社員が安心して参加できる団体を選ぶために評価基準が役立つ
「第6回エクセレントNPO大賞」
協賛企業
大野茂樹氏(住友商事株式会社 サステナビリティ推進部長)
聞き手:田中弥生氏
(「エクセレントNPO大賞」審査委員、大学改革支援・学位授与機構特任教授)
田中:「エクセレントNPO大賞」をご支援いただいている住友商事さんです。今回、昨年に続き表彰式にご出席いただいたのですが、どんな印象を持たれましたか。
大野:NPO、非営利団体というのはたくさん団体がいらっしゃいますが、我々は日ごろ、なかなか中身を知ることができません。しかし、ある一定の開発された基準で選ばれた団体の活動を聞かせていただくと、「こんな素晴らしい活動をされている団体がいらっしゃったのだ」ということを勉強させていただき、気づかせていただく、大変貴重な機会になっています。
田中:住友商事の社員の方でも「ボランティアをしてみたいな」という方もいらっしゃるようですが、「こういう団体であれば安心して紹介できる」というのはありますか。
大野:NPOはたくさん団体がいらして、活動も多岐にわたるのですが、趣旨であるとか規模であるとか、なかなか比べられない。「どういう団体に参加したらいいのか分からない」という社員も多いと思います。そういうときに、基準をもって評価された団体であれば、安心してかかわっていける、ということはあると思います。
前回の受賞団体と、社員との交流から
得た気づきとは
田中:昨年、大賞を受賞された「Learning for All」を会社に呼ばれて、社員の前でプレゼンテーションをされていましたよね。
大野:この取り組みに協賛させていただいているご縁で、昨年の受賞団体である「Learning for ALL」さんに住友商事に来ていただいて、社内で、もちろんボランティアベースですが、話を聞きたい社員を集めまして、お話をいただきました。皆、非常に熱心に聞いていまして、質疑応答も活発でした。企業に勤めながらも、仕事のほかに、セカンドキャリア、パラレルキャリアということで、社会貢献に興味がある社員が多いのだなということを、改めて実感させていただきました。
田中:これからもどうぞよろしくお願いいたします。そして、協賛企業と団体という関係だけではなく、いろいろな形で、社員の皆さんにもかかわっていただけたらと、期待しています。どうぞよろしくお願いします。
大野:こちらこそよろしくお願いいたします。ありがとうございました。