挨拶 : 孫家正 ( 文化部部長 )

2007年8月28日

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孫家正(文化部部長)
ソン・ジャジェン

1944年生まれ。1968年南京大学中文学部卒業後、江蘇省六合県で10年間勤務。1978年、共産主義青年団南京市委員会書記、共産党主義青年団江蘇省委員会副書記、書記を務めた。1983年、中国共産党江蘇省委員会常務委員、秘書長を務め、1984年、中国共産党徐州市委員会書記を兼任。1986 年、中国共産党江蘇省委員会副書記兼宣伝部部長、1989年、中国共産党江蘇省委員会副書記兼宣伝部部長、1989年12月、中国共産党江蘇省委員会副書記を務めた。1994年4月、中国ラジオ・映画・テレビ放送部部長、党グループ書記を担当。1998年3月18日、文化部部長、党グループ書記に就任。中国共産党第十二回、十三回、十四回中央委員候補、第十五回、十六回中央委員を務める。

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挨拶

 田中角栄元首相が訪中した九月二十五日は中日国交にとって大事な日ですが、今日もまた両国にとって大事な日になります。

 思えば、中日間には、切っても切れない関係があります。今年は中日友好35周年を記念する仏像展も開催されます。

 また、中日の間には、筆談と言う独特の交流方式があります。九州の熊本の旧家には、筆談で孫文が15回日本に渡り、革命について日本人と議論した筆談のメモが残っています。37枚残っています。

 そうした仏像や原稿を通して1千年余りの中日の友好関係を振り返ると、感無量に思います。

 確かに、中日間には曲折と中断もありましたが、友好の流れは変えられないものです。

 ここ30年の間を見ると中日関係は盛況を呈していることがわかります。これは、アジアと世界の平和の発展には大変有利なことです。

 河野洋平氏は、日本文化と中国の文化は切っても切れないものだとおっしゃいました。文化は水のように、万物の中に通底して流れているものなのです。

 しかも、文化は永遠に凍結できない暖流であり、大きな原動力になるものです。

 ご存知の通り、北京オリンピックを2008年に控えており、スポーツ文化交流年になります。

 私は交流年に大きな希望を抱いています。また、成功に期待する固い信念を持たなければなりません。困難を乗り越え両国の美しい未来へ向かいましょう。
 
 北京―東京フォーラムの成功を心から祝します。


文責:上井博之