田中:「第2回エクセレントNPO大賞」は「難民支援協会」に決まりました。おめでとうございます。まず、感想をお聞かせください。
石川:本当に受賞できると思っていませんでした。テレビの中でしかお会いしたことのないようなNPOで活躍している方々がいらっしゃったので、ミーハーな気持ちと、多くのNPOの方々がいらしていたので、勉強させていただく気持ちで眺めていました。まさか大賞をいただけるとは思わずに、本当に嬉しい気持ちです。
田中:難民支援協会は去年も応募していただいていて、2回目の応募になります。実は、去年はノミネートもされていなかったのですが、もう一度チャレンジしようと思われた理由はなんでしょうか。
石川:やはり応募するための申請の過程で、自分たちの組織を見直すきっかけになったこともあり、こういった自己評価を定期的にできるといいな、という思いがありました。なので、もちろん受賞できればいいと思っていましたが、その過程自体にすごく意義があると思って今年も応募させていただきました。
田中:昨年の応募書類に対してコメントをさせていただいたいのですが、そのコメントがしっかりと修正されていて、かつ上乗せされて申請書に反映されていたのが、私たち審査委員の中でも印象的でした。
さて、またこの大賞は来年も行う予定ですが、来年応募されてくるであろう団体の皆さんにメッセージをお願いします。
石川:NPO自身のマネジメントとして、この賞に応募することは定期的に自分たちの組織を振り返るいい機会になると思います。私たちも結果的に大賞をいただくことができましたが、定期的に団体を振り返るツールとしても活用させていただきたいと思っています。そういう活用をすることによって、よりよい団体の運営をめざしていく、という内部の意識付けとしても有効になるのではないかと思っています。
田中:本当におめでとうございます。