9月11日、都内の言論NPO事務所で、「第20回東京―北京フォーラム」(12月3日~5日、於:ザ・プリンスパークタワー東京)に向けた第4回実行委員会が開かれました。今回の会議にはオンラインも含めて実行委員28氏が出席。開催に向けた課題について意見交換を行いました。
その冒頭、運営委員長を務める言論NPO代表の工藤泰志が準備状況について報告。メインテーマは既に「多国間協力に基づく世界秩序と平和の修復に向けた日中協力」に決定していますが、分科会でも続々と中国側とテーマ及び議論内容で合意に至っていることを報告しました。
登壇パネリストについても鋭意交渉中であるとした上で、「50名を超える中国側パネリストが東京にやって来るのは実に6年ぶりだ。中国側にハイレベルな人選になるように強く働きかける」と意気込みを語りました。さらに、各分科会のパネリストは「日中それぞれ最低でも1名は女性とする」との方針を示しました。
一方で、開催資金の調達にあたっては難航しているとした上で、実行委員各位に更なる尽力を懇請しました。
また、今年9月29日に本フォーラムの10年間(2015年~24年)の実施を約束した合意書が有効期限を迎えることから、「次期10年」の調印が課題となっていますが、国務院新聞弁公室の莫高義主任から内諾は経たものの、その後の具体的協議が進んでいないことを報告。今月中旬に中国側との協議を予定しているとしつつ、「体制の拡充など今後検討すべきことは多い」などと課題を口にしました。
その後行われた意見交換では、議論テーマの詳細を詰めるとともに、「次期10年」に向けた取り組みなどについて話し合われました。
言論NPOは今後も中国側主催者である中国国際伝播集団と協議の上、12月の本フォーラムに向けた準備を進めていきます。準備の様子や新たな決定事項については言論NPOホームページで随時ご報告いたします。是非ご覧ください。