@niftyとの連動企画、「ミニ・ポピュラス」が始動しました!

2008年6月16日

◆前半:どんな企画?
◆後半:
第1回目の企画は?  (全 3分4秒 )

聞き手:
インターン 弓岡美菜(東京大学)



今日6/16から@niftyと連動した新しい企画が始まるということですが、どんな企画なのでしょうか。

 「ミニ・ポピュラス」という名前の企画なのですが、これは市民が主体となる議論の場をインターネットで作ろうという企画です。言論NPOは今まで政策評価など様々なことをインターネットの場で行ってきましたが、それだけでなく、やはり参加型でいろんな人たちが参加や対話を行うところまで、言論NPOが責任を持って始めたいと思ったんですね。

 僕たちはこの実験を、政策評価や政策提案まで広げていきたい。やはりいろいろな人たちが議論をして、議論の結果、何かを生み出していきたい。そのための真剣な議論の舞台を、今作ろうと思っています。


第一回目のテーマは、「誰がこの国の政治を変えるのか」ということですが、なぜこのテーマを選んだのですか。

 年明けから考えていたのですが、やはり日本の政治の閉塞感が問題だと思います。外国人の友人とも話しているのですが、このままでは日本は世界から本当に取り残されてしまうと、そういうことを本気で思っている。やはり、このままの日本の政治でいいのかと思ったんですね。政治というのは、もともと私たちがきちんとそれに参加して、それに責任を持たなければいけないのですが、今の状況の政治は国会を見てもわかるように、選挙のための政治になってしまっている。本来なら、二大政党制が行われて政権交代が起こるというひとつの大きな転機、発展の部分にきたにもかかわらず、政治が昔のような形に戻ってしまった。この状況は、やはり直さなくてはならない。そこで、結局この状況を"誰が"直せばいいのかということを皆に考えてほしいと、そう思ったんです。

 今回は、誰が日本の政治を変えるんだというテーマで、言論NPOでこれまで政策評価に参加していただいた3名に、まず口火を切ってもらおうと思っています。明石(康)さん(前国連事務次長)と、イェスパー・コールさん(前メリルリンチ日本証券株式会社 ・チーフエコノミスト)、斎藤誠さん(一橋大学大学院経済学研究科教授)、この3人が、いまの日本の政治をどう考えていけばいいかということを問題提起します。そして、それに向けて皆さんで議論をします。もちろん、私もその議論のコーディネートをずっとしていきます。必ず、この議論を日本の政治が変わるところまで持っていきたいと思っています。

 政治は僕たちが作るものです。そして日本の未来も、僕たちが作るもの。こういう真面目な議論の舞台には...ちょっと参加しにくいなっていう人もいるかもしれませんが...皆さんと一緒に考えていきたいので、是非、私たちと一緒に参加して、一緒に議論を作りましょう。

 ありがとうございました。

(文章は、動画の内容を一部編集したものです。)