新年明けましておめでとうございます
新しい年があけました。いかがお過ごしでしょうか。
私は、この新しい年は二つの点で、非常に重要な年だと考えています。
今年は地方の首長選挙や参議院選挙が行われます。
これを私は有権者が日本や地域の将来や持続で決断を問われる年だと考えています。
これは逆の立場から言えば、政治が日本や地域の将来で有権者の合意を
形成する努力を行うべき年でもあるわけです。
ところが、どうでしょうか。
日本の政治はそうした日本の将来に向けた提案とその実行のための施策を
私たちに説明しているのでしょうか。
もうひとつ、この新しい年は人口減を前提とした新しい社会システムに向けて答えを出すべき時期でもあります。持続可能性に不安がある社会保障の様々なシステムや衰退を深める地方の問題で日本の政治も含めて私たちは、まだ答えを出していないからです。
言論NPOは昨年末で5年目を迎えました。この節目のときに私は、原点に立ちかえり、
しっかりとした議論をこの国に作り上げなくてはと決意を新たにしています。
こうした私たちが直面した課題解決や将来選択で議論をリードするだけではなく、
政治と有権者の間に緊張感ある関係を作り出すために、質の高い議論の循環を様々な分野、地域で起こそうと考えています。
年末にウエッブサイトを全面的に見直し、さらに活字媒体との連動での議論形成を始めたのもそのためです。
私たちは、民主主義の発達のためには、しっかりとした議論が必要と考えています。
新年も私たち言論NPOは、日本の問われる言論の役割を果たすために非営利組織で挑み続けます。
どうぞ、よろしく御願いいたします。
2007年1月1日