ウクライナ侵略から1年
ー分断と対立の中で求められるG7議長国・日本の責任

2023年2月17日

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 私たちは、世界は協力でしか未来は描けないと考えています。
 ところが、世界では、ウクライナ戦争後、多国間の協力が難しくなり、世界経済に分断の傾向が強まっています。
 このアジアでも米中の対立が地域の緊張を高めています。

 このような中で私たちが主張していることは、世界の分断をこれ以上、悪化させないこと、さらに多くの困難に世界が協力し合うこと、そして平和秩序を修復することです。

 そのために民主主義国にいる私たちにどのような努力が、問われているのか。
 それが、今回の会議の問題意識です。

 そうした点を議論し、世界に我々の提案を行うために、日・米・英・独・仏・伊・加のG7の国々と、インド、ブラジル、シンガポールの世界を代表するシンクタンクのトップが3年振りに東京に集まります。※この2年間はコロナ禍のためオンライン開催

 今年の5月にG7首脳会談が広島で行われます。私たち10カ国のシンクタンクは、その議長である岸田首相に提案を手交します。

 今回、東京で議論するのは「世界の分断と対立をどう乗り越えるか―世界の未来に問われる我々の責任」です。この中で、「ウクライナ戦争から1年―世界の平和秩序の再建は可能か」、「民主主義国は、世界の分断と民主主義の修復にどう立ち向かうか」などを議論します。



世界10カ国のシンクタンク

【米】外交問題評議会(CFR):ジェームス・リンゼイ(シニアバイスプレジデント)
【英】英王立国際問題研究所:ブロンウェン・マドックス(所長)
【伊】国際問題研究所(IAI):エットーレ・グレコ(副理事長) 
【仏】国際関係研究所 (IFRI) :トマ・ゴマール(所長) 
【印】オブザーバー研究局(ORF):サンジョイ・ジョッシ(理事長)
【独】国際政治安全保障研究所(SWP):ステファン・マイヤー(ディレクター)
【加】国際ガバナンス・イノベーションセンター(CIGI) :ポール・サムソン(総裁)、ロヒントン・メドゥーラ(特別フェロー、前総裁)
【シンガポール】S.ラジャトナム国際研究大学(RSIS):オン・ケンヨン(副理事長、元ASEAN事務局長)
【ブラジル】ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV):カルロス・イヴァン・シモンセン・レアル(総裁)
【日】言論NPO:工藤泰志 (代表)

 また、特別ゲストとして、先日、人類滅亡まで「残り90秒」と発表された終末時計の記者会見にも参加していた元アイルランド大統領のメアリー・ロビンソン氏が参加する他、イギリスの元外務大臣のウィリアム・ヘイグ氏、インドの外務大臣のスブラマニヤム・ジャイシャンカル氏も参加を予定しています。

 世界の平和と協力に向けて、今年、G7が行われるこの日本から私たちの考えを世界に届けます。

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