言論NPOは10月10日、19回目となる日中共同世論調査結果を公表しました。
今回の世論調査は昨年に続いてロシアのウクライナ侵攻や台湾海峡についての中国国民の意識が分かるほか、世界の核戦争の可能性について、さらに、調査期間中に実施された福島第一原発の処理水についても、日中両国民の認識が明らかになっています。
今回の調査結果は、言論NPOと中国国際伝播集団が2005年から19年間継続して実施しているものです。
日本の18歳以上の男女を対象に2023年9月2日から9月24日まで訪問留置回収法により実施した。有効回収標本数は1000です。
中国側の世論調査は北京・上海・広州・成都・瀋陽・武漢・南京・西安・青島・鄭州の10都市で18歳以上の男女を対象に8月18日から9月1日にかけて調査員による面接聴取法により実施された。有効回収標本は1506です。
主なポイントは以下の通り
今回の調査結果をベースに、10月18日~20日に開催される「第19回東京-北京フォーラム」の詳細はこちら
- 日中平和友好条約について、両国民の半数近くが「機能していない」と回答。中国にはこの条約を改善すべきとの声が6割を超える
- 中国人の半数を超える人が、世界で核戦争が起きると回答し、その理由としてロシアのウクライナへの対応を挙げる
- 福島処理水について中国国民で心配する声はあるが、日中関係の障害と考える人は5.8%にとどまる
- 日中両国の政府首脳は「適切な時期に相互訪問を行うべき」が半数に迫る
- 相手国に対する印象はこの一年で悪化し、日本人は9割を超える
調査結果詳細版はこちら
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