今回は、スタンフォード日本センター研究所長の中村伊知哉氏に「ポップカルチャーとソフトパワー」というテーマでお話を伺い、活発な議論が行われました。
アジア戦略会議では、アジアにおける日本の将来像を巡る議論を続けているところです。現在は、アジアの中で描くことができる日本のアイデンティティーは何かを考えるに当たって必要な、日本の実像把握の議論を行っているところです。私たちは、そのために、各分野における日本の強さ弱さは何か、日本は将来に向けて、それぞれの分野でどのような可能性を持ち、どのような制約条件の下に置かれているのかを見極めようとしています。
その中で、先般、私たちが行いました日本のパワーアセスメントの作業では、日本は大衆文化という分野において、他国に比べて圧倒的に強い影響力を持ち、かつ、それは日本にとっての戦略的な重要度も大きいという結論が得られたところです。この分野では日本は将来に向けてどのような可能性を持つのか等について、私たちは見極めたいと考えており、今回は中村伊知哉氏に「ポップカルチャーとソフトパワー」というテーマにてお話をされました。
その後、中村氏とメンバーとの間で活発な議論が行われました。
今回の出席者は以下の方々でした。(敬称略)
中村伊知哉 (スタンフォード日本センター研究所長)
福川伸次(電通顧問)
安斎隆 (アイワイバンク銀行社長)
イェスパー・コール (メリルリンチ日本証券チーフエコノミスト)
工藤泰志 (言論NPO代表)
松田学 (言論NPO理事)
今回は、スタンフォード日本センター研究所長の中村伊知哉氏に「ポップカルチャーとソフトパワー」というテーマでお話を伺い、活発な議論が行われました。