大局的な視点から将来を見据えたフォーラムへの期待を示す ~蒋建国・新聞弁公室主任を表敬~

2015年4月14日

「第11回東京‐北京フォーラム」事前協議


 4月13日、明石康実行委員長をはじめとする日本側実行委員会代表団は、中国国際出版集団との本格的な「第11回 東京-北京フォーラム」の事前協議を行う前に、蒋建国・国務院新聞弁公室主任を表敬訪問しました。

150413_cai.jpg まず蒋建国主任は、日本側訪中団に歓迎の意を表するとともに、次の10年に向けた新しいラウンドのスタートになる今回のフォーラムを「新聞弁公室として全力でサポートする」と述べました。また、対話の場について「お互いの意見を述べ合うことは、相手の見解に耳を傾け、その立場を理解することにつながり、双方の意見の合意、共通認識の到達につながる」と述べ、フォーラムの意義について理解を示しました。

 これに対して、明石実行委員長は、蒋主任の取り組みに対する理解と協力に謝辞を述べたうえで、「日中が抱える課題を解決するのに、政府の力は不可欠だが、民間の力も特に大事になってきている。このフォーラムは民間の叡智をつくし、より長期的な視野に立ち、安定的で平和的な相互理解に基づいた関係を構築する大きな責務がある」と語りました。

 蒋主任は、「日中関係については1年や3年のスパンで考えるのではなく、現状に目を配りつつ、将来のことを常に念頭にいれなくてはならない」と応じました。また、「中国も日本もアジアでは重要な地位を持っており、両国が歩み寄ることはアジアの運命を決めていくうえで決定的な影響を与える。フォーラムには神聖なミッションが求められており、この取り組みにとても明るい未来がある」と大局的な視点からこのフォーラムへの期待を示しました。