4月13日、明石康実行委員長をはじめとする日本側実行委員会代表団は、中国国際出版集団との本格的な「第11回 東京-北京フォーラム」の事前協議を行う前に、蒋建国・国務院新聞弁公室主任を表敬訪問しました。
まず蒋建国主任は、日本側訪中団に歓迎の意を表するとともに、次の10年に向けた新しいラウンドのスタートになる今回のフォーラムを「新聞弁公室として全力でサポートする」と述べました。また、対話の場について「お互いの意見を述べ合うことは、相手の見解に耳を傾け、その立場を理解することにつながり、双方の意見の合意、共通認識の到達につながる」と述べ、フォーラムの意義について理解を示しました。
これに対して、明石実行委員長は、蒋主任の取り組みに対する理解と協力に謝辞を述べたうえで、「日中が抱える課題を解決するのに、政府の力は不可欠だが、民間の力も特に大事になってきている。このフォーラムは民間の叡智をつくし、より長期的な視野に立ち、安定的で平和的な相互理解に基づいた関係を構築する大きな責務がある」と語りました。
蒋主任は、「日中関係については1年や3年のスパンで考えるのではなく、現状に目を配りつつ、将来のことを常に念頭にいれなくてはならない」と応じました。また、「中国も日本もアジアでは重要な地位を持っており、両国が歩み寄ることはアジアの運命を決めていくうえで決定的な影響を与える。フォーラムには神聖なミッションが求められており、この取り組みにとても明るい未来がある」と大局的な視点からこのフォーラムへの期待を示しました。
- 【報告】新しい未来を見据えた取り組みに協力を要請 ~劉建超・外交部部長助理を表敬訪問~
- 【報告】メディアから高い注目を集める「第11回 東京-北京フォーラム」 ~40名を超える日中のメディアが参加~
- 【工藤ブログ】「未来の目指すべき共通項」から、 日中両国間の対立や疑念を埋めるきっかけづくりを
- 【座談会】日中両国が自国の将来像を語り 北東アジアの未来を議論する対話に
~「第11回 東京-北京フォーラム」事前協議を終えて~ - 【報告】両国の未来やアジアの夢を語り合い、 目指すべき将来像に向かって建設的な議論の場に ~「第11回 東京-北京フォーラム」事前協議・閉幕~
- 【報告】「第11回 東京-北京フォーラム」に向けた協議が本格化 ~事前協議前日・夕食会報告~
- 【プレスリリース】「第11回東京‐北京フォーラム」10月下旬開催決定