ニューヨークを訪れている代表の工藤は、アメリカ・外交問題評議会(CFR)が主催する国際シンクタンク会議「カウンシル・オブ・カウンシルズ(CoC)」の年次総会の閉幕後、ニューヨーク総領事の草賀純男大使をはじめ、ジャパン・ソサエティ―の櫻井本篤理事長を表敬訪問しました。また、工藤は、国際交流基金ニューヨーク日本文化センター/日米センターや米日財団も訪問し、今回の訪米目的や今後の言論NPOの対米活動計画について説明しました。
さらに、工藤は、ヘンリー・ルース財団など、対アジア活動に重点を置く米国主要機関も訪問しました。
これらの会談の中で工藤は、言論NPOがこれまで行ってきた「東京-北京フォーラム」や「日韓未来対話」など、東アジアでの紛争回避に向けた民間外交の取り組みや、課題解決に向けた責任ある世論が持つ重要性について説明しました。加えて、言論NPOがこれから目指そうとしている、アメリカとの民間対話の枠組み形成の可能性について意見交換を行いました。
各面談では、熱心な議論や質疑応答が行われ、今後、継続的に情報交換を行うことなどが合意されました。アジア・ソサエティのポリシー・インスティテュートで暫定ディレクターを務めるマーシャル・ボタン氏からは、日中、日韓世論調査について高い関心が示され、工藤は多くの質問を受けました。また、全米外交政策委員会(NCAFP)では、工藤は、役員スタッフ向けに、言論NPOの東アジアの民間外交の取組についてプレゼンテーションを行い、その後グループ討論を行いました。
ニューヨークでの全日程を終えた工藤は、「言論NPOの活動が今後、アメリカにおいても浸透しうる」と、アメリカを巻き込む形での民間対話の実現に向けて、手応えを語りました。
「東京-北京フォーラム」中国側主催者である中国日報社チャイナ・デイリー米国社長への表敬訪問も行い、ニューヨークでの全日程を終えた工藤は、ワシントンに移動し、2日間にわたって同地に拠点を置くシンクタンクや財団の有識者と、東アジアの紛争回避に向けた意見交換を行う予定です。
ワシントンからの報告は随時、掲載していきます。