8月22日、「第4回東京‐北京フォーラム」における「安全保障分科会」の第1回となる日本側事前ミーティングが都内で行われました。パネリストの明石康氏(元国連事務次長、日本紛争予防センター長)、仙谷由人氏(民主党前政務調査会長)、および司会を務める予定の若宮啓文氏(朝日新聞社コラムニスト)が参加し、言論NPO代表の工藤を加えて分科会の運営方式や議論の内容などについて意見を交わしました。
参加者はまず、「第4回 東京‐北京フォーラム」の特色およびプログラムについて改めて確認しました。9月8日に記者発表が予定されている「日中共同世論調査」についても、工藤から結果分析の途中経過が報告されました。
続いて工藤がパネリスト確定作業の進捗状況を報告し、参加者は確定したパネリストの表をもとに、予想される議論の展開や中心に据えるべき議題について意見を交わしました。「安全保障分科会」は前後半に分かれ、前半では日中両国の防衛政策を議論し、後半では災害援助、平和構築などにおける日中協力の可能性を探ります。それぞれ前半と後半に参加予定の仙谷氏と明石氏は、アジアや世界の中の日中という視点を忘れず、マルチナショナルな協力活動の可能性についてしっかりと討議したいと述べました。その後参加者は第2回事前ミーティングを8月29日に行うことを確認しました。
言論NPOは9月15、16、17日に「第4回 東京‐北京フォーラム」を開催します。準備は大詰めを迎えており、今後各分科会の打ち合わせが行われる予定です。また、公式Webサイト上では8月31日までの予定で、一般参加者の募集を行っています。
文責:インターン 池田真歩( 東京大学)
8月22日、「第4回東京‐北京フォーラム」における「安全保障分科会」の第1回となる日本側事前ミーティングが都内で行われました。