米国との「新しい民間外交」のチャネル構築に手応え ~ワシントン2日目(訪米最終日)報告

2014年5月17日

佐々江賢一郎大使と  5月10日からアメリカを訪れている工藤は16日、ワシントンの在アメリカ合衆国日本国大使館の佐々江賢一郎大使を表敬訪問し、今回の訪米の成果報告を行うほか、言論NPOの「新しい民間外交イニシアティブ」である「言論外交」の取り組みについて説明しました。

工ジェームス・ベル氏 訪米日程最終日は、ジェームス・ベル氏(ピュー・リサーチ・センター国際調査部長)やニコラス・セーチェーニ氏(戦略国際問題研究所(CSIS)日本部副次長 兼 シニア・フェロー)と会談し、米国の東アジア外交政策や対日関係、ならびにそれらに及ぼす世論の影響力などについて意見交換を行いました。
ニコラス・セーチェーニ氏
 両氏との議論を通じて工藤は、東アジアの紛争回避という課題解決に向けて、これまでの日中、日韓の二国間での民間対話に加え、今後、日米間にも共同世論調査をベースにした対話をつくる重要性を確信し、米国との「新しい民間外交」のチャネル構築に手応えを感じました。

クリストファー・ウォーカー氏と また、今回の訪米では、「議論の力で強い民主主義をつくる」という言論NPOの創設ミッションそのものについて、米国主要機関に説明をするため、全米民主主義基金「デモクラシー研究国際フォーラム」事務局長のクリストファー・ウォーカー氏と会談しました。この会談の中で工藤は、日本に強い民主主義・強い市民社会をつくり出すために行っているマニフェスト評価や政策の実績評価、エクセレントNPO大賞の創設など、言論NPOの取り組みについて説明しました。これらの取り組みに関心を示したウォーカー氏と工藤は、共に民主主義についての取り組みを行う団体として、相互の活動に対して協力を行う旨合意しました。


 今回のアメリカ訪問で大きな手応えを得た工藤は、これから帰国の途につきます。
 今回得た様々な成果は、今後の言論NPOの活動に反映させていきます。ぜひ、これからの言論NPOの活動にご期待ください。