この一年間で、両国民の日韓関係に対する認識や 相手国に対する印象が大幅に悪化~第1回日韓共同世論調査結果~

2013年5月06日

 言論NPOと東アジア研究院が2013年5月7日に公表した「第1回日韓共同世論調査結果」では、この一年間で、両国民の日韓関係に対する認識や相手国に対する印象が大幅に悪化していることが明らかになりました。

 今回の調査では、韓国に対する印象を「良い」と回答する日本人は3割、日本に対する印象を「良い」とする韓国人は1割に過ぎません。韓国に対する印象を「良くない」と感じている日本人は約4割ですが、日本にマイナスの印象を持つ韓国人に至っては76.6%と8割近くにのぼることがわかりました。

【図表4 相手国に対する印象】

図表表4 相手国に対する印象

 現在の日韓関係を「悪い」という見方は、日本人では55.1%と半数を超え、韓国人では67.4%と7割近くになっています。また、日本人の約7割、韓国人の半数を超える人が、この一年間で「日韓関係は悪くなった」と見ています。今後の日韓関係についても、現状の厳しいまま「変わらない」と見る人は韓国人で6割、日本人でも3割を超えており、3割近い韓国人が「さらに悪くなる」と見ているなど、特に韓国側に日韓関係の将来に悲観的な見方が大きいことが明らかになりました。

【図表9 現在の日韓関係をどう思うか】

図表9 現在の日韓関係をどう思うか

 同時に、こうした背景として、国民間の直接交流が不足し、相手国を知るための情報源の多くを自国のメディアに依存しており、相手国への基本的理解が不足していることも調査結果には表れています。

 この調査は、言論NPOと韓国の東アジア研究院が毎年共同で実施しているもので、今年は3月から4月にかけて実施しました。



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