政府間よりも広く、深い意思疎通ができることが民間対話の強み。
日中関係が厳しい中、ますます今回の「東京―北京フォーラム」が重要になってくる / 宮本雄二(宮本アジア研究所代表、元駐中国大使

2023年9月04日

miyamoto_s.jpg 4年ぶりに対面で開催される「第19回東京-北京フォーラム」。駐中国大使在任中から「東京―北京フォーラム」に参加してきた宮本雄二氏は、相互理解を深めるためには対話が不可欠であり、特に「リラックスした普段着の交流」である民間対話は、政府間の形式ばった対話よりも「広く、深くお互いに意思疎通を図りながら交流をしていくことができる」とその意義を強調。

 その上で宮本氏は、コロナ禍で往来が途絶えたこの三年半の間で、両国のマインドが内向きになっていることを強く懸念しつつ、「これがまさに交流をしなかったことの結果だ。やはり、顔と顔を突き合わせて、交流をするということが大事だ」と主張。とりわけ、東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出をめぐって中国が反発を強めるなど、再び厳しい局面にある日中関係を打開する上では、「ますます今回の『東京―北京フォーラム』が重要になってくる」などと対話に臨む意気込みを語りました。

 宮本氏には、安全保障対話と、特別対話にご参加いただく予定です。

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