「アジア平和会議2023」開催~米中対話再開と北東アジアの平和~

2023年6月20日

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 言論NPOは、7月18日(火)・19日(水)の2日間に東京にて、日米中韓4カ国の外交・安全保障専門家、軍・自衛隊幹部OBが参加する多国間対話「アジア平和会議2023」を開催します。

 今週、米中間の対話が動き、これまでの緊迫した大国間関係に変化が見え始めています。6月に言論NPOが行った調査では、日本の有識者は、北東アジアにおいて最大の安全保障リスクを「米中対立」と認識していますが、この米中対話再開の動きは本当の意味での健全で安定した米中関係を作り出すのでしょうか。一方で北東アジアには、台湾海峡問題や北朝鮮の核ミサイル問題など多くの安全保障課題が存在しており、米中間にガードレールは存在せず、偶発的な事故がエスカレートする危険性があります。

 そのため、「アジア平和会議」は、今回3年ぶりに東京にて、米国と中国のトップレベルの元政府高官や専門家を集め、日米中韓4か国で現在この地域が直面している安全保障喫緊の安全保障や米中大国間関係について議論を行います。また、同日は、4カ国にて実施している専門家のアンケート調査「2023年度版北東アジアの安全保障リスク」を公表し、有識者200名の分析を基にさらに議論を深めます。

 是非、7月19日(水)日米中韓4か国のパネリストが集まる公開フォーラムに皆様にご参加下さい。公開フォーラム後は、4か国のパネリストが参加するレセプションも実施致しますので、あわせてご参加いただけば幸いです。

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※お申込みの締め切りは、7月14日(金)です
お申し込みはこちら

「アジア平和会議2023」公開フォーラム

日付:2023年7月19日(水)
会場:国際文化会館地下1階「岩崎小彌太記念ホール」
助成:東芝国際交流財団、ヘンリー・ルース財団
協力団体:中国国際戦略研究基金会、アサン政策研究所、パシフィック・フォーラム
メインテーマ:米中対話再開と北東アジアの平和
スケジュール:
13:30-17:45  公開フォーラム
 13:30-14:00  開会挨拶、講演
 14:00-15:30  第1セッション
 15:45-17:15  第2セッション
 17:15-17:45  閉会挨拶
18:00-20:00  レセプション 

    ※先着順のためお断りする場合があります。

参加費:無料(レセプションのみ有料:5千円/名)
言語:日英同時通訳

パネリスト(敬称略)

【日本】
基調講演:日本政府より調整中
河野克俊/前統合幕僚長
香田洋二/元自衛艦隊司令官
小野田治/元航空自衛隊教育集団司令官(空将)
宮本雄二/宮本アジア研究所代表、元在中国日本大使
工藤泰志/言論NPO代表

【アメリカ】
ダニエル・ラッセル/元国務次官補、アジア・ソサエティ政策研究所副所長 
デイビッド・サントロ/パシフィック・フォーラム理事長
ニコラス・セーチェーニ/戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員兼日本部副部長
他1名

【中国】
賈慶国/北京大学国際関係学院教授、全国政治協商会議前常務委員
樊高月/軍事科学院世界軍事研究部部門室長、元上級大佐
欧陽維/国防大学教授、グランドビュー研究所学術委員会副主任

【韓国】
崔秉赫/元韓米連合軍司令部副司令官
林聖男/元外交部第一次官
車斗鉉/アサン政策研究所外交政策・国家安全保障センター長

「アジア平和会議」とは、言論NPOが過去二十年近くに渡り行ってきた中国、韓国、アメリカとの二国間対話を基盤に、北東アジア地域の安全保障環境を分析し、偶発的な事故や紛争を回避し、将来の平和秩序に向けた民間対話として言論NPOが2020年に立ち上げた4ヵ国対話です。
※お申込みの締め切りは、7月14日(金)です
お申し込みはこちら


⇒「米中対立の深刻化が北東アジア最大のリスク」
―日本の有識者333人の回答結果はこちら