9月3日(火)・4日(水)開催「アジア平和会議2024」ー米国大統領選と北東アジアの平和の覚悟

2024年7月23日

 言論NPOは9月3日(火)・4日(水)に、「北朝鮮の非核化と北東アジアの平和をどう実現するか」をテーマに「アジア平和会議2024」を開催します。
 この「アジア平和会議」は、言論NPOが2020年に立ち上げた会議で、米中対立が続く中、米中の安全保障関係者を含めて日米中韓4カ国の外交・安全保障関係者が東京に集まり民間の場で議論する初めての対話です。
 今回の対話では、米国の大統領選の動向や北朝鮮とロシアの事実上の軍事同盟の動きも踏まえて、「新冷戦」の懸念が高まるこの地域の安全保障環境や北朝鮮の非核化や台湾海峡の紛争回避が、協議の対象となります。
 北東アジアでは、安全保障面での軍事的な抑止を高めることだけが議論されていますが、政府間対話が十分に機能しない状況ではこうした抑止が十分に機能せず、緊張だけを高める結果になりかねません。
 アジア平和会議はこうした状況下で日米中韓の安全保障や外交関係者が民間のトラック2の場で定期的に対話する、数少ない信頼醸成の場でもあります。

 今回は、「アジア平和会議2024」(日米中韓4カ国、9月4日)と、米国大統領選を踏まえた「日米・日米韓対話」(9月3日)の会場にそれぞれ300人の方を招待させていただきます。ぜひ日米中韓4カ国の真剣な議論にご参加いただければ幸いです。

参加申込は終了しました

「アジア平和会議2024」公開フォーラム

日時:9月3日(火)、4日(水)
会場:国際文化会館「岩崎小彌太記念ホール」(東京都港区六本木5‐11‐16)
言語:日英同時通訳
参加費:無料
スケジュール:

  • 9月3日(火)
  • 13:30-16:50  公開セッション「日米対話・日米韓対話」
     13:30-13:35  開会挨拶
     13:35-15:10  日米対話「アメリカ大統領選と北東アジアの日米安全保障協力」
     15:10-15:20  休憩
     15:20-16:50  日米韓対話「朝鮮半島と北東アジアで3か国はどのように協力するか」

  • 9月4日(水)
  •  13:30-18:00  アジア平和会議「北朝鮮の非核化と北東アジアの平和をどう実現するか」
      13:30-13:50  開会挨拶
      13:50-14:10  「北東アジアの平和を脅かす10のリスク2024」専門家調査発表
      14:10-16:10  第1セッション 2024年の北東アジアの安全保障リスク
                      北東アジアは「新冷戦」に向かっているのか

      16:10-16:20  休憩
      16:20-18:00  第2セッション「北朝鮮の非核化と北東アジアの平和をどう実現するか」

    参加者(敬称略)

    【日本】
    工藤泰志/言論NPO代表
    香田洋二/元自衛艦隊司令官
    河野克俊/元統合幕僚長
    西正典/元防衛事務次官
    宮本雄二/元駐中国大使
    田中均/(株)日本総合研究所 国際戦略研究所 特別顧問、元外務審議官

    【米国】
    ゲイリー・ラフヘッド/第29代アメリカ海軍作戦部長(オンライン)
    ダニエル・ラッセル/元東アジア・太平洋担当国務次官補
    クリストファー・ジョンストン/戦略国際問題研究所上級顧問兼日本部長
    マーク・モンゴメリ/元米国上院軍事委員会政策ディレクター(オンライン)
    ブラッド・グロッサーマン/パシフィックフォーラム シニアアドバイザー、多摩大学ルール形成戦略研究所(CRS)副所長

    【中国】
    賈慶国/北京大学国際関係学院前院長
    樊 高月/軍事科学院世界軍事研究部部門室長・元上級大佐
    欧陽 維/グランドビュー研究所学術委員副理事長、国防大学教授
    ※他調整中

    【韓国】
    林聖男/元韓国外交部第一次官
    金炯辰/元韓国国家安保室第二次長
    ホ・テグン/韓国国防研究院諮問委員、前国防部国防政策室長、元韓国軍准将
    ※他調整中

    パネリスト略歴はこちら


「アジア平和会議」とは、言論NPOが過去二十年近くに渡り行ってきた中国、韓国、アメリカとの二国間対話を基盤に、北東アジア地域の安全保障環境を分析し、偶発的な事故や紛争を回避し、将来の平和秩序に向けた民間対話として言論NPOが2020年に立ち上げた4ヵ国対話です。

参加申込は終了しました