「第17回東京-北京フォーラム」 緊急寄付のお願い

1013kifu1.png 世界は今、米中の対立や、コロナ感染や温暖化など、地球規模の危機への対応で、これまでにない困難に直面しています。
 こうした中で私たちが取り組んでいるのは、緊張が深まるアジアでの紛争回避と、分断ではなくルールに基づいた持続可能な世界、そのための政策協調です。
 そのために、私たちは今年も、中国と韓国との二つの対話を民間レベルで行うことにしました。しかし、新型コロナウイルスの影響は大きく、今年の対話の開催資金がまだ不足しています。そこで今回もこの対話を続けるために、緊急の寄付をお願いすることしました。

 私たちが行う中国との対話は16年間、どんな困難があっても一度も中断せずに行ってきたもので、米中対立下の世界やアジアの未来を考える上で唯一、中国と本音の議論ができる舞台として、米国の有力シンクタンクCSISが「日中最高の公共外交のプラットフォーム」と評するなど、世界も注目する対話となっています。
 また韓国との対話では、政府関係が完全に冷え込む中で、両国のトップが変わる機会に、日韓関係の意味を問い直さなくてはなりません。
 私たちの今年の対話にかける決意をご理解いただき、ご寄付をお願いさせていただくしかない局面なのです。


今年の「日韓未来対話」、「東京-北京フォーラム」の開催には、多くの皆さんのお力添えが必要不可欠です

 私たちは今回の「日韓未来対話」、「東京-北京フォーラム」の寄付で500万円を目標としています。オンライン開催とはいえ、これらの会議の運営には、通訳費や会議の中継費用、世論調査の資金が必要になっています。
 そのため、1口5,000円から、銀行振込またはクレジットカード決済にてご寄付を承っております。
 ご寄付いただいた方には、「日韓未来対話」・「東京-北京フォーラム」の対話の傍聴にご招待をさせていただくとともに、中国との世論調査の資料も併せてお送りさせていただきます。また、寄付された額は、確定申告時に寄付金控除を受けられます。

 「第9回日韓未来対話」は 10月2日(土)にオンライン方式で開催しました。韓国では来年、行われる大統領選の候補が決まる時期と重なります。また、日本でも総選挙の直前という時期ですが、「米中対立下の世界での日韓関係の意味を考える」をメインテーマに、「日韓関係の改善をどう進めるのか」、「中国の強硬姿勢に日韓はどう対応するのか」、「民主主義は日韓共通の基盤になりえるか」について議論する予定です。さらに、昨年好評であった35歳以下のパネリストリストが参加する「日韓若者対話」も実施します。
 参加者などの詳細はこちらから、ご覧ください。

 「第17回東京-北京フォーラム」は10月25日(月)・26日(火)にオンラインで行います。すでに両国を代表する100氏近い、議論参加者がほぼ決まっており、最終調整を行っている最中です。
 米中対立が深刻化し、日中の政府間関係も目立った動きができない状況下にあります。そうした中で、台湾や尖閣諸島の問題で緊張が深まるアジアの紛争回避だけではなく、分断化になる世界経済やデジタル問題、そして、急速に進む気候危機を話し合い、そのための国際協調と日中関係の修復を話し合います。

 あなたのご寄付で、私たちの試みにぜひともお力を貸していただけないでしょうか。ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます