言論NPOは、世界が不安定化する中で、自由と民主主義という価値を共有する世界のシンクタンクは、結束して対応すべきと考え、2017年に「東京会議」を設立しました。「東京会議」には、アメリカの外交問題評議会やイギリスのチャタムハウスをはじめ、ドイツ、イタリア、フランス、カナダのG7国に加え、インド、ブラジル、シンガポールを加えた10カ国の世界を代表するシンクタンクが参加。
10ヵ国の有力シンクタンクのリーダー、首脳級指導者と公開の場で議論を行い、議論から導きだされた提言や意見をまとめ、G7・G20議長国に提案しています。
さらに、2015年から世界25ヵ国のシンクタンク共同で行っている取り組みとして、主要10分野のグローバル課題への国際協力について評価を行っています。2019年からは、日本として独自に評価の発表。政府関係者や専門家とも議論を実施しています。
言論NPOが行うこれらの国内外での取り組みは、世界のルールベースの自由秩序や多国間主義、そして民主主義という共通の価値観の維持と発展を目指しています。これらの活動は、世界の知的コミュニティからも幅広く支持をされ、日本の国際社会への影響力や発信力の向上に強く貢献しているだけではなく、日本国内で地球規模課題の解決を目指す国民理解に不可欠な舞台となっています。
東京会議
主要10ヵ国のシンクタンクや世界のリーダーと共に、自由や民主主義、多国間主義、ルールベースの秩序を守りながら、グローバル課題の解決策について議論する国際会議です。毎年、東京にて開催され、G7・G20議長国などに提案を行っています。
東京会議 - 民主主義フォーラム
東京会議のスピンオフ・フォーラムとして、毎年欧米やアジアのリーダーと民主主義をいかに発展させるべきか議論を行っています。
ワールド・アジェンダ・スタジオ
自由貿易、気候変動、サイバー、グローバルヘルスなど様々な地球規模課題の課題について、日本としてどのように考えるべきなのか、国内外の専門家と共にオピニオンを発信しています。
地球規模課題10分野への国際協力の評価
10分野の地球規模課題に対して国際協力について過去一年間の進展や翌年における優先順位、解決に向かう可能性について評価しています。
カウンシル・オブ・カウンシルズ(CoC)
2012年に米外交問題評議会が設立した世界25ヵ国のトップ・シンクタンクネットワーク「カウンシル・オブ・カウンシルズ(CoC)」の日本代表として、世界の知性と共にグローバル課題の解決に向けた国際舞台での議論に参加しています。