男、50代、)
- 根が深いので簡単ではないと思います。(男、70代、年金生活者)
- 特定グループの理解は進むであろうが、それを国民レベルに拡大させる手段がないと両者の理解は難しい。(男、80代以上、年金生活者)
- 中国と同じ。双方の政治家が向き合う状況が生まれるにはややこじれている。(男、70代、企業経営者・幹部)
- このようなアンケートにそもそも意味があるのか疑問。マスコミが結果の一部を誇張して取り上げることで、かえって両国国民の感情を悪化させる一助となっている気がする。日中でもしかり。言論NPO自身の方向性を検証する必要があるのでは。(男、40代、メディア関係者)
- 有識者に対しどのように働きかけていくかの工程表もできていない。(男、60代、各団体関係者)
- 民間が努力しても、政府間が意地の突っ張り合いをしていては効果は半減どころか無いに等しい。 両国の政府と議員の「首のすげ替え」をやる以外に方法はない。 無駄でもよいから、両国の民間の対話者が互いの政府に、強弁の申し入れを繰り返す、エンドレスの活動を要望する。 私個人の思いは、安倍路線に追随する議員は次の選挙で全員落選させるべきと考える。その行動が「国民投票」になると考える。(男、70代、無職の年金生活者。)
- 韓国の国民感情は、国主導の教育等に影響しているため、民間対話は意味があるが、」その効果は見えない。(男、60代、会社員)
- 現時点における両国政府の対応、及び国民の意識が未だ前近代的(民主主義が未熟)であるからどちらともいえないが、逆に言えば、両国政府の発想を転換(政策の転換)すれば、未来は開けると考える。(男、70代、企業経営者・幹部)
- 中国に対するのと同じ程度に、しないよりはましだと考えている。それにより現地の民主的な傾向がいくらかでも強くなるのに、貢献する役割を果たすことを期待する。(男、70代、学者・研究者)
- 韓国のメデイアは今回の調査結果をどのように報道しているのでしょうか? 日本の一部報道では、日本の集団的自衛権の議論が韓国国民の軍事的脅威を増幅させている要因としている向きも あります。設問の仕方と結果の取り扱い及び解釈によっては、本質的な日本の安全保障の議論に歪んだ影響を 与える事を危惧します。(男、60代、企業経営者・幹部)
「どちらかといえば期待できない」回答
- 両国とも、民間レベルでの解決に不慣れであり、国民自体が期待薄ではないだろうか。(男、70代、学者・研究者)
- 関係改善は期待できなくとも、継続すること自体に意味がある。(男、50代、学者・研究者)
- 本来は期待できなければいけないのだが、韓国側が日本と友好関係を進めるのにメリットを見出すことが出来なければ、その場限りの対話に終始するのではないか。韓国に本当にやる気があるのか疑わしい。(男、80代以上、年金生活者)
- 日韓両国だけでなく,,第3国も交えた対話で開ければ意味ある対話にならない。(男、60代、企業経営者・幹部)
- 極めて悲観的と批判を受けそうだが、民間努力で政府propaganda に対抗するのは相手がSouth Korea でなくとも困難だろうと思う。相手が政治的、外交的、経済的に痛い目にあうまでは効果が出るまい。(男、70代、自由業)
- 今はタイミングが悪すぎて油に火を注ぐ結果になることを危惧する。 日中のほうがまだ防発を防ぐ組織や機能と歴史がある。(男、60代、企業経営者・幹部)
- どの様な雰囲気で「対話」が行われるのか不明ですが・・・ TVなどで行われている「討論番組」を見ると全く小学生以下。基本的な対話のルールさえ知らない 評論家、政治屋、大学教授などただワイワイ自分の意見を述べているだけ。 「声の大きい人」が勝手にしゃべる。他者が話している時にかぶせて話し出す。乱暴な言葉相手を 恫喝(?)する。司会者が勝手に話を阻む・・・・ もっと冷静に、論理的に、事実に基づいて論を述べる事が出来ないのか? まず事実を洗い出す。解釈は必ず日韓両論併記。まだ完全に何処で解釈が異なるのかが出来ていないと 思う。(男、70代、退職者)
- 心の中で何を思うかまで、対話では分からない。 少なくとも日本人は、好意的に対話に臨むであろうが、韓国人がそうとは限らない。 日本人は、徹底的に実利的視点をもって外国と接するべきである。 それは、日韓関係に限定されぬ、日中関係、日米関係にも該当する。(男、50代、学者・研究者)
- 韓国の国民感情は頑なであり、識者の対話から好転すると思えない(男、30代、会社員)
「期待できない」回答
- 言論NPOが発言に責任をもてる団体ではないため。韓国にしても中国にしても、相手が一番喜ぶことは日本の国論を分断すること。日本国内で国の方針を巡ってさまざまな意見が出されることは必要なことであるが、外へ向かっては一枚岩であるべきである。ましてや発言に何の責任も持てないものが好き勝手な論理を述べることは相手につけいる隙を与えるだけである。(男、40代、地方公務員)
- 韓国が経済発展を契機として自信を持ったことに端を発して、過去の歴史に対する反日行動を扇動してきた事がそもそもの原因。日本国内の状況を見れば、韓国が言う歴史認識やら軍国主義やらの指摘が笑止千万な事は明らか。こういう点を無視した反日行動が続く限り、日本国民との感覚の差は拡大するばかりで未来に向けた関係など構築出来る筈はなく、嫌韓的な日本国内の雰囲気は増していく。(女、50代、会社員)
- 民間交流が大事なことは分かるが、言論NPOの活動スタイルには違和感がある。 「マスコミに取り上げられた」というセリフが多すぎる。 やるべきことは政府に対する働き掛けではないだろうか。(男、70代、学者・研究者)
- 歪曲された歴史教育をベースとした歴史認識を、客観的な事実の積上げによって共通の歴史認識に導かなければ、そもそもの対話自体が成立しないように思います。(男、60代、会社員)
- 民家の取組が無駄だとは言わないが、今の韓国には何を言ってもしょうがない。残念ながら。(男、60代、企業経営者・幹部)
- 力量がない。残念だ。 仕組みを変えれば、期待できる。(男、70代、国際マーケティングプロデューサ・経営コンサルタント)
- 民間の関係はもともとそんな悪くはないので、問題は政府レベル、安全保障を中心に置いてしっかりした関係を作らねばならない。(男、70代、企業経営者・幹部)
- 結果に期待できなくても継続が重要だ。(男、60代、退職者)
- このような形の対話であれば何かい話しあっても同じである。本音を引き出すべきである。(男、70代、企業経営者・幹部)
- そもそも、韓国教育界が親北朝鮮勢力に主導されており、韓国の反日は論理を超えて宗教のレベルである。もはや、民間レベルでどうこうして改善できるレベルにはないのではないか。無駄なことはやめて対韓国軍事戦略を早急に構築すべきである。(男、50代、企業経営者・幹部)
- 朴槿惠大統領がこの「対話」で影響を受けるとは思えない。(男、60代、自営業)
「わからない」回答
- 先ず韓半島北に次いで韓半島南に日本が申し出る事は、竹島は日本と韓半島の共同領有にすること。 日本50%、韓半島北25%、韓半島南25%とする。(男、70代、ECONOMY(理財)・財務・政冶・社会保障研究者)