3月3日に開幕した「東京会議2025」の最終日、3日目(3月5日)に開かれた非公開会議4は「トランプ時代に世界やアジアはどう向き合うか」をテーマに、世界を代表するシンクタンク代表や元大使、元国際機関幹部、大学研究者ら25名(オンライン1名)が参加しました。
折しもトランプ米大統領が4日発動させたカナダとメキシコ、中国への追加関税を巡って、全世界が「貿易・関税戦争」になるのではないかと、その行方を注視しています。当のトランプ米大統領は4日夜(日本時間5日)に行った施政方針演説で「最優先は経済再建」と宣言し、化石燃料増産によるエネルギー価格低下や関税引き上げによる国内製造業への回帰実現を訴えましたが、
時を同じくして中国の全国人民代表大会(全人代)第3回会議も5日開幕し、トランプ関税対策や軍備費増強方針などを打ち出しました。就任から40日余りで矢継ぎ早に示されたトランプ氏の言動によって、多国間協力や法の支配に基づく国際秩序は大きく揺らいでいます。
出席者たちは連日の長時間議論の疲れを見せずに、混沌とする世界的課題に対して真剣に向き合いました。
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