今回は、日本学術会議会長の黒川清氏に「日本国の科学技術政策の戦略的重点化」というテーマでお話を伺い、21世紀における日本、そして世界の課題について活発な議論が行わました。
黒川氏は、まず20世紀に至るまでの日本、世界の歴史的背景を踏まえ、20世紀の特徴である「1. 第一次、第二次大戦と冷戦」「2. 科学と技術の急速な進歩」「3. 医学、公衆衛生の進歩」をについて解説していただきました。
その結果、人口問題、環境問題、南北格差の拡大に見られるように、21世紀における世界的共通課題である「人類社会の持続可能性」にふれ、その中で日本の課題について、「経済大国」から「品格ある国家」へと転換するべく、成長するアジアに如何に貢献できるのか「アジアに信頼される日本」の構築を訴えました。
その実現のために、戦略的に重点化すべき日本の科学技術政策についてお話をしていただきました。
その後、黒川氏とメンバーとの間で活発な議論が行われました。
(※議事録は後日アップされます。)
今回の出席者は以下の方々でした。(敬称略)
黒川清 (日本学術会議会長)
福川伸次 (電通顧問)
安斎隆 (アイワイバンク銀行社長)
イェスパー・コール (メリルリンチ日本証券チーフエコノミスト)
岩竹常博 (三井物産ライフスタイル事業本部長補佐)
周牧之 (東京経済大学准教授)
中平幸典 (国際経済研究所副理事長)
横山禎徳 (社会システムデザイナー)
工藤泰志 (言論NPO代表)
松田学 (言論NPO理事)
今回は、日本学術会議会長の黒川清氏に「日本国の科学技術政策の戦略的重点化」というテーマでお話を伺い、21世紀における日本、そして世界の課題について活発な議論が行わました。