【時事通信】自民トップも「不合格」=政権公約を評価-言論NPO

2012年12月10日

2012/12/10 17:47配信 時事通信 

 自民党がトップ、民主党が2位だが、どちらも不合格-。民間団体の「言論NPO」(工藤泰志代表)は10日、衆院選の各党マニフェスト(政権公約)を独自基準で評価した結果を公表した。100点満点で自民39点、民主32点、公明28点などの順となり、いずれも厳しい評価。工藤代表は「どの党も合格点には程遠い。書き方が抽象的で、マニフェストが形骸化している」と話している。 評価は2段階で実施。まず12党の公約について数値目標や達成時期を明記しているか、重点項目を絞り込んでいるかなどを調査。上位の民自公と日本未来の党の4党に、注目度が高い日本維新の会の計5党を選び、11の政策分野別に分析し、総合点を出した。 分野別では、自民党が経済、外交・安保、震災復興、教育など8分野で民主党を上回った。民主党が自民党よりも高い評価を得たのは、社会保障、財政再建、原発・エネルギーの3分野のみ。維新の会の総合点は16点、未来の党は7点だった。