安倍政権実績評価 個別項目の評価結果 【財政】
評価項目 | 評価 | 評価理由 |
2015年度にプライマリ赤字のGDP比半減、2020年度まで黒字化、20年代初めには債務残高比を引き下げる |
2 | 骨太の方針でこの二つの目標は閣議決定がなされたが、現時点でそれに向かう財政再建のシナリオは存在せず、目標達成の道筋は見えない。それが可能かは選挙後の中期財政計画で判断するしかない。機動的財政運営と成長戦略のバランスやそれに伴う今度の予算編成の歳出削減についても、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」では抽象的な意気込みを書いているだけで、具体性のある説明はなされていない。 |
5年間の集中財政期間に、国地方の公務員人件費を年間2兆円削減 |
3 | 結果として、2兆円の人件費削減には至っていないものの、25年度予算において、国・地方の公務員合わせて、1.5兆円の削減は達成している。ただし、5年間の集中財政期間に年間2兆円を削減の道筋が示されたわけではなく、今後の人件費削減について総務大臣は「今回の措置は今年度限り」としている。地方公務員の人件費についての削減の深掘りはあるともされるが、実質的に公務員人件費の削減の終了したと判断するしかなく、国民への説明も欠いている。 |
判断基準
1点:未着手、または断念 2点:着手したが、実現の展望がなかったり、既に修正が行われているにもかかわらず、 そのことが国民に説明されていない 3点:着手し、予定通り進んでいないが、一定の成果を上げている 4点:着手し、予定通り進んでいるが、目標を達成できるかは現時点では判断できない 5点:着手し、予定通り進んでおり、実現の方向に向かっている各分野の点数一覧
安倍政権通信簿は2.8点(5点満点)
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