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■■■■ 言論NPO ニュースメールマガジン
■■■■ Vol.214 (2009年11月4日発行)
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〈〈 https://www.genron-npo.net/ 〉〉
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
11月1日から3日間の日程で行われた「北京-東京フォーラムin大連」は3日午後、
無事全日程を終了いたしました。
現地での天候悪化などが原因で、要人の会場到着が遅れるなどのハプニングに
見舞われたものの、2日目に行われた5つの分科会を中心に、両国のパネリスト間
で白熱した議論が行われました。
最終日となった3日の全体会議では、主催者である言論NPOと中国日報社とが
共同で「大連宣言」を採択し、今後とも「日中両国民の共通利益に立って、両国
関係の更なる改善や、アジア及び世界の調和的な発展と共同の繁栄のために力を
尽くし」ていく方針を改めて確認しました。
また、本日帰国した代表の工藤泰志が、今回の対話を振り返ったうえで、
次回以降に向けた思いを語っています。こちらもぜひご覧ください。
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★INDEX★
【1】「大連宣言」を採択―アジアや世界の課題解決に寄与していくとの方向性を合意
【2】「フォーラム全日程を終えて」工藤が語ります
【3】「日中関係は両国にとって最も重要な二国間関係」
―2日全体会議にて、鳩山首相メッセージを公開
【4】 日中のパネリストが5分科会で激突
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【1】「大連宣言」を採択
―アジアや世界の課題解決に寄与していくとの方向性を合意
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11月3日、フォーラム最終日の午前中に行われた全体会議では、日中双方の代表者
がによるスピーチが行われた後、5つの分科会でどのような議論が繰り広げられた
かを総括する分科会報告が行われました。
この全体会議の最後で、言論NPO代表の工藤泰志によって、「大連宣言」が読み上げ
られました。これは本フォーラムの主催者である言論NPOと中国日報社が共同で採択
したものです。過去5回のフォーラムがもたらした成果について確認するとともに、
今後も協力してアジアや世界が抱える課題の解決に積極的に取り組み、相互信頼
の醸成と経済連携に尽力していくとの方向性が合意されています。
▼「大連宣言」の全文を読む
→ http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=584:2009-11-03-04-18-37&catid=124:3kisyakaiken&Itemid=216
▼3日目全体会議の報告を読む
→ http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=123&Itemid=215
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【2】「フォーラム全日程を終えて」工藤が語ります
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閉幕翌日となった本日、代表の工藤が今回のフォーラムの成果と、次回以降に
向けた課題と抱負を語ります。
「フォーラムを終えてまず感じているのは、ようやく折り返し地点に来たなと
いうことです。日中関係が最悪のときにフォーラムを立ち上げて、当面は10回開催
することを中国側と合意しています。これを軌道に乗せるまでに5年かかりました。
次の5年はこの成果の上に立って、さらにこの対話を前進させなくてはなりません。
これからは抽象的な議論でお互いの考えをぶつけ合うのではなく、具体的な課題
解決や、日中やアジアの未来に向けて具体的な何かが動き出すような対話をつくって
いかなければいけない。これは『大連宣言』にも盛り込まれたことです。」(一部抜粋)
▼「工藤ブログ」の全文を読む
→ https://www.genron-npo.net/kudo/diary/003691.html
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【2】「日中関係は両国にとって最も重要な二国間関係」
―全体会議にて、鳩山首相メッセージを公開
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11月2日、フォーラムの幕開けとして開催された全体会議ではまず、日中双方の
実行委員会代表者による挨拶が行われた後、政府代表挨拶、基調講演が行われました。
政府挨拶では中国側から戴秉国氏(国務院国務委員)、日本側からは鳩山由紀夫
総理大臣によるメッセージがそれぞれ代読されました。
鳩山総理はこの中で、二国間での協力にとどまらず、世界経済や国際金融といった
グローバルな課題について、日中間で白熱した議論が行われることを期待する、
と述べました。
▼鳩山総理によるメッセージの全文を読む
→ http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=496:2009-11-02-05-19-15&catid=127:cr2nd
その他には、日本側から渡部恒三氏(衆議院元副議長、前民主党最高顧問)、
宮本雄二氏(在中国日本国大使館 特命全権大使)によるスピーチが、中国側からは
王晨氏(国務院新聞弁公室主任)、夏徳仁氏(大連市党委員会書記)によるスピーチ
などがありました。
▼この全体会議の報告を読む
→ http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=592:112-&catid=121:2zentaikaigi&Itemid=208
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【2】日中のパネリストが5分科会で激突
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2日には全体会議のほか、「政治」「経済」「メディア」「地方」「安全保障」の
5つの分科会が行われました。
ここには日中を代表する学者や政治家、企業のトップやメディア幹部などが参加し、
それぞれの分野について日中両国が抱える課題や具体的な協力のあり方について、
活発な意見交換を行いました。
本音の意見のぶつかり合いで、議論がヒートアップした分科会もありました。
各分科会の報告をぜひご覧ください。
▼政治対話 テーマ:政治の相互信頼、戦略的協力の強化
→(前半) http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=121&Itemid=208
→(後半) http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=116&Itemid=209
▼経済対話 テーマ:国際協力の強化、課題の共同解決
→ http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=114&Itemid=211
▼メディア対話 テーマ:メディアの責任、国民の相互信頼の強化
→ http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=112&Itemid=210
▼地方対話 テーマ:地方交流の促進、協力分野の開拓
→ http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=115&Itemid=213
▼安全保障対話 テーマ:日中協力体制とアジアの安全
→ http://tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=113&Itemid=212
▼分科会報告(3日全体会議内)の記事を読む
→ http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=613:1103zentaikaigihokoku&catid=123:3-zentaikaigi&Itemid=215
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