現在、トランプ政権で大統領経済諮問委員会（CEA）の委員長を務めるスティーブン・ミラン氏が、2024年11月に公表した「グローバル貿易システムの再構築に向けたユーザーズガイド」（A User’s Guide to Restructuring the Global Trading System）。いわゆるミランレポートの中で、同氏は新たな国際金融システムを構築し、「持続的なドルの過大評価」（ドル高）の是正を呼び掛けました。その後、同氏は、連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事に指名されています。
1978年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、経済企画庁（現内閣府）入庁。英国オックスフォード大学大学院留学、国際通貨基金(IMF)エコノミスト、内閣府大臣官房審議官、計量分析室長、政策統括官(経済財政分析担当)等を経て、2012年に退官後、現職。この間、慶應義塾大学大学院商学研究科特任教授、国際基督教大学教養学部客員教授等。近著にJapan and the Growth-Equity-Small Government Impossible Triangle: Lessons from the United States and the Nordic Economies, London and New York, Routledge, 2024
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