日中のパワーバランスが変化する中で直面する台湾問題の意味を踏まえながら、あるべき対中関係をどう再構築していくのか考える必要がある。
I 井上正也氏(慶應義塾大学法学部教授)
歴史問題も領土問題も実質的に問題化したのはそれほど古い話ではない。しかし、台湾問題というのは中華人民共和国の建国と同時に登場している問題であるし、日中国交正常化においてはまさにこの台湾問題が最大の争点となり、これをどう処理するかということで日本の外交当局者たちは最も頭を悩ませてきた。
今、日中のパワーバランスが大きく変化している中で我々もう一度はこの台湾問題に直面しようとしている。そのことの意味を踏まえながら、あるべき対中関係をどう再構築していくのか。ということを考える必要がある。
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日中関係がなぜ重要なのか、政治指導者間でコンセンサスを持てる状況になれば、関係は安定化していく。
I 加茂具樹氏(慶應義塾大学総合政策学部教授)
二国間関係がなぜ重要なのかという認識について、お互いの政治指導者間でコンセンサスを持てる状況になれば、関係は安定化していくだろう。
中国に対応していくにあたっては、日本は一体これからどういう国家でありたいのか、ということをもっと明確に中国に訴える必要がある。その際、日本外交はどうあるべきか、ということについての国内のコンセンサス作りも同時に突きつけられてくる。そういうタイミングに来ているのではないか。
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日中両国は、過去にも知恵を出し合って関係改善してきた。そのためには首脳同士での信頼回復が必要。
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