言論NPOと中国日報社が2007年8月19日に公表した「第3回日中共同世論調査結果」では、中国人の対日感情が改善傾向にあることがわかりました。
今回の調査では、中国人で日本への印象が「良くない」と回答した人は、昨年から20ポイント減の36.5%となり、対日感情が改善傾向にあることがわかりました。また、最近一年間での印象の変化でも、中国側は過半数が「良くなった」と回答しており、首脳交流の再開を受け、対日感情の好転の兆しが見られました。一方、日本人の66.3%は中国に対して「良くない」印象を持っていると回答しており、対照的な結果となっています。
相手国に関する認識に関する質問では、日本人が中国と聞いて連想するのは、「中華料理」、「万里の長城」、「反日デモ」の順となり、中国人が日本で連想するのは「電気製品」、「南京団虐殺」、「桜」の順となりました。中国人の日本に関するイメージで、歴史以外のものがトップになったのは今回の調査が初めてです。
日中両国民ともに9割の人が、相手国の訪問経験や友人知人がなく、直接交流が乏しい点はこれまでの調査と同様です。また、両国民の8割が相手国に関する情報を、依然として自国のテレビから得ていることも明らかとなっています。
この調査は、言論NPOと中国日報社が毎年共同で実施しているもので、今年は5月に実施しました。
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