10月16日に開催された言論NPOの第3回会員交流会では、言論NPOのアドバイザリーボードの増田寛也氏(野村総合研究所顧問)がゲストスピーカーとして参加し、「日本の民主主義と政治のゆくえ」をテーマに講演しました。
それに先立ち、代表の工藤は「『私たちは政治家に白紙委任をしない』というキャンペーンを起点に議論を始める」と述べ、次の選挙に向けて「政党のガバナンス評価およびマニフェスト評価、政治家の政策課題に対する認識の公開によって、政治家と有権者との緊張関係を作っていく」と今後の方針を語りました。
続いて、増田氏は「日本の民主主義と政治のゆくえ」をテーマに講演し、マニフェストを軸とした政治サイクルの重要性および国民投票に対する過度の期待への危機感、政党の機能不全の原因、総選挙時期の予測について言及しました。その中で増田氏は、政治にも、有権者にも本当のマニフェストが浸透していないことに触れ、「政党がきちんとマニフェストを作ると同時に有権者が評価し、次の投票行動に結びつける責任がある」と党内議論を経たマニフェスト作りと有権者の責任ある投票行動を促しました。さらに、次回の選挙における言論NPOの役割について、政党の実行力を問う「ガバナンス評価をマニフェスト評価に含めることによって言論NPOの政策評価の意味がある」と語りました。
講演後、会員から「マニフェストの善悪の基準」、「討論型世論調査の有効性」、「政党のガバナンスのための政党法の役割」に関する質問が出されるなど、活発な意見交換がなされ、交流会は終了しました。
本日開催した会員交流会は、2か月に1回、定期的に開催する予定です。今回の増田氏の講演を含め、過去の会員交流会の要旨を会員限定で公開します。
今後言論NPOは、賛同者100万人を目指す「私たちは政治家に白紙委任をしない」というキャンペーンを起点に様々な活動を展開していきますので、ご支援・ご協力の程宜しくお願いします。
キャンペーンに賛同される方はこちらの特設サイトを 、言論NPOへの入会希望者はこちらをご覧ください。
文責:荒木基晃(学生インターン)
10月16日に開催された言論NPOの第3回会員交流会では、言論NPOのアドバイザリーボードの増田寛也氏(野村総合研究所顧問)がゲストスピーカーとして参加し、「日本の民主主義と政治のゆくえ」をテーマに講演しました。