言論NPOは29日午後、東京都内で「東京-北京フォーラム」の次の10年に向け、中国国際出版集団との共同で主催することで合意し、同集団の周明偉・中国国際出版集団総裁と調印式を行いました。
言論NPO代表の工藤は、「日中間の重要な対話の舞台として10年間培ってきた財産を守りながら、さらに発展させ、もっと拡大しなければいけない。これまで中国側の主催者であった中国日報社との協力関係を維持するとともに、同集団と提携してより強いものにしなければいけない」と新たな共同主催について説明しました。対話を守り、いかに発展させればいいのか、それを見守ってもらう意味で、関係者に公開での調印式となりました。
式に同席したフォーラムの日本側実行委員長の明石康氏は、「相互理解のために多くのことをやり、さらに意義のある相互理解推進のため、中国の権威ある団体と手を携えることができ、大きな期待をかけている」と話しました。
両者ともこれまで通り、フォーラム開催前に世論調査を継続して行い、討論における重要な参考資料とします。調査を行うのは、両国民間の相互理解や認識を把握し、両国関係の発展に役立てるのが目的であり、必要に応じて改善していきます。
「第10回 東京-北京フォーラム」の他の議論を見る
- 「第10回 東京-北京フォーラム」晩餐会 報告 ~対話の力で困難を乗り越える~
- 28日全体会議・前半:日中の対話の力でこの困難を乗り越えられるのか
- 28日全体会議・後半:共通利益の拡大によって対立を乗り越えていく
- 政治対話・前半:日中両国に対する認識ギャップを率直に語り合う
- 政治対話・後半:両国の未来を担う若者に期待するもの
- 安全保障対話・前半:日中間の現状を認識し、危機管理をどのように強化していくのか
- 安全保障対話・後半:日中関係の将来を考えた上での共通の利益とは何か
- 経済対話・前半:日中の経済関係において、協力できることは何か
- 経済対話・後半:日中間の経済協力は新しい形へ
- メディア対話・前半:重要なのは両国にとって大切な価値を尊重し合うこと
- メディア対話・後半:日中両国の感情悪化に対して、メディア報道と文化交流が与える影響とは
- 中国大使館 レセプション 報告
- 29日全体会議・前半:「次の10年」に向けた新しい形の日中関係と、フォーラムの在り方とは
- 29日全体会議・後半:分科会報告
- 「第10回 東京-北京フォーラム」記者会見 報告
- 東京コンセンサス
- 北東アジア戦略会議 報告
- 10周年パーティー 報告
- 「東京-北京フォーラム」の次の10年に向けた調印式 報告