「第20回東京―北京フォーラム」第3回実行委員会 報告

2024年7月11日

 7月11日、都内の言論NPO事務所で、「第20回東京―北京フォーラム(12月3日~5日、於:ザ・プリンスパークタワー東京)」に向けた第3回実行委員会が開かれました。6月の北京での事前協議後、初めて行われた今回の会議にはオンラインも含めて実行委員26氏が出席。開催に向けた課題について意見交換を行いました。


 その冒頭、実行委員長の武藤敏郎氏(株式会社大和総研名誉理事)が挨拶。北京では、「次期10年」の継続について、国務院新聞弁公室の莫高義主任から「GOサインが出た」と報告。最大の懸案を無事にクリアし、12月に向けて「全体的な準備は順調に進んでいる」との見方を示しました。

 続いて、同じく訪中した運営委員長を務める言論NPO代表の工藤泰志が発言。世界が複合危機に直面する中にあっても各国が分断・対立して協力できないこと自体が危機である、という問題意識の下、「日中両国が協力してアジアや世界の未来を変えていく、という視点から、メインテーマを『多国間協力に基づく世界秩序と平和の修復に向けた日中協力』に設定することで合意した」と振り返りました。

 また、「次期10年」については、莫高義主任の「100%賛同する」という発言を歓迎すると同時に、「体制の拡充など今後検討すべきことは多い」と課題を口にしました。
その後行われた意見交換では、分科会における議論テーマの詳細を詰めるとともに、「次期10年」に向けた両国の実行委員会体制の強化・拡充策などについて話し合われました。


 言論NPOは今後も中国側主催者である中国国際伝播集団と協議の上、12月の本フォーラムに向けた準備を進めていきます。準備の様子や新たな決定事項については言論NPOホームページで随時ご報告いたします。是非ご覧ください。