10月15日、国際文化会館において、「日中平和友好条約」締結35周年の今年に行われる「第9回東京−北京フォーラム」実行委員会が行われました。開催が一週間と迫った10月25日から始まるフォーラムに向けて、集まった約30名の参加者の間で最後の打ち合わせが行われました。
冒頭に工藤が「フォーラムの開催にあたり様々な困難が存在したが、国民同士の感情がエスカレートし政府外交が身動きのとれない中で、民間外交の力で日中の人々の間での冷静な議論を行うことは、この危機的な状況において非常に重要だと考えている。今回のフォーラムをより良い対話にするために、残された時間でしっかり準備を進め本番に臨みたい」と意気込みを伝えました。
続いて、明石康実行委員長(国際文化会館理事長)は、国交正常化以来最悪の状況を民間の立場から、停滞してしまった政府外交を後押しするために最善を尽くすことの重要性を指摘しました。
そして、フォーラム本番のスケジュールの話に移り、レセプションや分科会等の日程、記者会見や北京コンセンサスの進捗についての説明も行われました。
その後質疑応答に移り、対話の進め方を含めた様々なテーマに関する活発な意見交換が行われました。
最後に宮本雄二副実行委員長(元駐中国大使)が「今年は会議の延期もあり、フォーラムの開催自体が危ぶまれるほどの状況で非常に苦労したが、今回参加して頂いた人々の議論を聞いて非常に元気になりました。本番は楽しみましょう」と述べ、会議を締めくくりました。
言論NPOでは10月25日より「東京-北京フォーラム」特設サイトにおいて、9回フォーラムの内容を随時公開致します。ぜひご覧下さい。
(文責:インターン・福島有毅)
10月15日、国際文化会館において、「日中平和友好条約」締結35周年の今年に行われる「第9回東京−北京フォーラム」実行委員会が行われました。開催が一週間と迫った10月25日から始まるフォーラムに向けて、集まった約30名の参加者の間で最後の打ち合わせが行われました。