3月14日午後、「東京会議2024」の公開フォーラムが行われました。それに先立って行われた開幕式では、開会挨拶に日本経済団体連合会会長の十倉雅和氏が登壇しました。
世界は分断の傾向を強めると同時に、大きな構造変化と地球規模の課題に直面している。
十倉氏はその冒頭、「東京会議2024」の「多極化、分断化する世界で国際協力をどう回復するのか」というテーマについて、「世界の現状に鑑みれば、誠に時宜を得ている」と評価しつつ、「非常に難しい課題だと思う」とも指摘。
その理由として、「1989年の冷戦終結後、世界では1995年に設立され、その後に中国やロシアも加わったWTOを中心とする自由で開かれた国際経済秩序の下で相互依存が進んだ。しかし、30年余りが経過した現在、世界は分断の傾向を強めると同時に、大きな構造変化と地球規模の課題に直面している」との現状認識を示しつつ、背景にある三つの要因を提示。
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