トランプ政権の自国第一の行動の中で、国際協調を誰が守るのか 世界11カ国のシンクタンク代表と、国家首脳級のスピーカー約30氏が議論「東京会議2025」のご取材/事前記者説明会のご案内 ~事前のお申し込みが必要です~

2025年2月13日

 非営利シンクタンク言論NPO(東京都中央区、代表:工藤泰志)は、3月3日から5日の3日間にわたって、「東京会議2025」を開催いたします。

 「東京会議」は、11カ国の世界の有力シンクタンク代表との協力で運営され、会議での合意を議長声明として世界に提案する、世界に例のない会議です。世界ではミュンヘン安全保障会議、ライシナ会議など世界的な会議と並ぶ会議との評価がなされています。

 今年、私たちが取り組むのは、トランプ政権の自国第一主義的な行動の中で、国際協調を誰が守るのか、という点です。国連や多くの国際機関が80周年の節目にあるということを踏まえ、多国間の協力や世界のグローバルガバナンスの修復について、また、焦点となっているウクライナ停戦とガザの復興をどう考えるか、さらに世界の民主主義はどこに向かおうとしているのか、といった点について、世界11カ国のシンクタンク代表が参加する他、国家首脳級のスピーカーや国際機関の関係者等、約30名が東京に集まり踏み込んだ議論を行う予定です。

 報道関係者の皆様には、3月4日(火)の公開フォーラムについて、是非ともご取材いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、3日夜のワーキングディナー、4日夜の夕食会の冒頭もご取材いただく予定で調整中ですが、取材の可否は、決まり次第お知らせします。


 また、今回の「東京会議」に関して、2月21日(金)13時30分より、言論NPO代表の工藤泰志と、本会議ディレクターの西村友穂(言論NPO国際部長)が参加し、今回の会議の詳細や、どのような議論を行い、どのようなゴールを目指しているのか、記者の皆様向けの説明会を開催いたします。
 併せて、ご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。


3月3日(月)・4日(火)・5日(水)開催「東京会議2025」概要

日付:2025年3月3日(月)~5日(水)
会場:東京プリンスホテル(東京都港区芝公園3-3-1)
スケジュール:
3月3日(月)
 14:00~18:00 非公開会議1、2
 18:30~20:30 ワーキングディナー ※冒頭取材の可能性あり。改めてご案内します
3月4日(火)
 9:15~11:30 非公開会議3
 12:30~18:30 公開フォーラム「国連創設80周年に問われる国際協調と平和の修復」※
  12:30-12:50 開会挨拶、主催者挨拶
  12:50-13:50 基調講演
  13:50-14:50 パネルディスカッション「国際協調の未来と改革を考える」
  15:00-16:30 セッション1「トランプ時代の国際協調を誰が守るのか」
  16:45-18:15 セッション2「ウクライナ停戦とガザの復興を考える」
  18:15-18:30 閉会式  世界への提言
              閉会挨拶
 19:00-20:30 夕食会  ※冒頭取材の可能性あり。改めてご案内します
3月5日(水) 9:30~12:15 非公開会議4、5
※公開フォーラムについては、全面的に取材を受け付けます
※ワーキングディナーと夕食会については、冒頭の発言のみ取材を受け付ける予定です
詳細が決まり次第、ご案内いたします

「東京会議2025」事前記者説明会 開催概要

開催日時:2月21日(金)13:30~14:30
会場:言論NPO事務所会議室
    (東京都中央区日本橋堀留町2-8-4 日本橋コアビル6階) 
参加者:工藤泰志(「東京会議2025」実行委員長、言論NPO代表)
     西村友穂(「東京会議2025」ディレクター、言論NPO国際部長)


「東京会議2025」参加者(2月13日時点)

基調講演:
アントニオ・グテーレス(国際連合事務総長)*ビデオメッセージ
アフナ・エザコンワ(国連開発計画(UNDP)総裁補兼アフリカ地域局長)
スシロ・バンバン・ユドヨノ(元インドネシア大統領)
ライムンド・アンジェイチャク(前ポーランド軍参謀総長)他調整中

11か国シンクタンク参加者: ※50音順
【イタリア】エットーレ・グレコ(国際問題研究所(IAI)副理事長)
【シンガポール】オン・ケンヨン(南洋理工大学 S.ラジャラトナム国際関係学院副理事長)
【ブラジル】カルロス・イヴァン・シモンセン・レアル(ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV) 総裁)
【イギリス】クレオン・バトラー
(王立国際問題研究所グローバル経済・金融プログラムディレクター)
【インド】サンジョイ・ジョッシ(オブザーバー研究財団(ORF) 理事長)
【アメリカ】ジェームズ・リンゼイ(外交問題評議会(CFR)外交政策特別シニア・フェロー)
【ドイツ】ステファン・マイヤー (ドイツ国際政治安全保障研究所(SWP)ディレクター)
【フランス】トマ・ゴマール(フランス国際関係研究所(IFRI)所長)
【カナダ】ポール・サムソン(カナダ・国際ガバナンス・イノベーションセンター(CIGI) 会長)
【インドネシア】リザル・スクマ(国際戦略問題研究所シニアフェロー)
【日本】工藤泰志(言論NPO代表)

その他の専門家:
ジョアキン・レビ(元世界銀行 専務理事 兼 最高財務責任者(CFO))
シャノン・K・オニール(米外交問題評議会副会長)
ジョモ・クワメ・スンダラム(元国連経済開発担当事務次長補)
デビッド・A・チクバイゼ(元国連ジュネーブ事務局長(UNOG))
ロヒントン・メドゥーラ(国際ガバナンス・イノベーションセンター(CIGI) 特別フェロー)
ペトラ・ジグムント (ドイツ大使館特命全権大使)
士郎・アームストロング (オーストラリア国立大学豪日研究センター所長)
パスカル・サンタマン(元OECD租税政策・税務行政センター局長)
相 藍欣 (ジュネーブ国際開発研究大学院(IHEID)歴史学・国際関係学名誉教授)
徐 歩(中国国際問題研究院元院長)
山本忠通(元国連事務総長特別代表)


「東京会議」とは

自由と民主主義、法の支配、多国間協力を立ち位置に、11カ国の民主主義国のシンクタンク代表者と共に東京から議論を発信。世界経済の分断回避と平和秩序の修復、グローバル課題について対話・提案する国際会議です。

 「東京会議」は、国際秩序が不安定化する中で、自由と民主主義、法の支配、ルールに基づく秩序の立ち位置から国際協調と多国間協力を促進するため、2017年に言論NPOが東京で立ち上げたハイレベルな国際会議です。世界の知的論壇や世論形成に強い影響力を持つ10ヵ国シンクタンクの代表者が東京に集まり、国際社会が直面するグローバルな課題について、東京から議論を発信し、会議内での主張や意見をG7議長国に提案する日本初の国際会議です。設立に岸田文雄首相(当時は外務大臣)が立ち上げに協力し、現在は、「東京会議」の最高顧問に就任いただいています。

 2020年からは、ヨーロッパやアジアより、首脳級・大臣級の政治リーダーが参加し、世界の自由秩序と多国間主義、民主主義を守るため国内外に強いメッセージを発信してきました。

 「東京会議」にアドバイスを行う「評議会」メンバーとして、日本を代表する企業のトップや有識者13名にご参加いただいています。


【評議員(敬称略・50音順)】

岡本 薫明 (元財務事務次官)
川口 順子 (武蔵野大学国際総合研究所名誉顧問、元外務大臣)
國部 毅  (株式会社三井住友フィナンシャルグループ取締役会長)
久保田 政一(一般社団法人日本経済団体連合会副会長兼事務総長、21世紀政策研究所所長)
國分 文也 (丸紅株式会社取締役会長)
清水 博  (日本生命保険相互会社代表取締役社長、社長執行役員) 
田中 達郎 (アポロ・グローバル・マネジメント日本法人会長)
原 典之  (三井住友海上火災保険取締役会長 会長執行役員)
東原 敏昭 (株式会社日立製作所取締役会長 代表執行役)
兵頭 誠之 (住友商事株式会社取締役会長)
藤崎 一郎 (日米協会会長、元駐米国大使)
三毛 兼承 (株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役会長)
武藤 敏郎 (株式会社大和総研名誉理事、元日本銀行副総裁)


【言論NPOとは】

 言論NPOは、「健全な社会には、当事者意識を持った議論や、未来に向かう真剣な議論の舞台が必要」との思いから、2001年に設立された、独立、中立、非営利のネットワーク型シンクタンクです。2012年から米国外交問題評議会が主催する世界25ヵ国のシンクタンク会議に日本を代表して参加し、世界の課題に対する日本の主張を発信しています。このほか、国内では政権の実績評価の実施や選挙時の主要政党の公約評価、日本やアジアの民主主義のあり方を考える議論や、北東アジアの平和構築に向けた民間対話などに取り組んでいます。


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