― CoC第2回年次総会の本会議が開幕、初日は気候変動、開発など4つのテーマについて議論
代表の工藤は、米国首都ワシントンDCの 外交問題評議会(CFR)で開催中の国際シンクタンク会議「カウンシル・オブ・カウンシルズ(CoC)」年次総会の本会議第1日目、世界23ヵ国24団体の有力シンクタンクの代表とともに、世界が直面する共通のグローバル・アジェンダについて、円卓会議方式で議論が行われました。
本会議1日目は、気候変動、開発、貿易、宇宙開発の4つのセッションについて討論が行われました。各セッションとも、最初にパネリストがスピーチを発表し、その後、参加者全員から活発な意見交換が交わされました。
工藤は、気候変動のセッションでは、全員の参加の枠組みを機能させるためには、削減目標や原単位などの目標の違いを求めるべきだと主張し、その際に原単位は各国に任せるのではなく、国際的な効率化基準を設定し、それを支援と結びつける他、こうした考え方はG20で議論すべきだと、語りました。
2009年に開催された北海道洞爺湖サミット(G8)の際に、幕張では20カ国の主要排出国フォーラムが開催されたが、この仕組みを機能させることも提案しました。
開発のセッションでは、途上国の経済発展に向けた新しい目標設定と援助のしくみに関する新しいフレームワークについて議論しました。貿易のセッションでは、グローバル、リージョナル、多国間をめぐる今日的課題について、WTO、TPP、FTAなどをめぐり、世界の識者が自国の利益と国際枠組みについて意見を戦わせ、白熱した議論を行いました。最後の宇宙開発に関する議論では、宇宙開発に実際に取り組む大国と、その他の国々の意見の違いなどが浮き彫りとなりました。
ランチタイムに行われたセッションでは、国際通貨基金(IMF)高官のデービッド・リプトン氏が基調講演スピーカーとして登壇し、国際金融におけるIMFの展開について語りました。ランチセッションの基調講演とそれに続く質疑応答の様子は、今後CFRのウェブサイトで公開される予定です。
また、昨年に続き、工藤はCFR会長のリチャード・ハース氏と個別会談を行い、言論NPOの民間外交など最新の取り組み、ならびに、今後のCoCアジア・リージョナルの東京開催の可能性などについて話し合いました。
明日のCoC最終日では、各国代表らとインターネット・ガバナンスと今後のCoC運営について議論する予定です。
― CoC第2回年次総会の本会議が開幕、初日は気候変動、開発など4つのテーマについて議論
代表工藤は、米国首都ワシントンDCの 外交問題評議会(CFR)で開催中の国際シンクタンク会議「カウンシル・オブ・カウンシルズ(CoC)」年次総会の本会議第1日目、世界23ヵ国24団体の有力シンクタンクの代表とともに、世界が直面する共通のグローバル・アジェンダについて、円卓会議を囲んで議論しました