発言
京都は、唐の都長安を模して作られた平安京の建都以来、日中交流の原点の地であり、中国とは多角的な交流を推進しています。そのような背景もあり、2008年に工藤さんから「東京-北京フォーラム」の「地方対話」の立ち上げの話があった際には、大変興味を持ちました。直接住民に向き合う地方政府のトップ同士が直接向かい合って議論を積み重ねることが、両国の具体的な課題解決にとって極めて重要であると思っていますし、実際に会議に参加してみて、やはりそのように実感しました。
ところで、私は全国知事会地方分権推進特別委員長として地方分権論議を進めてきましたが、言論NPOはもともとこの分野で大変熱心に議論の場を提供してこられました。今や、言論NPOは、国内外の課題の解決策を議論するための主要なプラットフォームの一つとなりつつあると言えるのではないでしょうか。
今後は、より多くの方々が東京-北京フォーラムをはじめ言論NPOの活動に関心を持ち、御参加いただけるよう、この度リニューアルされたホームページなどを活用して議論の成果をもっと社会に還元していただき、ますます言論NPOの活動が発展されることを期待しています。
山田 啓二
京都府知事
1977年東京大学法学部卒業後、自治省(現総務省)入省。自治省行政局行政課理事官、内閣府法制局参事官、京都府総務部長、京都府副知事を歴任。2002年京都府知事に初当選。07年より「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)副代表や全国知事会地方分権推進特別委員会会長なども務める。
京都府知事
1977年東京大学法学部卒業後、自治省(現総務省)入省。自治省行政局行政課理事官、内閣府法制局参事官、京都府総務部長、京都府副知事を歴任。2002年京都府知事に初当選。07年より「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)副代表や全国知事会地方分権推進特別委員会会長なども務める。